おや?
立派なモアイの彫り物が置いてあります。
モアイくんが買ったのでしょうか?
なるほど。
確かに今の時代、技術、いわゆる“手に職”を持っていることは大切です。
就職するにも有利になりますし、うまくいけば独立することもできます。
一方で、様々な仕事や技術がAIに取って代わられつつあります。
そこで今回は、手に職をつけようと考えている人に向け、どのような技術を身に付けるべきか、その人の得意なこと別に紹介していきます。
目次
【1】手に職をつけるメリット
1-1職に困らない
技術や資格があると、ない人に比べ、仕事に困ることがありません。
特に、希少な技術や、高度な技術を持っている場合はそれを必要とする会社であれば、厚遇されます。
また、技術があればどこでも働けるようになり、人生全般の選択肢も広がります。
1-2学歴主義から抜け出せる
昔ほどでないにしろ、今でも就職に学歴は影響します。
学歴だけで、書類選考で落とされてしまうこともあります。
しかし、技術を身に付ければそうした学歴主義から抜け出せます。
技術という武器を持つことにより、学歴に関係なく、会社に必要な人材となれるためです。
とはいえ、高校までは出ておくべきでしょう。
どんな技術を身に付けるにしろ、土台となる最低限の学力は必要だからです。
1-3高収入を狙える
手に職をつければ、高収入を狙えます。
どの会社でも大抵、技術者の給与は一般職より高く設定されています。
また、技術に自信があれば、フリーランスとして働くことで、給与以上に稼ぐことも可能です。
【2】手に職をつける時に気をつけること
手に職をつければ、どんな技術でも1章で述べたようなメリットを享受できるのかと言えば、そうではありません。
メリットを得るためには身に付ける技術を慎重に選ぶ必要があります。
この章では、そのポイントをお伝えします。
2-1 AIに取って代わられない技術を選ぶ
冒頭でも述べたように現代では様々な仕事がAIに取って代わられています。
せっかく技術を身に付けても、AIに取って代わられてしまうようなものでは意味がありませんし、時間の無駄になってしまいます。
以下のような仕事はAIに取って代わられにくいとされています。
感情に寄り添って人の手で行う仕事
介護や看護などサービスを受ける側の気持ちを考えながら行う肉体労働はAIに取って代わられにくいです。
サービスを受ける側も、人の手で行われることを望む場合が多いです。
AIを開発・操作する仕事
AI自体を開発・操作することはAIにはまだできません。
具体的にはRPAエンジニアなどになりますが、高度な技術なだけに、身に付けるのにも時間がかかります。
クリエイティブさが求められる仕事
WEBデザイナーや映像ディレクター、パティシエなど、センスや独創性が求められる仕事もAIに取って代わられにくい仕事といえます。
周りとコミュニケーションが必要な仕事
弁護士や税理士などの士業、建設業の施工管理、社内SEなど、技術や資格だけでなく、周りと密にコミニュケーションを取る必要がある職業も、AIに取って代わられにくいです。
2-2需要がある技術を選ぶ
どれだけ高度で珍しい技術でも、需要がなければ仕事には繋がりません。
技術を身に付ける時は、自分の適性に加え、需要があるものを選ぶようにしましょう。
2-3働きながら身に付けられる技術を選ぶ
技術を身に付けるにはそれなりの時間が必要です。
しかし、その間、無職というわけにもいきませんし、生活のためとはいえ、身に付けたい技術と関係のない仕事をするのも時間がもったいないです。
ですから、なるべく、身に付けたい技術が習得でき、かつ、未経験で入れる会社を目指しましょう。
その会社で働きながら、技術習得も目指すというわけです。
スクールより、仕事の現場の方が実戦に即した技術を身に付けられます。
【3】得意なこと別、お勧めの技術
技術を身に付けるなら、自分が得意なことに関連するものにしましょう。
その方が習得する意欲も湧きますし、短時間で身に付けることができます。
そこでこの章では、得意なこと別にお勧めの技術、職業、資格を紹介します。
3-1数字に強い
数字に強いのであれば、税理士、電気主任技術者などがお勧めです。
税理士は税理士事務所で働きながら資格取得を目指せます。
実際、筆者の友人も税理士事務所で働きながら税理士を目指しています。
電気主任技術者も、電気設備の工事会社に入り、現場を経験しながら取得を目指せます。
筆者が以前働いていた会社がまさにそうで、ほとんどの人が未経験からのスタートでした。
3-2 PCが得意
PCが得意であれば、WEBデザイナーやプログラマー、SEがお勧めです。
これらの職業は技術次第で独立もでき、高収入も狙えます。
ただし、激務なことも多いので、挑戦するなら若いうちが良いでしょう。
3-3手先が器用
手先が器用なら製造系エンジニアやネイリスト、美容師、大工などがお勧めです。
こうした職業はまさに働きながら技術や資格を身に付けていくものと言えます。
☆ワンポイントワード解説
製造系エンジニア…製造業で開発や生産技術、生産管理などを行う技術職
3-4体力に自信がある
体力に自信があるなら、介護士や長距離トラックなどのドライバー、橋やダムなどの点検、整備、補修を行う特殊高所技術を使った業務などがお勧めです。
中でも特殊高所技術は希少性が高い技術であり、身に付ければ大きな武器となります。
この技術を用いた業務は危険と隣り合わせであり、行える人材も限られているためです。
また、上で述べたどの職業にも必要とされるのが、コミュニケーション能力と論理的思考力です。
この2つがないと、技術や資格を取るのにも苦労しますし、良い仕事はできません。
まとめ
これからの時代は、自分の技術や能力で稼げることが重要になってきます。
技術を身につけ、稼げるようになれば、どこでどのように働くかということを自分で選べるようになり、それはあなたの人生の選択肢を広げることにもなります。
得意なことがあるならぜひ、それを磨き、職業にすることを目指してみましょう。