私が派遣で働く理由!ひとつの選択肢として【派遣の活用方法】をご紹介

『派遣』と聞くと、あまりいいイメージを持たれない方もいるのではないでしょうか。
しかし、1986年に労働者派遣法が施行されて以降、改正が重ねられ、一昔前ほど「悪い」印象を受けにくくなったのも事実です。

今回は、実際に派遣で働く人に、なぜ派遣で働くのかをお聞きしました!

国内の非正規雇用者割合

まず、日本にはどのくらいの非正規雇用者の方がいるのかを簡単に確認してみましょう!

 2019 年平均の役員を除く雇用者数 5660 万人のうち,正規の職員・従業員数は 3494 万人と, 前年に比べ 18 万人増加。非正規の職員・従業員数は 2165 万人と,45 万人増加。 非正規の職員・従業員について,男女別に現職の雇用形態についた主な理由をみると,男女 共に「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も多く,男性は前年に比べ 16 万人増加,女 性は 11 万人増加(出典:総務省HPより)

2019年時点では増加傾向にありますね!

因みに、ここでいう非正規雇用者とは「アルバイト」や「パートタイマー」、「派遣社員」など『正規雇用』以外の有期雇用者のことを指します。

更に派遣労働者数は以下の通りとなっています。

派遣社員の実稼働者総数(四半期平均)は、対前年同期比10,209人増の371,601人となった。 前年同期⽐では102.8%となり、2013年第3四半期(7⽉〜9⽉期)の100.4%以降、27四半期連続して 前年同期比が100%を超える結果となった。出典:一般社団法人 日本人材派遣協会調査より)

同じく派遣労働者数の推移も増加傾向になっております。

私が派遣で働く理由!実際の活用事例をご紹介!

実際に派遣で働く方々に、お聞きした「派遣で働く理由」をご紹介します。

夢や目標があります!

芸人を目指しています!仕事が安定するまで、短期間働きたい!

一つの事例です。
他にも「ポロボクサーを目指しています」「ミュージシャンになるために上京する資金を貯めます」
などが過去にありました。

夢を追うことに、資金が必要だったりします。
スポーツ選手は、食事などのコンディションを常に整えていなければなりません。
「自分がなる!」と決めた以上、誰かに頼らず自分で生活資金も確保していきたいと思いから正社員ではなく派遣という働き方を目指される方も少なくありません。

プライベートを充実させたい!趣味がある!

日本中を旅しています。いろんな地域で知りたいことが多いので派遣で働くんです!

こちらは、旅行が好きな女性の方からの意見でした。
日本、もしくは世界に旅をするのが好きで、カバン一つで全国を飛び回っている方です。
素敵な趣味ですね!

他にも「プライベートを充実」という意味でファンクラブイベントであったり、オフ会などに定期的な参加をしたいことから派遣という選択肢を選ばれている方もおりました。

スキルアップを図りたい!

派遣会社によって、得意とする業種が異なります。色んな業種で働いてみることによって、キャリアとスキルを磨けるからです。

昔は「石の上にも3年」という言葉がありましたが、時代の流れでしょうか。
個人的にはとても素晴らしい考えだと思います。
多業種で経験することにより、毎回新しいことを覚えるのは大変かもしれませんが、視野が広がることは間違いありません。
目的を持って、「職を転々とする」というのは、柔軟な考えだと思います。

他にも、スキルアップを図りたいというカテゴリーで「学校に通っているから」、「習い事を始めたから」などと、スキルアップの為の「派遣」という働き方をされている方もいる事を知りました。

社会復帰の為に派遣を活用

出産、育児で4年程ブランクがあります。ブランク解消の為に派遣で働き始めました。

女性に多かったのがこちらの内容です。
出産・育児を行っているうちに、どこか社会に取り残されているのでは・・・と悩まれている方が多いそうです。
いざ、就職をしようと思っても方法がわからない・・・そんな時に利用しやすいのが「派遣」という働き方です。
出産後は、人生背景が大きく変わります。
子供が保育園で熱を出した、怪我をしたなど日常茶飯事に起こります。
そんな時の派遣は働きやすいのかもしれませんね!

転職活動方法の一つに派遣という選択肢

転職を考えているが、なかなか転職活動を行う時間が確保できない。そんな時、「紹介予定派遣」という制度を知りました。働きながら派遣会社が求人を提案してくださり、高収入な求人が多くあるのでありがたいです!

実際に転職活動を行うにしても、働きながらではなかなか難しいものです。
そんな時、派遣は便利です。
派遣会社の求人には、「正社員」の求人も多く取り扱っている会社もあります。
派遣から正社員へ雇用切替されるケースは多々あります。
「紹介予定派遣」という制度を活用すれば、「派遣」でいる期間も最長6ヶ月以内となり、ダラダラと派遣で働かなくてもいいようになります。

また、こっそり話ですが、ハローワークを活用するよりも「派遣会社」から正社員になることで、入社祝金制度がある会社もあるので、お得に転職をすることができます。

まとめ

いかがでしたか?
確かに派遣という働き方は、「契約期間」がつきものです。
リーマンショックやコロナショックによる「派遣切り」という言葉があるように雇用が安定しないのも否定できません。

しかし、上記の事例のように『何か別の目的』があれば、派遣はベストな働き方へ変わります。

皆様の転職活動の一つに「派遣」という選択肢を入れてみてはいかがでしょうか。
当内容が一助となれば幸いです。