こんにちは★
朝、会社に行く前に憂鬱な気分になったり、気分が乗らない事ってありませんか?
学校卒業して働くとそういった方は多いですね!少し時期が遅れましたが「5月病」なんかは新卒学生に多く見られます。
その時、皆さんならどうしますか??
もし、そんな方法を知らない・・・という方がいればオススメしたいのが『朝の笑トレ』です!
笑トレ・・・?
なんじゃそりゃ!って方もいるかと思いますので簡単に説明します。
『朝の笑トレ』とは起床して家から出るまでの間に、鏡の前で数分間「笑顔」のトレーニングをする事です。
しかたったそれだけで、朝の憂鬱な気持ちを解消出来たり、気分が良くなると言われています。
「なぜ、笑顔になるだけで?」と、思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
ですが、これは単なる精神的な問題だけでは無く、心理学的、科学的根拠に基かれたトレーニングであります。
目次
心理学のジェームズ=ランゲ
心理学の世界に、ジェームズ=ランゲ説という有名な考え方があります。
心理学者ジェームズ=ランゲが提唱した『身体の変化が感情を引き起こす』という説です。
平たく言うと、表情とは単なる感情の働きかけの結果というものだけでは無く
“表情の変化だけでも、感情に変化をもたらせる”
というものです。
とはいえ、この説はやや強引な理論と感じた方も多いと思います。
しかし、この説を科学的な目線から見ると少し考え方も変わってくると思います。
では次の章で笑トレが身体に及ぼす効果と、科学的な根拠について紹介します。
笑顔トレーニングの効果
笑トレが身体に及ぼす3つの具体的効果について紹介します。
- 自律神経が整う。
- 幸福感と鎮静作用が高まる。
- 免疫力が高まる。
詳しくお伝えすれば、
1.2.については副交感神経の働きによります。
顔の筋肉は、数十種類の筋肉から出来ており、総称を「表情筋」といいます。
この表情筋をほぐしてやる事で、副交感神経が活性化されます。
副交感神経は無意識化で人間の臓器に働きかけをしている神経群の総称の事を指し、休息時やリラックス状態の時に活動します。
この神経群が活性化すれば、リラックス効果や呼吸、心拍、血圧を穏やかにする事が出来ます。
表情筋の動きはそれだけではありません。
神経を刺激し、笑顔になるとアルファ波という脳波を出やすくなります。
アルファ波が出ている脳の状態は、集中力の持続や、記憶力の増強といった効果があると言われています。
さらに笑う事で、脳に幸せホルモンとも呼ばれる「エンドルフィン」が生まれる事も証明されています。
エンドルフィンは幸福感をもたらすほかにも、ランナーズハイの要因ともいわれるモルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減することも確認されています。
3.の免疫力についてですが、人は笑う事で体内のナチュラルキラー細胞(以下、NK細胞)が活発化されると言われます。
このNK細胞は白血球の一種であり、病原菌や細菌に感染した細胞を死滅させる力があります。
つまり、このNK細胞が活発化している状態とは免疫力が高まっている状態と言え、さまざまな病気に対して強い体ができるのです。
笑顔トレーニングの方法
前章でお話しした様々な効果が見られる笑顔の力。
実はトレーニングの方法は短時間で出来て、非常に簡単です。
鏡の前で数分間、全力で『笑顔→戻す→笑顔→戻す』を、繰返すだけ。
その時は、目も笑わす事をお忘れなく!
ちなみに心から笑わなくても大丈夫です。
表情筋をほぐす行為が副交感神経に働きかけをしますので、気分が乗らない時にこそ、試してほしいトレーニングです。
まとめ
いかがでしたか?
笑顔はコミュニケーションの基本の一つです。
素敵な笑顔をお持ちの方はそれだけで魅力的で素敵と言えます。
しかし、それだけではありません。
笑う事で活発化するNK細胞は癌にすら、効果的と言われる論文も多々あります。
昔の人が言った『笑う角には福来たる』という言葉には、単なる精神論的な事柄では無く、経験論に基かれた、健康で楽しい人生を歩む為の一つの教えだったのかも知れません。
ストレス社会と言われる現代において、少しでも価値のある日々を過ごす為にも、是非『笑トレ』を試してみて下さい。
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