【退職してから転職活動】メリット・デメリットと活動のポイントを解説!

転職活動は準備段階から選考が進んだ後も多くの時間を割く必要があり、仕事と並行して活動を進めるのはなかなか難しいものです。
「できれば退職してから転職活動をしたい」と思う人もいるでしょう。
仕事を辞めてからなら時間的な余裕が生まれ、集中して活動に取り組めるというメリットがあります。

一方で、もちろんデメリットもあります。
退職を決める前に、両方についてよく理解しておくことが大切です。
本コラムでは、退職後に転職活動をすることのメリットとデメリットについて解説します。
退職してから転職活動を始めようか迷っている人はぜひ読み進めてください。

退職してから転職活動をするメリット

退職してから転職活動をすることのメリットについて詳しく解説します。

企業研究や準備に時間をかけられる

退職した後は時間が十分にあるので、企業研究や転職準備に時間がかけられます。
転職準備には自己分析や職務経歴の棚卸し、書類作成などがあり、応募書類として完成させるには時間がかかります。
働きながらだとつい準備がおざなりになり、自己分析をしないまま応募書類を提出してしまうこともありますが、作り込まれた書類でなければ選考に通過しづらくなります。
退職後であればじっくりと考えて書類の内容に反映させられます。

スケジュール調整がしやすい

面接は平日の日中を指定されることがほとんどです。
退職後であればスケジュール調整がしやすく、それだけ選考も早く進められます。

失業手当を受け取れる

退職から一定の期間が過ぎて転職活動をしていれば、失業給付金を受けられます。
「働きながら転職活動をして内定をもらう」という流れでは受け取れないお金です。

内定が出たらすぐに働ける

働きながらの転職活動では内定が出ても実際に転職できるまで最短で1ヶ月、仕事内容によっては数ヶ月かかることもあります。
退職後であれば、すぐに働き出すことができます。

転職活動の期間を短縮できる

転職活動に多くの時間を割けるため、活動期間を短縮できます。
その分早く転職できます。

スキルアップや資格の勉強ができる

転職するためにスキルアップや資格の取得が必要な場合は、退職すれば勉強に集中できます。
働きながらだと勉強時間を確保することは難しく、途中であきらめてしまうこともあります。
退職したら自分の覚悟も決まり、勉強に邁進できるでしょう。

退職してから転職活動をするデメリット

退職してから転職活動をすることのデメリットについて詳しく解説します。

収入がなくなる

働いていないので、当然収入がなくなります。
失業給付金もすぐに出るわけではないので、貯金をしていないと生活は苦しくなります。

焦って転職を急いでしまう

「どこにも所属していない」という状態は想像以上に不安になるものです。
希望する企業でなくても、内定が出た企業に妥協して決め、後から後悔する可能性があります。

転職活動が長引くと不利になる

転職活動の期間が長くなると、その分だけ「無職の期間」が長くなるということになり転職に不利になる場合があります。
経済的に苦しくなりアルバイトをしなければいけない可能性もあります。

モチベーションが維持できない危険性がある

転職活動は内定が出るまでモチベーションを維持し続ける必要がありますが、それが難しい人もいます。
転職活動は自発的に動かなければ何も始まりません。
モチベーションを維持できず転職活動からフェイドアウトしてしまった場合、働いていれば問題ありませんが、退職してしまった後だと無職の期間が続くことになります。

退職してからの転職活動を成功させるポイント

退職してからの転職活動を成功させるには、いくつかのポイントがあります。
本項で詳しく紹介します。

生活費を貯めておく

最低でも3ヶ月分、理想としては半年分の生活費を貯めておきましょう。
失業給付金は、自己都合退職の場合は受給されるのは早くても2ヶ月半後になります。
それまでは収入がゼロの状態になります。
転職活動には交通費や面接に必要なスーツの購入など何かとお金がかかるので、転職活動費も貯めておくことがベストです。

退職前の有給休暇から活動を開始する

退職前には、有給休暇を消化する期間があるでしょう。
その期間から転職活動をスタートさせましょう。
せっかくの休暇を楽しみたい気持ちもあるでしょうが、数日リフレッシュ期間を設けたらすぐに始めたほうがいいでしょう。

短期集中で活動をする

目標とする入社時期を決め、短期集中で活動を行いましょう。
自分で期限を決めないとダラダラと転職活動を長引かせることになってしまいます。
金銭的にも収入がない状態は早めに終わらせるほうがよいでしょう。

規則正しい生活を維持する

退職後も規則正しい生活を維持しましょう。
社会人としての意識を持ち続けるために必要です。
不規則な生活や乱れた生活を送っていると面接でもその雰囲気が伝わってしまいます。

まとめ

今回は、退職後に転職活動をすることのメリットとデメリットについて解説しました。
退職してからの転職活動は集中的に活動できるというメリットがある一方で、無職の期間が長引くことで選考に不利になったり金銭的に余裕がなくなるなどのデメリットがあります。
「退職してから転職活動する」と決めた場合は、生活費を貯めた上で短期集中で活動し、内定を勝ち取りましょう。