1分で読める【教えて!モアイくん】病む前に転職しよう!ブラック企業退職マニュアル

最近、激務続きで
家に帰ることすらできていないモアイくん。
心なしか表面の石も
削れてきているような気がします。
大丈夫でしょうか?

モアイ
辛いけど…僕だけ辞めるわけにはいかないもん…

 

モアイ君のように
過酷な職場で必死に踏ん張っている人も
多いでしょう。

端から見ればそんなブラック企業
辞めればいいのにと思うのですが
なかなかそう簡単にはいかないようです。

そこで今回は
そうしたいわゆるブラック企業から抜け出し
転職するための方法を伝授します。

ちなみに…
1ヶ月の残業が45時間を超える人は
厚労省の定める過労死ラインを超えています。

モアイ
自分このことだ…と思った人は必見だよ!

1 ブラック企業とは

ブラック企業の明確な定義はありませんが
主な特徴は以下の3点です。

  • パワハラ・セクハラが横行している
  • 長時間労働・過酷なノルマを課される
  • 給与・残業代未払いなど賃金トラブルがある

自分の職場がこうした特徴に合致する場合は
転職を考えた方がいいでしょう。

我慢し続けていると
鬱や病気になってしまうかもしれません。
あなたが思うよりあなたの心と身体は
ダメージを受けているものです。

 

2 辞められない心理とは

自分の職場がブラックだと気づいていても
冒頭のモアイくんのように
頑張り続けてしまう人は多いです。

それは以下の3つの心理が
働いているからです。

2-1同調圧力

上司や同僚からの
「お前だけ辞めるなんて、許さんぞ」
という圧力です。

皆、我慢して働いてるのに逃げる気か
というわけです。
この見えない圧力に屈して
辞められない人は多いです。

しかし、自分の心と身体
これからのキャリアを考えるならば
このような職場こそ
一刻も早く「逃げる」べきです。

2-2代わりがいない

ブラック企業は社員が定着しないため
常に人手不足です。

そのため、1人が辞めると
他の社員への影響が大きいです。
それを気にして辞められない人もいます。

確かに、そうした同僚への配慮や
仕事への責任感は大事ですが
その責任感と仕事へのやる気は
それが正当に評価される職場で
発揮すべきです。

2-3辞めた後が想像できない

ブラック企業で働いていると
それが当たり前になり
それ以外の場所で働く自分を
想像できなくなってしまいます。

また、日常的にパワハラを受けていると
自己評価が低くなり
この会社以外、自分なんかが働ける場所はない
という思考に陥ってしまいます。
実際にはもちろんそんなことはありません。

少し外に目を向け
転職サイトを覗くだけでも
他に選択肢は無数にあることがわかるはずです。

モアイ
でもさ、僕みたいな真面目な人ほど辞められないんだよ、僕みたいな…

……(苦笑)
確かにそうかもしれません。
けれど、ブラック企業に居続けても
いいことはありません。

 

3 ブラック企業で働くデメリット

ブラック企業で働き続けるデメリットは
以下の2点です。

3-1鬱や病気になるリスクが増す

ブラック企業では長時間労働は当たり前
ノルマが果たせなければ
罵声を浴びせられることもあります。

そうした環境で働き続ければ
いずれ、心や身体が壊れてしまいます。

モアイ
んーでもさ、仕事なんだし、多少の我慢は必要なんじゃない?

もちろんです。
しかしそれは、その先に大きな成果や
正当な評価があってこそやる意味があります。

ブラック企業でいくら我慢をしても
そうしたリターンはなく
疲弊するばかりです。

3-2キャリアに繋がらない

ブラック企業はあなたを業務遂行のための
「駒」としか見ていません。

そのため、身を粉にして働いても雑務ばかりで
今後のキャリアに繋がるような
大きな仕事は任せてもらえません。

 

4 ブラック企業を辞める方法と注意点

ここからはブラック企業を
円満に辞めるための方法と注意点を
お伝えします。

4-1辞めるためにすること

➀退職理由を考える

たとえ本心だとしても
「仕事がきつい」などの理由では説得力に欠け
引き留められる可能性があります。

ですから「親の介護」や
「転職先が決まっている」など
引き留められにくい理由を考えましょう。

モアイ
えっ!?嘘つくってこと…!?

 

噓も方便という言葉もあります。
褒められたことではないですが
確実に辞めるためにはやむを得ません。

➁退職することを伝える

上司に退職することを伝えます。
引き留められてもしっかり意思を貫きましょう。

また、上司に伝える前に
辞めることを周りに話してはいけません。
意図せぬ形で上司にそのことが伝わると
辞めにくくなってしまいます。

モアイ
口は禍の元っていうしね…

③退職日を交渉する

早く辞めたい気持ちはわかりますが
退職日は引継ぎがしっかりできるよう
余裕を持ちましょう。

残る社員になるべく迷惑をかけないよう
できる限りのことはすべきです。

また、その方が引き留められる可能性も
低くなります。

モアイ
たとえブラック企業でも「立つ鳥跡を濁さず」でいかないとね

④辞表を提出する

退職する日が決まったら
辞表を提出しましょう。

もし、受け取りを拒否されたら
内容証明付きで郵送するのが良いでしょう。

上司に対する恐怖心などで
①~④を自分で行うことができない人は
「退職代行サービス」を使うのもアリです。

大切なのは、ブラック企業から抜け出し
新たな一歩を踏み出すことです。
全部自分で頑張ろうとせず
使えるサービスは使いましょう。

4-2トラブル対処法

ブラック企業を退職する際に
起きがちなトラブルについて説明します。

➀離職票を交付してくれない

離職票は通常
退職後10日~2週間ほどで
届くはずです。

もし届かず、会社が交付してくれていない時は
ハローワークや労働基準監督署に相談しましょう。

➁給与の未払い

給与・残業代の未払いも
個人で会社と交渉するのではなく
労働基準監督署へ相談しましょう。

まとめ

今の職場がブラック企業で辛いのであれば
今回の記事を参考に、勇気を出して
退職の一歩を踏み出してみてください。

不安もあると思いますが
きっと今の職場に居続けるよりは
明るい未来が待っています。

そして、その未来を自分で選び取る力が
あなたには備わっていることを忘れないで下さい。