おや?
モアイくんが英語の勉強をしています。
どうしたのでしょう?
なるほど。
確かに外国資本の入っている、外資系企業では英語力が求められます。
英語力以外にも求められるものが多く、仕事はハードですが、認められれば日本企業より給料は良いため、一度は外資系企業で実力を試してみたいと思っている人もいることでしょう。
そこで今回は、外資系企業へ転職するために必要なスキルや、仕事に対する心構えについてお伝えします。
目次
【1】外資系企業の特徴
➀完全能力主義
外資系企業の仕事は良くも悪くも能力主義です。
社員それぞれに能力に応じた役割が振り分けられており、それを遂行することが求められます。
それぞれの役割分担がはっきりしている為、自分の仕事が終わったら周りを気にせず帰ることもできます。
ですから、日本企業にありがちな、仕事に忙殺され、プライベートが犠牲になるといったことはありません。
一方で、任された仕事を上手く捌けない場合は、能力がないとされ、降格や解雇の可能性もあります。
➁完全成果主義
外資系企業は個人の能力と成果物に対して報酬が支払われます。
年齢や性別、社歴は関係ありません。
能力があり、成果さえあげれば、それに見合った報酬、ポジションが得られます。
そのため、外資系企業では、日々、下剋上のようなポジションの入れ替えが起きています。
➂ドライな契約関係
外資系企業の場合、社員と会社は能力と賃金のギブアンドテイクで繋がっています。
その関係は良くも悪くもドライで、ある意味分かりやすいものです。
一部の日本企業に残る、“従業員は家族だ”といった感覚は、会社側にも社員側にもありません。
ですから、人の入れ替えも激しく、日本企業のようなしっかりした福利厚生もありません。
そうしたコストをかけたところで、その従業員が長く働いてくれるとは限らないからです。
その分、基本給は日本企業より高めです。
そういった意味では、外資系企業の従業員は、雇用されてはいるものの、感覚としては、外注で仕事を請けているフリーランスに近いかもしれません。
【2】外資系企業が向いている人
➀能力に自信のある若い人
能力に自信のある若い人は、外資系企業に飛び込んでみるのも良いでしょう。
年功序列の日本企業で出世の順番待ちをするより、外資系企業で成果を上げた方が手っ取り早く出世できます。
➁自己管理能力が高い
外資系企業の仕事は責任分担制のため、任された仕事のスケジューリングやコントロールは自分でしなくてはなりません。
また、高い賃金に見合ったパフォーマンスを常に求められるため、体調管理もしっかり行う必要があります。
自分の責任とコントロールのもとに仕事を行うことにやりがいを感じ、そのために必要な努力や我慢ができる人なら外資系企業で活躍できるでしょう。
➂コミュニケーション能力が高い
外資系企業には様々な人種、バックボーンを持つ人が働いています。
ですから、当然、仕事上で意見がぶつかることもあります。
そうした時、相手の意見を受け入れる柔軟さと、自分の意見を貫く強さ、その2つが必要です。
相手の意見を突っぱねるだけでは前に進みませんし、かといって、相手の意見に流され過ぎても仕事に対する主体性を失ってしまいます。
➃変化へ抵抗感がない
人の入れ替わりが激しい外資系企業では、仕事のやり方が変わることも日常茶飯事です。
そうした変化にすぐ対応できる人は、外資系企業でもストレスなく働けるでしょう。
また、変わること、変えることを恐れないマインドがあれば、仕事に行き詰った時、新しいやり方を積極的に試せ、結果、突破口を早く見つけられます。
➄向上心と結果にこだわれる
完全能力主義の外資系企業では従業員は常に競争にさらされており、現状維持に甘んじていては生き残っていけません。
逆に、向上心があり、より多く、より良い結果を出し、それにより評価されたいと思う人にはうってつけの職場といえます。
⑥業務効率化のための試行錯誤できる
外資系企業では常に高いパフォーマンスを求められます。
この「高いパフォーマンス」とは、時間当たりの仕事量の多さ、質の高さを指します。
ですから、“遅くまで残業して頑張る”といった日本的な仕事観は評価の対象になりません。
その通りです。
そして、そのためには自分の仕事のやり方を常にブラッシュアップさせる必要があります。
仕事を効率よく行うことに喜びを感じ、そのために試行錯誤できる人なら、外資系企業でも評価されるでしょう。
⑦英語が得意
様々な人種が働く外資系企業では社内の共通言語が英語であることも多いです。
そのため、英語が得意で英語を活かした仕事をしたい人は外資系企業を選択肢の1つに入れてもいいでしょう。
外資系企業で求められる英語力はTOEIC換算で700~800点以上と言われています。
ただし、要求される英語力は会社によって違いますし、英語力は働きながら鍛えることもできます。
ですから、TOEICの点数にこだわらず、ある程度英語ができるなら、臆せずまずは応募してみましょう
【3】外資系系企業への転職する方法
モアイくんの言うように、外資系企業の募集は非公開求人であることが多いですが、応募するには以下の2つの方法があります。
転職エージェントの力を借りる
外資系企業にコネクションを持つ転職エージェントであれば、求人情報だけでなく、履歴書の書き方や面接についてのアドバイスをもらえます。
また、他業種からの転職であっても、アピールできる経験や実績があるかもしれません。
そうしたことも、転職エージェントを利用すれば教えてもらえます。
こまめにHPをチェックする
求人サイトには載せていなくても、自社のHP内で採用情報を載せている外資系企業もあります。
ですから、ある程度、行きたい業種や会社が絞れている場合は、こまめにHPをチェックし、求人情報がないかチェックしましょう。
まとめ
今回は外資系企業への転職について、どのようなスキルや心構えが必要で、どういった人が向いているかについて解説しました。
向上心と責任感、自立心があり、自分の能力に自信がある人はぜひ挑戦してみてください。
きっと、ハードで、けれど、充実感のある日々が待っているはずですよ。