「今の職場に不満!!」転職すべき理由になる?見極めたい【転職判断基準】

今の職場に不満がたくさんあって「辞めたい」と思うこともあるけれど、結局辞めずに過ごしている、という人は結構多いものです。

では、どこまで不満が募ったら、またはどんな内容の不満だったら、転職を考えるものなのでしょうか?

今回は、不満の転職ラインについて考えていきましょう!

不満の中にあるのは自分の価値観

給与面や上司、部下、待遇に関することなど。

働いていると多かれ少なかれ、職場に対するグチや不平不満が出てきます。

「毎日、不満がいっぱい。それでも辞めずにいるけれど、こんなに不満ばかりなら、辞めたほうがいいのだろか?」そんなふうに思うこともあるでしょう。

不満というのは、自分の考え方を変えることで不満ではなくなったりもします。

「不平不満ばっかり抱くのは良くないこと。自分が考え方を変えればいいんだ」と思う人もいるでしょう。

こういった考えは立派ですが、不満を押し殺すことで自分が我慢を強いられるようなら、無理をする必要はありません。

不満は自分の価値観を知るための大切な材料でもあります。

確かに、毎日仕事の愚痴ばかり言っているのは気持ちのいいものではありませんが、不満を抱く自分の心と向き合うのも、大切なことです。

会社に対する不満の理由は? なぜ不満があるのに辞めないの?

職場で抱く不満の内容は、主に給料が安い、ボーナスが少ない、昇進・昇給をしない、ずっと同じ仕事ばかりで達成感がない、上司とそりが合わない、同僚に嫌いな人がいる、など。

分類すると、人間関係・待遇・仕事内容に分けられそうです。

これらがすべて満たされていれば、会社への不満はなくなり、転職を考えるにしても、ポジティブな理由や転居などやむを得ない事情の場合に限られます。

今の職場に不満が募っているのに辞めようとしない人は「不満があるくらいで会社を辞めるなんて、堪え性がないのかもしれない」という気持ちがあるのでしょう。

また、転職に対する漠然とした不安もあるかもしれません。

では、不満の気持ちがどこまで煮詰まったら転職したほうがいいのか、どの程度の不満だったら踏みとどまったほうがいいのか、というラインはあるのでしょうか。

考えてみましょう。

不満のパターン別 辞める理由になるかチェック!

上司に不満タラタラの場合

上司に不満がある場合は、転勤や配置換えで上司が自分の直属でなくなる可能性が高いです。

不満は同僚とグチを言い合うことで解消し、環境が変わるのを待つのが得策です。

同僚に不満タラタラの場合

企業規模によりますが、大きい職場であれば転勤や配置換えがあるので、そこで不満が解消される可能性が高いですね。

企業規模が小さく、どちらかが辞めない限りずっと同じ人間関係が続く場合は、相手に対する不満がずっと解消されなくなります。

上司に対する不満よりも根深いものになるのが、このパターンかも知れません。

必要最低限のコミュニケーションをとり、ドライな関係を続けていくことができる間は、自分が転職を考える必要はないでしょう。

仕事内容に不満タラタラの場合

一概に仕事内容といっても、いろいろあります。

これから先もずっと同じ仕事内容で、スキルアップなどが見込めない場合は、他社に転職したほうがいいかもしれません。

しかし、これはキャリアアップしていきたいかどうかによって変わってきます。

キャリアアップをそれほど望まず、「退屈だけど、今のままでもいいか」と思う気持ちがあるのなら、それもひとつの選択肢です。

自分はキャリアの上でどうなっていきたいのか、ということを考えて答えを出しましょう。

給与面に不満タラタラの場合

この場合は、同業他社や興味のある業界の転職先候補の給与水準を確認しましょう。

他社の方が給与面での待遇が良ければ、転職にチャレンジする理由になります。

休日出勤・サービス残業の多さに不満タラタラの場合

これは、会社の体質に関わってくるものです。

会社全体が休日出勤やサービス残業を良しとしている風土だと、この先もずっと同じ状況が続くでしょう。

そこに不満を感じている以上、不満は募るばかりかもしれません。

早いうちに、転職活動を始めてもいいような内容です。

不満タラタラな状況がずっと続くかどうかがポイント

「不満=転職」になるかどうかは、不満な状態がずっと続くかどうかで変わります。

不満の内容がずっと続くとは限らないものなら、今をじっとやり過ごすのもひとつの手です。

配置換えなどで環境はちょくちょく変わります。

ただし、たとえ環境が変わるものだとしても、不満を超えて悩みになっていたり、精神面でのダメージが大きいものであれば、休職や転職を考えましょう。

一方、これからもずっと続く不満だとして、それが我慢できないものなら転職するべきです。

逆に、ずっと続くとしても妥協できる範囲なら、ムリに転職をする必要はないでしょう。

転職というのは、人生にとって大きな決断です。

安易に決めることは避けましょう。

まとめ

いかがですか?

今回は、職場に対する不満のあれこれは、転職するべき理由になるのかどうかについて、場合別にご紹介しました。

不満タラタラの中にある、自分の本当の希望を探し出し、転職すべきなのか今の会社で頑張るべきなのか、判断しましょう!