おや?
モアイくんが落ち込んでいます。
誰かに振られでもしたのでしょうか。
それは慣れっこ…(苦笑)
でも、社会人であれば誰でも一度は仕事でミスをして、モアイくんのように落ち込むものです。
人間なのでミスをしてしまうのは仕方ないとして、問題はその後の対応です。
その後の対応次第で、周りのあなたへの評価も、あなた自身がそのミスから成長できるかどうかも決まってきます。
そこで今回は、ミスをしてしまう原因や、ミスしてしまった後の対処法についてお伝えします。
目次
【1】ミスしてしまう原因
- その仕事に慣れていない
- 仕事の内容がイレギュラーなものである
- 仕事の難易度や、ボリュームが自分の能力を超えている
そうですね。
その時は、最大限、慎重にやることです。
その時は、それはミスではなく、失敗だと思いましょう。
ミスは、不注意から起こるものですが、失敗は最善を尽くしたけれど、及ばなかった結果であり、ある意味、不可抗力です。
ですから、純粋な失敗については、必要以上に落ち込むことはありません。
スキルを磨いて再トライすればいいだけです。
大切なのは自分がしたことがミスなのか失敗なのかを正確に見極めることです。
【2】ミスしやすい人の特徴
ミスしやすい人には以下のような特徴があります。
自分が当てはまっていないか確認してみましょう。
➀責任感がない
責任感がなければ仕事も適当になりますから、ミスが増えるのも当然です。
➁集中力に欠ける
難易度が高い仕事は集中してやらないとミスしてしまいます。
電話対応や接客など業務上、やむを得ず作業を中断させられる場合もありますが、それ以外でも、プライベートで心配事を抱えていたりしても、集中力は下がります。
もちろん、心配事の1つや2つ、誰にでもあるでしょうが、ミスしやすそうな仕事に臨む時は、その仕事だけに意識を集中しましょう。
➂自信過剰である
自分の能力を過信し、確認を怠ったりすることでミスが生じます。
仕事に慣れてきた頃が危ないので、注意しましょう。
➃分からないことを質問できない
上司や同僚と上手くコミュニケーションが取れず、わからないことを聞くことができない結果、ミスしてしまうことがあります。
こうした場合、まずは本人が聞く努力をすべきですが、周りもこういう人に仕事を任せる時は、丁寧に説明をしたり、作業途中で様子を見たり、フォローすべきでしょう。
【3】ミスした時やってはいけないこと
注意していても、ミスをしてしまうことはあります。
その時、以下の3つの行動はNGです。
➀隠蔽する
上手く隠蔽できればその場は凌げるかもしれませんが、ミスとしっかり向き合わなければ同じミスを繰り返すことになるでしょう。
また、隠蔽したミスが後に発覚した場合は、ミスしたことに加え、それを隠した責任も問われます。
➁放置する
ミスをしておきながら放置するのは無責任です。
放置し、時間が経てば責任の所在が有耶無耶になると考えているのかもしれませんが、そうしたあなたの身勝手な考えが問題をさらに大きくする可能性があります。
➂他人のせいにする
仕事というのは複数の人が絡むものですから、100%自分のせい、と言えるミスの方が稀です。
しかし、かといって他人のせいにしている限り、成長できませんし、仕事への責任感も生まれません。
【4】ミスした時にすべきこと
ではミスした時にどうすればいいのか、順に説明していきます。
➀深呼吸して落ち着く
ミスに気づいた時は、そのミスが大きければ大きいほど、パニックになりがちです。
しかし、そうした心理状態では第2のミスを招きかねません。
まずは深呼吸して落ち着いてください。
➁報告・共有する
落ち着いたら上司にミスを報告し、影響がある部署に情報を共有します。
この時、くどくどと謝罪や言い訳をするのはNGです。
簡潔に事実のみを伝えましょう。
➂迷惑をかけた部署、相手先へ謝罪する
ミスをしてしまったら、なるべく早く迷惑をかけてしまった相手へ謝罪しましょう。
ここでも言い訳はNGです。
また、ミスの大きさによっては上司同伴で直接謝罪した方がいいケースもあります。
そういった意味でも、早めに上司にミスの報告をすることが大切です。
➃再発防止策を考える
ミスを分析し、再発防止策を考えます。
その際、1人で考えるのではなく、関連部署と相談しながら考えましょう。
そうすることで、より包括的な再発防止策を練ることができます。
➄結果を共有する
今回のミスの対応結果を上司や同僚、関連部署に共有しましょう。
そして、分析したミスの原因と、それを踏まえた再発防止策も共有します。
それにより、他の人が同じミスをするのを防ぐことができます。
【5】ミスを挽回する方法
ミスをしてしまったら、何とか挽回したいですよね。
そのために必要なことをお伝えします。
➀ミスした自分を認める
言い訳もあるでしょうが、まずはミスした自分を素直に認めましょう。
そして、認めたら、もうそれ以上落ち込まず、気持ちを切り替えて前を向きましょう。
➁自分用の対策防止策を作る
部署全体の再発防止策とは別に、自分用の再発防止策を作りましょう。
具体的には、同じミスが起きないように、自分が担当している作業のマニュアルを改定したり、作業手順の見直しを行いましょう。
➂同じ仕事に再トライする
気持ちを切り替え、対策も練ったら、ミスした仕事と同じ種類の仕事に再トライしましょう。
そこでミスせずやり切れたら自信になりますし、周りも“しっかりミスから学んでいるな”と評価してくれます。
まとめ
今回はミスをしてしまった時の対処法についてお伝えしました。
ミスはしないに越したことはありませんが、もししてしまった時は、逃げずに、冷静に、迅速に対処しましょう。
ミスは、あなたを社会人として成長させてくれる機会でもあるのです。