転職をするという大きな決断をして内定をもらい
晴れて転職したのに後悔してしまったということがあります。
せっかく転職したのにそんな状況になってしまうのは、とても辛いことです。
時間は巻き戻せませんから、今の状況から先に進むしかないのがまた辛いところです。
そこで今回は、転職したのに後悔してしまったとき
どうやって乗り越えたらいいのかということについてお話しします。
目次
転職したのに後悔してしまう状況
せっかく転職したのに後悔することになってしまうことがあります。
転職活動というのはエネルギーの要るもので
経歴としても１回転職の回数が多くなるのですから
できればその数は少なくしたいのが本音ですよね。
にも関わらず、転職した先の職場が自分の思っていた状況と違うもので
後悔という気持ちが生まれてしまうのは、とても辛いことです。
そういった状況が改善できて後悔の気持ちがなくなるのか、
それとも後悔の気持ちはずっと続いてしまうものなのか。
それは人それぞれでしょう。
そもそも、このような状況になってしまうのは、どのような原因があるのでしょうか？
なぜ後悔することになるのか？
まず、仕事内容が想定していた（聞いていた）ものと違うという理由があります。
希望職種の内容を見て応募しているわけですから、そこに乖離があると
「納得できない」といった気持ちが生まれ、不満にもつながります。
次に、待遇に関して。
給与面や有給休暇、残業手当のことなどです。
自分が期待していたものと違う場合や、企業側が最初に提示していた労働条件と違う場合は大きな後悔となります。
そして、職場環境。
企業風土が自分に合わなかったり、パワハラとも思えるような上司がいたり。
特に人間関係は、入社してみないとわからないことも多く、ここがうまくいかないと
なかなかに辛い状況となります。
また、転職理由のもっとも大きなものが満たされていなかったという可能性もあります。
そもそも転職を考えたときに、その当時の職場では満たされない希望があり
それを叶えたいと思ったから動き出したはずです。
それが転職活動の最中に曖昧になり、魅力を感じた企業に内定をもらって
そのまま入社を決めてしまった場合、
本当の希望が満たされていないので不満や後悔となってしまいます。
転職後の後悔を乗り切る方法
しばらくはやってみる
仕事内容が入社前に想定していたものと相違があったり、
聞いていた業務以外の仕事が多いといった場合でも
とにかくしばらくはやってみましょう。
特に中小企業の場合は募集職種としての仕事以外にも
雑務や掃除などを課されることもあるかもしれません。
やりたい仕事ができているのであれば、しばらくは続けましょう。
聞いていた話と違うなら、上司に相談する
採用時に労働条件通知書が渡されていてそれと齟齬がある場合や、
採用担当者から聞いていた話と違うことがあるなら、
躊躇せず聞いてみるといいでしょう。
自分が許容できる範囲なら、そのまましばらく続けてもいいでしょう。
時間の経過を待つ
職場の風土や人間関係に問題があった場合。一概には言えないのですが、
時間が解決してくれることも多いものです。
単純に自分が企業風土に慣れていったり、
最初は自分を認めてくれなかった周りの人たちが仕事をしていく中で仲間と認めてくれ、
居心地が良くなったりします。
良くも悪くも流動的な側面があるものなので、時間の経過を待ちましょう。
心身ともに辛いなら転職を考える
心身ともに辛く不調が出ているなら、迷わず転職しましょう。
心身の健康はもっとも大切なことです。
転職したかった一番の理由を思い出そう
そもそも、「転職をしよう」と思った最大の理由はなんだったでしょうか？
「もっとやりたい仕事があってそれを目指したい」
「子育てと両立するために時短勤務ができて休暇も取りやすい会社」
「待遇面が今の会社よりもいいところ」
人それぞれ、いろいろあったはずです。
それが、転職活動をしていく中でさまざまな企業の求人を目にするうちに
魅力的な部分に目が奪われ、
そもそも自分が何を欲して転職活動に踏み切ったのかといった
最大の理由を忘れてしまうことがあります。
その結果、転職後の後悔につながるということも多いものです。
まだ転職をする前の人はぜひこのことを頭に入れておきましょう。
転職をした後の人は、いずれにしろ魅力を感じた企業であることは確かなので、
先程ご紹介した乗り切り方を実践してみましょう。
それでもどうしても我慢がならなかったり心身に支障をきたすようなら、
転職を考えましょう。
まとめ
いかがですか？
今回は、せっかく転職をしたのに後悔してしまった場合の乗り越え方について
ご紹介しました。
後悔する理由は、仕事内容に関することや待遇面、人間関係などの環境に関することなど
さまざまあります。
しばらく居続けることで次第に解消していくような内容もあれば、
後悔が残り続けるような内容もあります。
自分の場合はどうしたらいいのか、じっくり考えてみましょう。
また、まだ転職前の人は、
「転職しようと思ったいちばんの理由を満たしてくれる企業に応募する」
ということを念頭において活動をしていきましょう。
