おや?いつも残業ばかりのモアイくんが今日は仕事から帰って来るのが早いです。
どうしたのでしょう?
モアイくんのように残業が日常化していて、ほとんど定時に帰れない人も多いのではないでしょうか。
どうしても残業しなくてはいけないこともありますが、そうでない時はできれば定時に帰りたいですよね。
そこで今回は、定時で帰るメリットとそのための仕事術をお伝えします。
目次
【1】定時に帰るメリット
定時に帰るメリットは主に以下の2点です。
1-1リフレッシュして明日の仕事に臨める
これは一番わかりやすいメリットでしょう。
毎日残業ばかりでは、疲れを取ることができず、仕事のパフォーマンスも落ちます。
疲れていると思わぬところでミスをし、余計な仕事が増え、それでまた残業する羽目になる、といった悪循環が生まれてしまいます。
どんなに残業を頑張っていてもミスが増えたら評価も上がりません。
それだけならまだしも、無理がたたって身体を壊してしまうこともあります。
仕事は元気に豊かに暮らすためにするものであって、仕事のために身体を壊してしまっては元も子もありません。
その点、定時に帰れば、睡眠時間もしっかり確保できますし、趣味など、好きなことをしてリフレッシュすることもできます。
こうした休んだり、楽しむ時間が仕事での良いパフォーマンスにも繋がっていくのです。
1-2自己研鑽の時間ができる
定時に帰ると仕事以外の時間が増えるため、その時間をスキルアップなどの自己研鑽や副業などに充てられます。
どちらも目の前の仕事に追われていてはなかなか出来ないことです。
しかも、スキルアップも副業も、将来のあなたのキャリアに関係することです。
将来転職しようと思った時に、現在の業務以上のスキルを身に付けておけば選択肢が広がります。
また、興味のあることに副業としてチャレンジし、収入を得られるようになれば自信がつきます。
何があるかわからない時代ですから、本業以外で収入の道を確保しておくことは大切です。
こうした自己研鑽の時間を持つことで、本業の仕事にも前向きに取り組めるようになります。
【2】残業をやめられない3つの理由とその対策
定時に帰ることのメリットはわかっていてもなかなか実行できない人もいるでしょう。
その理由は主に以下の3つです
2-1仕事が激務
本当に仕事が忙しくて帰れないパターンです。
この場合は仕方ない面もありますが、そうした日々が続くといずれ、心身のどちらかが壊れてしまいます。
気力や責任感でカバーするのにも限界があります。
瞬発的に残業して頑張らなくてはいけない時はあるでしょうが、基本的に仕事はマラソンです。
継続してこそ意味があり、そのためには頑張り続けられるペースを維持することも大切です。
また、毎日残業していると、上司や周りもそれが普通になり、残業が前提の仕事量を振ってくるようになります。
その通りです。
あなたの残業が常態化していることは、部署やチームにとってもリスクなのです。
ですから、上司に相談したり周りに協力してもらい、せめて週に1日は定時で上がれるようにすべきでしょう。
2-2周りも残業しているから帰れない
仕事量的には帰ろうと思えば帰れるのに、周りが残業しているため、気兼ねして帰れないパターンです。
そんなもの気にしなくていいと分かっていても、実際はなかなか難しいものです。
しかし、だからといって、しなくていい残業で時間を費やすのはもったいないですし、残業代を支払う会社にとっても損でしょう。
ですから、こういう時は上司にやるべき仕事が終わっていることを報告し、周りに手伝える仕事がないか確認した上で帰りましょう。
それでも陰で何か言う人はいるかもしれませんが、筋を通して帰っているのであれば、それこそ気にする必要はありません。
2-3仕事を頑張っているアピールをしたい
残業することで、上司や周りに仕事を頑張っているアピールができると思っているパターンです。
あなたが優秀で、実際に残業をしなくては終わらないほどの仕事を任されているなら、多少はアピールにもなるでしょう。
しかしそうでないなら、単に仕事が遅い人と思われるだけです。
付け加えるなら、優秀な人ほど仕事を定時に終わらせる努力や工夫をしているものです。
また、本当に優秀であれば、残業などでアピールしなくとも、自然に周りが認めるものです。
残業=頑張っているという発想自体やめるべきでしょう。
【3】定時に帰るための仕事術
さて、ここからはいよいよ、定時に帰るための具体的な仕事の方法についてお伝えしていきます。
3-1 仕事の優先順位を明確にする
定時に帰るためには、必ずその日やらなければいけない仕事をまず終わらせましょう。
それを終わらせずに定時に帰るのはNGです。
3-2 定時2時間前に仕事のゴールを定める
定時2時間前くらいになったら、だいたいで良いので、その日の仕事のゴールを定めましょう。
普通に仕事をすればこのくらいは出来るだろう、というあたりで区切りを作り、そこを目指して仕事を進めていくようにします。
もし、イレギュラーな仕事が発生した場合は、その都度、ゴールを設定し直します。
とはいっても、定時に帰ることにこだわり過ぎて、急ぎの仕事を断ったりするのはNGです。
その辺は臨機応変に対応しましょう。
3-3 定時間近に新しく仕事を始めない
定時間近に新たな仕事を頼まれたりすることもあります。
しかし、その日にやらなければいけないものでないならば、下手に手をつけないことです。
定時間近に新しい仕事に手をつけてしまうと、結局残業なることが多いからです。
もし、仕事を依頼してきたのが上司などで、手をつけずに帰るのが気がひけるのであれば、「急ぎではないようなので、明日から取り掛かります」と伝えると良いでしょう。
まとめ
今回は、定時に帰るメリットと、そのための仕事術をお伝えしました。
定時に帰れるのにいつも何となく残業している人は、就業時間内に集中して仕事を終わらせ、思い切って定時に上がり、他のことに時間を使ってみましょう。