就職活動において、自己分析は必要不可欠。
しかし「自己分析って何をすればいいの?」「始め方が分からない」と思っていませんか?
自己分析は簡単に言うと『自分を見つめ直すこと』ですが、参考書などを開くと自己分析に関する用語がゴロゴロ。
人生の軸、情熱、経験、長所、短所…どれも同じような意味に聞こえてきて、ますます分からなくなりますよね。
参考書の通りに多くの質問に答えていくと、さらに迷子になってしまうことも…。
今回は自己分析のやり方が分からない、始めるのが億劫だと思っている方に向けて、簡単にできる3つの手順をお伝えします。これらを知ることで効率的に自己分析ができ、ESや履歴書にも役立ちますよ。
目次
自己分析が大切な理由
自己分析は就職活動において非常に重要です。
なぜなら自己分析をせずに就職活動をしていた場合、会社選びをミスする危険性が高くなるからです。
自分に合っていない業界や業種を選んでいては、就職活動は難航するとともに、就職後も大変な苦労をします。
自分の性格や価値観に合っていないのですから、当たり前ですよね。
自己分析をしていれば、自分のやりたいことや得意なことが明確になり、入社後どのように会社で役に立てるかイメージできるほどとなります。
さらに自己分析を深めることで決意を強く持つことができ、言葉一つ一つに魂を込めることができます。
この想いはESや履歴書、面接などで採用側に必ず伝わります。
自己分析の重要性を理解したところで、簡単にできる3つのポイントをお伝えしていきます。
自分にとって大切なこと(価値観)を見つける
価値観とは「こんな風に生きたい!」と思う人生の方向性のことです。
例えば、「自由に生きたい」「成長し続けたい」などが挙げられます。
自己分析でよく耳にするワードでいうと、人生の軸、ミッション、使命、ビジョンなどです。
大まかでいいので、まずは自分にとって大切にしたいことを考えてみましょう。
また、価値観は自分に向く場合と社会に向く場合の2パターンあります。
自分に向く場合だと、人生の目的につながります。それを社会的目線で考えてみましょう。
例えば「楽しく生きたい」と考えたとき、社会に向けた価値観としては「楽しく生きられる社会にしたい」となります。
社会に関連付けたとき、それがミッションや使命、仕事の目的となるのです。
自分が大切にしていることを社会とつなげて考えてみることで、やりたいことが見えてくるということです。
得意なことを見つける
得意なこととは、自然と行うことのできる『才能』のことです。
例えば人の気持ちを考えることや、情報収集すること、リーダーシップが挙げられます。
ここでよく勘違いされがちなのは、得意なことがスキルになってしまっていることです。
プログラミングや資格はスキルであり、身に付けるものなので才能ではありません。
逆に得意なこと(才能)とは、もともと備わった特性であり、頑張らずともできることです。
なので、得意なことは性格の一部であることが多くなります。
似た言葉で「長所」「短所」があります。
これらは得意なことを環境に当てはめて考えたときに振り分けることができます。
例えば、才能として「丁寧」が挙げられる場合、長所であれば「仕事の丁寧さ」と表現できます。
しかし短所で言い換えれば「仕事が遅い」と捉えられます。
この場合短所を直そうと無理に努力するのではなく、スピードを求められる環境に行かなければいいだけなのです。
丁寧で正確さが求められる職場に行けばあなたの短所は姿を現すことはなく、才能を存分に発揮できるのです。
これらのように得意なことを見つけることで、自分に適した職場環境や優先順位を把握することができます。
好きなことを見つける
好きなこととは、興味が湧くもののことです。
時間の経過を忘れてしまうほど、没頭するものや楽しめるもののことを指します。
また興味があるものに対しては「何で?」「どうして?」と多く疑問が湧きます。
これは知りたいという積極的な気持ちの表れです。
好きなことの例としては、心理学や環境問題、ファッションなどが挙げられます。
自分の好きなこと、興味が湧くものを知ることで、どのような業界に進みたいのか自ずと気づいていくはずです。
そして、好きなことは「なんか面白そうだな」程度のものでも大丈夫です。
最初は調べることから始まり、次第に周囲から感謝されるようになっていくことで、徐々に引き込まれていきます。
さらに時間をかけていくとやがて情熱が芽生えます。突き詰めていくことで、気が付くことのできる熱い気持ちがあるのです。
まとめ
大切にしたいこと、得意なこと、好きなことの3つが合わさることで、それは「やりたいこと」となり、自分への理解が深まります。
自己分析は自分を見つめ直してやりたいことを見つけるだけでなく、会社選びやES、履歴書にも役立ちます。
ぜひ、これら3つのポイントを使って自己分析を効率的に進めてみてください。