新卒で入社したばかりだけど仕事を辞めたい!転職を決める前に【理解しておくべきリスク】

新年度を晴れやかな気持ちで迎え
社会人としての第一歩を踏み出した新入社員。

しかし、入社したばかりなのに
「会社を辞めたい・・・」と思い始めている人も
いるのではないでしょうか?

新生活は、誰にとっても楽しい反面
慣れない環境にストレスを感じることがあるものです。

まして、学生だった生活から一変する
社会人の生活にかかるストレスはとても大きいでしょう。

そこで今回は
入社したばかりなのに辞めたくなったときの
考え方についてご紹介します!

辞表を出す前に
一度考えてみてくださいね!

なぜすぐに辞めたくなるのか?


新卒で入社したばかりなのに
辞めたくなる理由は
主に「人間関係」「仕事が辛い・つまらない」
「給与が低い」「研修中から残業がある」など
人それぞれいろいろあります。

初めて社会人となって環境が激変する上に
それまであまり付き合ってこなかった
上の世代の人との関係に疲れや違和感を感じる人も
多いでしょう。

こういったストレスが高まり
「辞めたい!」と思ってしまうことは
大いにあることです。

ただ、そこで本当に辞めてしまうことには
リスクが伴います。
入社後すぐに辞める人は
次の会社でも「我慢できずすぐ辞めるのではないか?」
という懸念を持たれます。

転職活動の際にも
ビジネスマナーや何かしらのスキルが
備わっているわけではないため
即戦力を求められる中途採用としても不利になります。

辞めた場合のリスクがあることを
十分理解しておくことが必要です。

仕事をすぐに辞めるリスク

新卒で入社してすぐに辞めることには
いくつかリスクがあります。
主なリスクは、以下のとおりです。

  • すぐに仕事を辞める人だと思われる
  • 転職では入りづらい業界がある
  • ビジネスマナーが身につかない
  • 転職の軸がまだない

転職活動を行うとき
応募先の企業から
「なぜ、入社後すぐに辞めようと思ったのか?」
といった質問をされるでしょう。

「すぐに仕事を辞める人なのかな?」
という懸念を持たれますし
新卒扱いでなくなるため就職活動は厳しくなる
と考えたほうがいいでしょう。

また、社会人としてのビジネスマナーが身についていない
というリスクもあります。

「今の会社が嫌だから」という程度だと
将来の展望が自分自身でも持てないため
転職の軸が確立しません。

志望動機や自己PRに
説得力を持たせられない可能性が高いでしょう。

「辞めたい」と思ったら考えるべきこと

研修中の辛さは5月病の可能性あり

新生活へのストレスは
最初の数ヶ月がもっとも高くなります。

この時期に「辞めたい」と思うことは
多くの人に起こることであり
一時的なものである可能性が高いでしょう。

また、ストレスを感じているときに
何かを決断することは
あまり得策ではありません。
冷静になるまで待ちましょう。

部署異動を待つ

配属された部署の仕事が
やりがいを感じられないものだったり
自分の適性に合っていないと
感じることもあるでしょう。

しかし、ここですぐに「辞めよう」と考えるのは
時期尚早です。
数年経てば部署異動もありますし
たとえ今はやりがいを感じられなくても
いずれ面白くなるかもしれません。

仕事の醍醐味をまだ知らないだけ

誰もが最初から面白い仕事に関われるかというと
そうではありません。

むしろ、最初はビジネスマナーや
業務の基礎となることを学び
先輩社員のアシスタント業務のようなことをすることが
ほとんどです。

実績のないうちは当然のことで
転職しても同じです。

仕事の醍醐味は、仕事を数年続けて
ようやく理解できるようになるものです。

数年経てば面白い仕事を任せられる

「自分がやりたい仕事をすぐに任せてもらえる」
と思って入社したら、失望するでしょう。

面白い仕事を任せてもらえるのは
一人前になってからです。

業種や職種によっては数年かかることもあります。

 

転職先を決めてから退職しよう


前項では、転職したいと思ったときに
踏みとどまって考えることについてご紹介しました。

それでもなお「会社を辞めたい」
と思う人もいるでしょう。

「入社した会社がブラック企業だった」
「上司からのパワハラがひどく、このまま続けていたら鬱になる」
「ほかにどうしてもやりたいことが見つかった」
このような理由がある人は
入社後すぐに辞めることもやむを得ません。

ただ、転職先を見つけてから
退職するようにしましょう。

心身の安定や満足の行く転職活動を行うためには
今の生活が保障された環境で動くことが大切です。

 

まとめ


いかがですか?
今回は、新卒で入社したばかりなのに
もう辞めたくなってしまったときの考え方について
ご紹介しました。

辞めたときのリスクには
どんなものがあるのかを知り
それでも辞めようと決心した場合には
転職先を決めてから退職することが大切です。

慣れない新生活を過ごし
ストレスフルな状態にいるときは
冷静な判断ができない可能性があります。

家族や信頼できる先輩などによく相談してから
決めることが大切です。

時間が経てば解決することも多いので
決断を焦りすぎずに考えましょう!