転職活動をしようと思ったとき、あなたはまず何を始めますか?
とりあえず求人情報を見始める?
いえいえ、その前にぜひやっておきたいことがあります!
それは自己分析です。
1日のおよそ1/3を占める仕事の時間。
安易に転職して、やりがいのない辛い時間にしてしまわないために、まず自己分析をして自分を知り、それから自分に合った会社探しを始めたいもの。
今回は、自己分析がなぜ必要なのかと、その方法をご紹介します!
目次
1. 自己分析が必要な理由
初めて就職活動をしたときに、自己分析を念入りに行った人は多いでしょう。
転職活動でも同じように自己分析は大切です。
転職しようと思うには何か理由があるはずですが、その理由が「やりたいことが他にある。
やっぱり子どもの頃からの夢にチャレンジしたい!」といったような人は簡単です。
一度就職したものの、どうしてもあきらめられない夢があるなら、覚悟を決めてその道に進めばいいだけですから、自己分析をする必要はないでしょう。
しかし、過半数の人にとっての転職活動は
「『これ!』といったものがあるわけではないけど、今の会社にいても将来が見えない。今の会社は何かが違う」
といったことが転職の動機になっているのではないでしょうか?
こういった人は、きちんと自己分析をすることが大切です。
自己分析をせず、条件の良さそうな会社に飛びついて採用されたとしても、また同じような悩みに陥る可能性があるからです。
2. 自分の「強み」を深堀りする
まず最初に、自分の「強み」を洗い出しましょう。
新卒の時は、学生時代にどんなことが好きだった、苦手だった、どんなことで自分の強みを活かしてきたかといったことを洗い出したと思います。
転職活動の場合は、職務経験の中からそられを分析することになります。
これまでの経験から、やっていて楽しいと思えた仕事、実際に成功した仕事、達成感を得られた仕事など。
できるだけ具体的に、多くのエピソードを書き出しましょう。
そこでどんなスキルを身に着けたのか?どういったところが楽しいと思えたのか?を深堀りしていくと、得意なことや自分はどんなことに喜びを感じるのかが、改めて明確になってくるはずです。
3. 自分の「弱み」を深堀りする
強みの次は、弱みの深堀りです。
うまくいかなかった仕事、そつなくこなしたけれど全く楽しくなかった仕事、達成感を得られなかった仕事、などなど。
強みと同じ要領で書き出してみましょう。
すると、自分の苦手なことが明確になることはもちろん、どんなことが自分には向いていないのか、どんな仕事は避けた方がいいのかも分かってくるでしょう。
苦手なことは、あえて面接でオープンにせず済むことも多いですが、苦手を見て見ぬふりをして面接に望み、なんとか採用を勝ち取っても、長い目で見たらあまりいい結果につながらないこともあります。
働き出してからその苦手に直面したり、また「やっぱりこの職場じゃなかった・・・」ということにもなにかねません。
しっかりと、深掘りをしましょう。
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4.自分の価値観を明確にする
1日のおよそ1/3を占める、仕事の時間。
それは、自分の人生を仕事に捧げる時間と言ってもいいでしょう。
その1/3が、もしも辛かったり、とてつもなくつまならかったりしたら、人生そのものがしんどくなってしまいます。
「辛い」とか「しんどい」とかなってしまう理由はなんでしょう?
もちろん、人間関係というのは大きな理由になります。
しかし、それは入社してみないと分からないこと。
入社する前に、転職活動の段階でそうったいことになる事態を避けるには、自分の価値観を明確にしておくことが大切です。
どんな業種や職種に就くにしても、自分の価値観と違うことは長く続けられません。
「価値観」とは、自分の「核」となること、「ポリシー」とも言い換えられます。
自分はどんな価値観を持った人間なのか。
今までの職場で感じた「違和感」を探し出すと、価値観を知るヒントになるかもしれません。
「違和感」は、自分の価値観と異なることです。
ぜひ、考えてみることをおすすめします。
5. こんな人は転職しない方がいい!
ただ単に
「会社に不満がある」
「上司が気に食わない」
などといったマイナスの理由だけが転職活動の動機だとしたら、すこし踏みとどまった方がいいかもしれません。
不満が充満した状態だと、自己分析をしても結局会社の不満に行きついてしまいますし、面接でつい会社への不満を口にしてしまうかもしれません。
また、不満があるだけといった場合、今の会社の状況や環境が変われば(会社の組織改革がある・上司が移動になる、など)不満は消える可能性もあります。
こういった場合は熟慮し、早まらずに時間を過ごすことも、ひとつの策です。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 [ 北野 唯我 ]
【まとめ】
いかがですか?
充分な自己分析ができて、ようやく転職活動のスタートラインに立ちます。
自分は本当はどんなことがしたいのか、どんな仕事に喜びを感じるのか、自分が大切にしている価値観は何なのか、といったことを明確にすることで、あなたに合う転職先が浮かび上がってくるはずです。
先を焦らず、じっくりと自己分析からスタートしてみましょう。