1分で読める【教えて!モアイくん】誰の心にもいる「承認欲求」というモンスターの飼い慣らし方

あら?モアイくんがなんだか怒ってます。
どうしたのでしょう。

モアイ
会社で僕が提案した新商品『モアイ像のマトリョーシカ』が却下されたんだよ!

 

モアイ像のマトリョーシカ…
それはちょっと見たいかも(笑

モアイくんと同じように
私達の中には他者に認められたいという
「承認欲求」があります。

それが満たされないとイライラしたり
不安になってしまいます。

この「承認欲求」はうまく利用すれば
自分を高める原動力になる一方
飲み込まれると自分を見失ってしまう諸刃の剣です。

今回はそんな誰もが抱える
「承認欲求」との上手な付き合い方を
学んでいきましょう。

1 「承認欲求」には2種類ある

承認欲求には
「他者承認欲求」と「自己承認欲求」の
2種類があります。

他者承認欲求

他人からの肯定的評価を期待する気持ちです。
これが、一般的に皆さんが承認欲求といわれた時
イメージするものでしょう。

自己承認欲求

自分で自分を認めてあげようという気持ちです。
自己肯定感に近いもので
承認欲求と同様に
本来誰もが持っているものです。

しかし、他者承認欲求が煽られ
肥大化する現代において
自己承認欲求を見失っている人が多いです。

承認欲求と上手く付き合うには
他人の評価を気にする「他者承認欲求」から
自分の中でモチベーションや評価を完結させる
「自己承認欲求」へとシフトしていくことが大切です。

モアイ
そうは言っても他人の評価も大事でしょ?

 

その通りです。
ですから次に他者承認欲求の
メリット、デメリットについて説明します。

2 他者承認欲求のメリット・デメリット

他者承認欲求のメリット

仕事でも趣味でも他者から良い評価を貰えると
嬉しいし、やる気が出て自信もつきます。

思ったような評価を得られなかった時も
さらに頑張ろうというプラスの気持ちに
変えることもできます。

このように、他者からの承認を求める気持ちは
自身の努力を促し、成長スピードを高めてくれます。

他者承認欲求のデメリット

他者承認欲求は自分を成長させる
起爆剤になりますが、際限がありません。

最初は「1」の評価で満足できていたのが
「2」、「3」とエスカレートしていきます。

モアイ
SNSの「いいね」の数とかもそうだよね

 

やがて肥大化した他者承認欲求に
現実が追いつかなくなると
フラストレーションが溜まっていきます。

焦りから悪目立ちするようなパフォーマンスで
耳目を集めようとしたり
自分より認められている人に対し
攻撃的な態度を取ったりするようになります。

その良い例がSNSで躍起になって
他人を誹謗中傷する人です。
彼らの心には、自分を見て欲しい、認めて欲しいという
自分自身に対する満たされなさが隠れているのです。

モアイ
自分が満たされていないから、他人を攻撃したくなるんだね

 

このように、他者承認欲求は
適度であればプラスに働きますが
度が過ぎると自分自身を負の感情に飲み込む
モンスターと化してしまいます。

3 承認欲求との付き合い方

それではどうしたら承認欲求と
うまく付き合うことができるのでしょう。

自己肯定感が高まるコミュニティに入る

リアルの集まりでもSNSでも、自分を認め
肯定的な評価をくれるコミュニティに所属しましょう。

そうしたコミュニティに所属すると
自分の行動や趣味の活動や創作などが肯定され
自己肯定感が高まります。

自己肯定感が高まれば、自信がつき
その活動を続けること
その活動をしている自分を好きになれます。

そうなると活動や創作のクオリティも高まり
さらに評価されるという好循環が生まれます。

モアイ
そうしたコミュニティでは相手を評価し、認めることも忘れないようにしよう

他者承認の「上限値」を設定する

他者承認欲求にはキリがありません。
誰だってできる限り人に褒められたいし
認められたいものです。

ですから「これくらいでいい」という基準を
自分で作ることが大切です。

たとえばSNSの「いいね」だったら
このくらいもらえたら充分
それ以上は今の自分の実力では望み過ぎ
という数を設定しましょう。

そうすればその数だけ認められたら満足できますし
そこまでいかなくとも
その数は今のあなたが自分に期待できる上限値なわけですから
もっと頑張ろうと思えるはずです。

モアイ
実現可能な目標設定を設けるってことだね

プライドはほどほどに

自己承認欲求に苦しんでいる人は
プライドが高い人が多いです。

プライドが高いがゆえに
それに見合う評価がもらえないと
前へ進めなくなってしまいます。

たとえばあなたがアイデアを思いつき
徹夜でプレゼン資料を作った企画が
会議で賛同を得られなかったとします。
しかしそんなことは良くある話です。

悔しい気持ちはわかります
けれどそこで認めてくれと騒いでも
意味がありませんし、前にも進めません。

人は自分が思いを込めたものほど
「過剰評価」しがちです。

ですから何かに取り組む時は
情熱を持ってやりつつも
心のどこかでこれはそこまで大騒ぎするほどのことじゃない
改善の余地もある、という冷静さと余裕を持っておきましょう。

そうすれば思った評価が得られなくとも
すぐに気持ちを切り替え
さらに良くするための行動に移れます。

「好き」を貫く

何かをやる時のモチベーションを
他者からの評価でなく
自分が好きだからやっているということに
置きましょう。

モアイ
そんなの当たり前じゃん

 

そうです。当たり前のことです。
けれど他者からの評価は蜜の味です。
一度味わうとどうしてもそちらに引っ張られがちです。

他者承認欲求に振り回されそうになったら
いつでも「好きだからやっている」に立ち度戻りましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は飲み込まれるとやっかいな
承認欲求との付き合い方について解説しました。

最後にポイントをおさらいしておきましょう。

  • 自分に対する期待値を上げ過ぎない
  • 「好きだからやっている」を忘れない
  • まだ改善できるという冷静さを忘れない
モアイ
仕事でも趣味でも地道に頑張れば自然と人が認めてくれるようになるよ!