1分で読める【教えて!モアイくん】休日は美術館へ行け!デキるビジネスマンは「アート脳」で勝負する

あら?
モアイくんが何だか悩んでいます。
どうしたのでしょう。
 

モアイ
最近良い企画のアイデアが出ないんだ。なんだかマンネリ化してて…

 

なるほど。
ある程度仕事を続けて
結果もそれなりに出してくると
こういったスランプというか
行き詰まりを感じることってありますよね。

そこで今回は
もう一段ビジネスマンとして上に行きたい
大きな結果を出したい
そう悩んでいる人へ美術館へのお誘いをしたいと思います。

モアイ
美術館?仕事と関係なくない?

 

はい、今、モアイくんと同じことを思った人
正直に挙手してください
()

まぁ気持ちはわかります。
でも、あなたがビジネスマンとして
もう一歩飛躍できないのは
もしかしたらそうしたある種の常識に
囚われているからかもしれません。

それを取り払い、自由で斬新な思考
「アート脳」を手に入れられる場所が美術館なのです。

1 アート脳とはなにか

アート脳とは感覚や感情を司る脳のことで
主に右脳が担っています。

美術や音楽など芸術表現に触れることで
鍛えられます。

一方、私達が普段仕事をする時に使っているのは
論理的思考を司る左脳です。
 

モアイ
うーん。仕事では使わない右脳を鍛えるのが良いってどういうこと?

2 なぜビジネスの場でアート脳が必要なのか

ビジネスの基本は
「人々が必要とする物、サービスを提供すること」です。

だからこそ価値があり
人々はお金を払うのです。

ですから、世のビジネスマンは
必死になって社会に埋もれている
「欲求」を探しています。

昔はそうした欲求がわかりやすくありました。

家電製品などはその最たるものでしょう。
もっと家事を便利に
その欲求に応え続けてきたわけです。

しかし、現代はどうでしょう?

既に商品もサービスも過剰と言えるほど
世の中に溢れており、これ以上
新たな商品やサービスが入り込む余地など
ないように見えます。
 

モアイ
確かに大抵のサービスはあるし、生活ももう充分便利だよね

 

しかし、そんな現代でも
ヒット商品やバズるサービスはあります。

そしてそれらは既存の
「欲求解消型」とは異なる発想
「アート思考」から生まれたものであることが多いのです。

つまり、消費者ニーズなどを
論理的に考えた結果というより
ある種のひらめきや製作者自身の
感動をもとに作られた物やサービス
ということです。
現代はそうしたものが支持される時代といえます。
 

モアイ
確かに今の時代、みんな、便利なものより感動を欲している気がするね

 

既存の発想では消費者の心を打つことが
難しくなっている現代だからこそ
アート脳を鍛える必要があるのです。

 

3 アート脳を鍛えることのメリット

アート脳を鍛えると
「五感」「独創性」「直感力」の
3つが高まります。

この3つがどうビジネスの場で必要とされるのか
それぞれ詳しく見ていきましょう。

世界を感知する触覚、五感

五感は私達が世界を感知する触覚です。
音楽、絵画などのアートに触れ
五感を鍛えることはこの触覚の感度を上げることです。

それにより商品開発や
新サービスの企画でも
普通なら見過ごしてしまう細かい点にこだわれたり
気づけたりします。

それが商品の個性となり
競合製品やサービスとの差別化が図れます。
 

あなただけの回路、独創性

アートとは日常生活における「異物」です。
マルセル・デュシャンの『泉』
という作品をご存じですか。

知らない人はちょっとググってみて下さい。
はい、ググりましたね?
どう思いました? 

モアイ
あんなの、ただの便器じゃん…

 

確かにそうですよね()
なぜこれがアートなのか
これは何を表現しているかのか
秩序ある日常に飛び込んきた
アートという「異物」に脳は戸惑い
必死でそこから何かを感じようとします。

それにより論理的思考に凝り固まった脳がほぐされ
新たなあなた独自の回路が生まれるというわけです。

本質を掴む力、直感力

ビジネスの現場では数値やデータだけでは
良し悪しの判断がつかないことがあります。

Aという企画とBという企画
どちらも甲乙つけがたい場合、どうするか。
あまり悩んでいても商機を逃してしまいます。

そんな時、素早く判断を下すのに必要なのが
直感力です。
 

モアイ
でもそんな大事なことを直感で選んでいいの?

 

直感で選ぶと、論理的に考えればNGな方を
チョイスしてしまうこともあるでしょう。
しかし、逆をいえばそこが
その商品の強みや個性になるのです。

直感力とは、論理的思考とは
別の視点で物やサービスの潜在的な価値に
アクセスする力です。
 

モアイ
たしかに「なんでそうした…」っていう個性的な商品は目を引くよね

 

一世を風靡した「たまごっち」も
データをセーブする機能がないという
「不便さ」が逆に常に様子を見なくてはいけないという
最大の特徴となり、ヒットの要因になりました。

非言語表現であるアートに
日常的に触れることで
論理的思考では辿り着きにくい
物事の本質や奥にある良さを
パッと掴む力が養われるのです。
 

4 アート思考を鍛えるためのポイント

美術館でアートに触れて感動したり
戸惑ったりすることで自然とアート脳は
鍛えられていきます。

しかし、さらに効果的にアート脳を鍛えるために
おススメなのが言語化することです。

美術館に行ったらそこで見た作品の感想などを
ブログや日記で言語化してみましょう。

そうすることでアート脳の右脳と
言語化の左脳の行き来がスムーズになり
ビジネスの場でもアート脳で判断したり
ひらめいたことをすぐに言語化し
周りに伝え、共有できるようになります。
 

モアイ
アート脳と論理的思考をミックスさせるってことだね

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はビジネスマンとして
もう一段ステップアップするための方法として
アート脳の鍛え方をお伝えしました。

すぐに成果が出ることではありませんが
これからのビジネスでは必ず必要となるスキルです。

今まで美術館とは縁遠かった人も
ぜひ一度、美術館へ足を運んでみて下さい。
 

モアイ
難しいこと抜きにしても美術館は心身リラックスできるしおススメだよ~