「転職をしたいけれど、それが正解か不安、迷いがある・・・」
転職は人生にとって大きな岐路になり得るもの。
どうすべきか悩むこともあると思います。
そこで、今回は転職すべきかどうか迷ったときの判断材料になるものについて、そして、転職することのデメリットと転職しないことのデメリットについてもご紹介します。
目次
こんな人は転職を考え直そう
自分の考え方次第で、現状を変えられる
簡単に言うと、元来は居心地良く働いていたけれど、会社の状況が変わり不満がたまったために転職を考え出した、という人です。
「人間関係」や「仕事内容」に満足していた職場である場合、今、状況が変わって居心地が悪くなったとしても、時間が経てば元の心地よい環境に戻れるかもしれません。
早計な判断は避けたほうがいいでしょう。
上司に交渉の余地がある
上記の状況にも言えることですが、仕事に不満が生まれたとき、上司に相談したり交渉したりすることで環境が改善できないかを考えてみましょう。
勇気のいることではありますが、転職活動を始める前に、自分の希望や気持ちを伝えることは、価値のあることです。
転職理由が明確でない
「今の会社ではやりがいがない」「不満がある」という理由だけでは、転職活動をしてもうまく行かないこともあります。
「どんな仕事をしたいのか」「自分のスキルを活かしてどんな転職をしたいのか」「どんなワークスタイルを望むのか」といったように、自分の職歴の棚卸し、希望する職種、転職先に望む待遇などがはっきりしてから転職活動を始めるべきです。
今の職場の不満のみで転職しても、また同じことの繰り返しになる可能性があります。
周りに流されているだけ
新卒で就職してからおよそ3年ほどは、学生時代の友達や同僚の中で転職をする人が多く出るときです。
頑張って就職をしたとはいえ、まだ20代の若者。
他にやりたいことが見つかったり、改めて学び直しを希望したりと、いろいろな選択をし直す人が増えます。
このとき、周りに流されて「自分も今の会社にいてもダメだ」などと勢いだけで転職活動をすることは避けましょう。
自分にとってはどうすることがいいのか、冷静に考えてみましょう。
転職するかどうかの判断材料になるもの
今、仕事が嫌なのはずっと続くことなのか
上記の項目でも書きましたが、今の会社での不満はどうしても覆らないことなのか、時間の経過や上司への交渉で改善することではないか、見極めましょう。
転職した後に活かせるスキルやポジションがあるか
例えば、もう少し今の会社で頑張れば身につくスキルや得られるポジションがあり、それが転職活動でアピールできるものである場合。
転職するのは少し先にして、そのスキルやポジションを獲得する努力をしたほうがいいでしょう。
獲得してから転職活動をスタートさせたほうが、自分の市場価値を高められます。
同業他社と比べての給与水準や福利厚生
同業他社と比べて、今の会社の給与水準が低かったり、福利厚生が整っていないといった場合は、他社への転職を考えてもいいでしょう。
同業種であれば、自己アピールも自信を持ってできますし、転職後も仕事を覚えるのがスムーズです。
待遇が良くなるのなら、成功する転職と言えるでしょう。
仕事が自分に向いているかどうか
「今の仕事が明らかに自分に向いていない」「もっと得意な分野がある」とはっきり自覚できている場合は、転職したほうが精神的にもいいでしょう。
自分の年齢
年齢によって、転職活動に有利不利があるのは確かです。
異業種への転職の場合、20代だったらそれほど不利にはなりませんが、40代以降は厳しくなります。
40代の場合は、これまで培ったスキルを活かしてリーダーとして活躍できるということを前提に転職活動に望むのが得策です。
他責思考になっていないか
「今の仕事が面白くないのは会社のせい、上司のせい」
「うちの会社はこんなやり方だから業績が悪いんだ」
「クライアントが話を理解しないから商談がうまく行かなかった」
うまくいかないことを他のことや他人のせいにすることを「他責思考」といいます。
こうった思考の人は、転職しても同じことの繰り返しになる可能性があります。
転職するリスクを知る
福利厚生がすぐに使えない
入社後数カ月間は、有給休暇が取得できないことがあります。
転職直後はローン審査に通らないこともある
住宅購入などを考えている場合、ローン審査では「勤続●年」などの条件がついている場合が多いです。
購入を検討している人は、そちらも考慮に入れて転職時期を見極めたほうがいいでしょう。
いい人間関係が築けるとは限らない
こればかりは入社してみないと分からないことです。
転職した先の職場が、人間関係がギスギスしていたり、ドラマに出てくるような嫌な先輩がいることもあります。
転職しないリスクを知る
他業界への転職が難しくなる
転職しようか悩んで数年が経過してしまい、望んでいた転職ができなくなるということがあります。
特に、未経験の業界への転職は年齢とともに不利になっていきます。
年齢を重ねると転職が難しくなる
年齢を重ねると転職は厳しくなるのが現実です。
ただ漫然と日々を過ごして年月を重ねたときに、転職したくても難しくなってしまう場合があります。
つらい日々を我慢する可能性
今の職場が辛くて嫌でたまらないのに我慢し続けていると、心の不調に陥ることがあります。
その結果、休職せざるをえなくなることもあります。こうなる前に、転職を考えましょう。
まとめ
いかがですか?
転職しようかどうか迷ったとき、冷静に今の状況と向き合い、自分のキャリアプランを考えてみましょう。
その結果出した結論だったら、転職するにしてもしないにしても、納得の行くものになるでしょう。