【やりたくないこと】を【やれる】ようになる【3つ】のステップをご紹介

突然ですが、「やりたくてもできないこと」と「やりたくてやれていること」の違いはわかりますか?
後者の「やりたくてやれていること」は「やりたいこと」と「今できること」が合わさったことを指します。

例えば、自分が大好きな芸能人とデートしたい!という願望は「やりたいこと」だけれど「今できないこと」です。

では、「やりたくないこと」と「今できること」という組み合わせはどうでしょうか。
どんなことが思い浮かびますか?

意外とこの組み合わせは「自分にとって重要なことだ」という認識をしている人が多いのではないでしょうか。

例えば、学校の勉強や資格試験、ダイエットなどなど。
ほとんどの人が「重要だ」と考えているにも関わらず、どうして「やらない」のでしょうか。正確にはやりたくないのでしょうか。

今回はこちらの書籍を参考に読み解いていきたいと思います。

参考書籍『「ドラゴン桜」に学ぶやりたくないことでも結果を出す技術 東大メンタル』西岡壱誠・中山芳一 著

やりたくないことがやれるようになる3ステップ

  1. 「とりあえずの目標を設定して行動を起こす」
  2. 「とりあえずの目標」に「個人的な理由」をつけてスイッチを入れる
  3. 「楽しむテクニック」を使って「ゾーンに入る」

「とりあえずの目標を設定して行動を起こす」

「重要」だと感じているのに、「やりたくない」と考える理由について、「主体的」かどうかということが書かれています。

主体的とは、自分で目標を立て、前向きに取り組むことという意味合いだそうです。
例えを使うとしたら、「ダイエットをして○○キロ痩せよう」ということに前向きに取り組めるかどうかということですね。
会社の営業だとしたら、「今月の売り上げ目標は○○万円達成する」といったところでしょうか。

これらの目標に対して、友達に言われたから痩せなきゃいけない・・・とか、上司に言われたから売上をあげないといけない・・・というような目標設定の在り方だとどこかで折れてしまいそうになりますね。
なぜならば、それは「主体的目標」ではないからです。

自分でやろうと決めたわけではないものに乗っかってしまっているので、離脱しやすい。
ですが、まずやろうと決めないことには始まりませんので、とにかく目標設定することです。

「とりあえずの目標」に「個人的な理由」をつけてスイッチを入れる

「やりたくない」を分解していくと、目的がない、そして誰かからの押し付けであるということが書かれています。
「1」で目標設定をしたとしても、それが誰かからの押し付けであれば「やりたくない」に変化してしまうということですね。これを「外発的動機」と呼びます。外からの刺激によって自分を動かすことです。

やりたくないではなく、自らやろうという意識になる場合のことを「内発的動機」といいます。
こちらは、外からの刺激ではなく、自分で興味を持ち、やりたいという意識が芽生え行動する。

上司から言われた営業目標に、自分の気持ちを少しのせてみましょう。
「そういえば、営業成績が良くなると、自分で声掛けできる範囲が広がると言っていたな、個人営業も楽しいけれど、法人向けの仕事もしてみたいから頑張ってみようか。」というような気持ちが合わさると、「自分事」つまり「主体性」に、そして「内発的動機」となり頑張るモチベーションになります。自分が心の底から望むことだからこそ、他人に言われるよりも納得感があるそうです。

「楽しむテクニック」を使って「ゾーンに入る」

「主体性」を高めるために大切なことは、「楽しさをみつける能力」だそうです。はじめから目標設定をするときに、やりたくてやったわけではなく、他人から言われて始めて、そこに自分の気持ちを乗せて行動してきたけれど、それを楽しんでできているかということがキーポイントになるのだそうです。

確かに、楽しいとやりたくないとは考えられないので、やりたくなりますよね。

子どもがゲームに夢中になるというのは、クリアしていく感覚が楽しいということですね。
それと全く同じように、夢中になって楽しめる感覚を「主体的目標」に落とし込んでしまえばいいのです。

まとめ

やりたくないことというのは、目的がないことであり、やっても意味がないと思っているということ。
そして、誰かからの押し付けであるということでしたね。

でも、やりたくないことと今できるこというのは重要なことが多い場合があるということ。

それを「やりたいこと」に切り替えていくためには、ざっくりでも良いので、とにかく目標を掲げること。
目標がなければスタートできません。

そして、その目標に対して自分の気持ちをのせて考えるということ。
主体的でなければ、結局やりたくないことに戻ってしまい、継続することができなくなります。
自分事という視点で捉えてみるということが大事でした。

そして、そこに「楽しさ」を見出すこと。
ゲーム感覚でクリアしていけるような目標設定をすることが良いということで、例えば営業の方であれば、一日に何件アポを取るとか、一週間の売り上げを○○万円と決めるとか、明確でわかりやすく、最初は達成しやすい、クリアしやすいものから設定していくとハードルが低く始められるので挫折してしまうことが少ないように思います。

このように、やりたくないこともやりたいに変換できるのです。

更に詳しい内容は、是非本を読んでみてくださいね。