仕事の要領が悪いことに悩んでいる人は、多いものです。
一生懸命仕事に取り組んでいるのにタスクをこなすことができず、周囲からも冷たい視線を浴びせられたり。
「どうにかならないかな?」と思っている人もいるでしょう。
そこで今回は、要領の悪い人の改善ポイントと、要領が悪いことの長所についてご紹介します!
目次
要領が悪い人とは
仕事の場において要領が悪い人というのは、タスクをこなすのが遅く、優先順位をつけて業務を片付けていくことができない人のことです。
「自分は要領が悪い。周りからもそう思われている」と自覚している人も多いでしょう。
「どうにか今の状況を改善し、仕事をサクサクすすめられるようになりたい」と思っても、なかなかうまくいかないこともあります。
要領よく仕事を進められるようになるためには、押さえるべきポイントがあります。
そのポイントをつかんで仕事に取り組むことが大切です。
職場で欠点になるのはなぜ?
要領が悪いと、どうしても仕事が遅くなります。
仕事はある程度のテンポやスピード感をもって進めることが求められます。
その環境の中で要領の悪い人がいると、仕事の流れを阻害してしまうことになります。
それ故、周りの人も冷たい視線を浴びせてきたり、ときには厳しく注意してきたりします。
また、要領が悪くて仕事が遅い上に、その仕上がりに不備が散見されるような場合は、
「この人には任せられない。最後にはこちらでチェックしなければならない」
などといったように、他の人に余計な仕事を増やすことになり、信頼も得られないことになります。
どんなに人間的に素晴らしい人であっても、会社という場においては仕事ができないと信頼されなくなってしまうのです。
このように、要領が悪いと、職場では損をしてしまうことが多いため、ぜひとも改善していきたいものです。
要領が悪い人が意識するポイント
To do リストを作る
その日1日で完了すべきタスクを書き出してTo do リストを作ります。
付箋にタスクを書き込んでパソコンやデスクに貼り付け、完了したものから外していくといった方法や、メモにリストを作り、完了した項目にチェックを付けるなど。
方法はいろいろあります。
自分のやりやすいやり方で取り組みましょう。
仕事に優先順位をつける
To do リストを作れたら、取り組む順番を考えます。
目の前にある仕事を闇雲に手を付けるのではなく、優先順位を考えるようにしましょう。
締め切り時間を自分で設定する
次に、ひとつひとつのタスクにかかる大体の時間を予測します。
自分が設定した締切時間内に終わるよう、集中して合理的に仕事を進めます。
完璧にこだわりすぎない
職種にもよりますが、例えばプレゼン資料を作る場合などは、それほど完璧にこだわらないことです。
スライド画面の文字や画像の配置、動きにこだわって、時間をかけて作り上げたものは、自分自身は満足できるでしょう。
しかし、大切なのはスライドの素晴らしさではなく、プレゼンする内容のはずです。
スライド制作の細部にこだわるよりも内容を精査するなど、「仕事本来のゴール」を意識するようにしましょう。
疑問点は早めに質問する
仕事をしていて疑問に感じたことは、すぐに質問して解決するようにしましょう。
自分で考え続けるよりはるかに早く解決します。
柔軟に対応できるように余裕を持つ
自分で優先順位を決めて動いていても、誰かから突発的な仕事を頼まれたり、クライアントからの要望に応えなければならない状況になったりしますよね。
そんなときに柔軟に対応できるよう、1日のタスクに余裕をもたせましょう。
断る勇気を持つ
タスクにかかる時間や優先順位を設定することができれば、1日でどれくらいの量の仕事をこなせるかが分かるようになるでしょう。
もしも、1日の業務で間に合わないと判断される仕事を頼まれた場合は、断る勇気を持ちましょう。
今の仕事が自分にあっていない可能性を考える
「どんなに頑張っても要領が良くならない」という人は、今の仕事があっていないということも考えられます。
職種が自分にあわないということもありますし、企業風土や人間関係が自分にあわず、どんなに努力しても認めてもらえない、ということもあるでしょう。
そういった場合は、転職を視野に入れてもいいでしょう。
環境が変われば、要領の悪い人から、仕事ができる人に変わることだってありますよ。
要領が悪いのは全面的に悪いことではない
要領が悪いというのは、マイナスばかりではありません。
タスクの完了に時間がかかるとはいえ、真面目に誠実に仕事に取り組んでいることに間違いはないので、そういったところを評価してくれる人もいます。
また、時間はかかるけれど完璧に仕上げることができるという人の場合は、そこも評価してもらえます。
それから、要領が悪い人はどこかにこだわりを持ってそこに時間をかけてしまうという場合がありますが、こういった人は、技術職や職人のような、ひとつのことに集中して取り組む仕事だったら、その特性こそがプラスに働きます。
要領が悪いということは、絶対的に短所ではなく、場所や環境によっては輝ける特性なのだということを、忘れないでくださいね。
まとめ
いかがですか?
今回は、要領が悪い人の改善ポイントと、その特性をプラスに活かせる環境もあるということについてご紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!