おや?
モアイくんが何やら悩んでいるようです。
どうしたのでしょう。
人間界…。
モアイくんほど壮大な悩みでなくとも
現在転職活動をしている人の中には
「好きなことを仕事にできない」
「そもそも、何がやりたいのか分からない」
と悩んでいる方は多いでしょう。
そんな思いが大きくなり過ぎると
「自分はダメな人間だ…」
と落ち込んでしまいがちです。
そこで今回は
やりたいことや好きなことが見つかっていなくても
それをプラスに捉え、前向きに仕事探しに取り組める方法をお伝えします。
目次
好きなことが見つからなくてもいい
そもそも転職活動において「好きなことがある」
というのはマストではありません。
好きなことがあった方が、仕事探しの方向性が定まり
最初の一歩が踏み出しやすくなる、という程度の話です。
逆を言えば
そんなものなくても仕事探しはできますし
仕事もできます。
たしかにモアイくんのように思う人もいるでしょう。
しかし、好きなことがないということは
これからそうしたものに出会えるということです。
最初の一歩をどの方向へも踏み出せるということです。
怖気づいて動かないのはもったいないことです。
好きかどうかわからない、でも自分にもできそうだ
最初はそのくらいの気持ちでオッケーです。
まずは軽い好奇心と勇気で動き出しましょう。
好きなことは机の上では見つかりません。
働きながら、あぁ自分はこれが好きなんだと気づくものです。
好きなことを仕事にし
モチベーション高く仕事をしている人に憧れる気持ちもわかります。
しかし、やりがいをモチベーションにすることにはリスクもあります。
職場や仕事というのは常に状況が変化していくものです。
そうした中で、やりがいを仕事のモチベーションにし過ぎると
自分の理想と違う状況が起きた時
一気にモチベーションが下がってしまう可能性があります。
その方が、外的要因にモチベーションを左右されず
精神的に安定して働くことができます。
そしてモチベーションが変わらないことは
長く仕事を続けていく上でとても大切です。
「好きなことがない」をプラスにシフトチェンジ!
好きなことや、やりたい仕事に出会える時期は
人それぞれです。
もちろん、そうしたものに早くに出会えるにこしたことはありません。
しかし、皆が皆、10代や20代でそうしたものと出会えるわけではありません。
色々な経験を経て
40代や50代になってから見えてくる人もいるでしょう。
ですから焦ることなく、他人を羨むことなく
「いつかピッタリの仕事に巡り会えるといい」くらいの気持ちで
まずは目の前にある仕事に全力で取り組みましょう。
その上で、「好奇心」のアンテナを張り続けましょう。
たとえば、ボランティアや趣味がある場合は
そうした活動を大事にしましょう。
目標に固執しすぎない
仮に、「こんな仕事をしたい」という目標ができたとして
そうした仕事に就けなくても
必要以上に落ち込む必要はありません。
目標ができたということは
ゴールが見つかったということです。
そしてあなたが踏み出したのは最初の一歩です。
最初の一歩でゴールにたどり着ける人はいません。
「こんな仕事がしたい」に向かって
キャリアを進めていけばいいのです。
そしてその目標自体も変わっていって構わないのです。
いえいえ。人生は長い旅のようなものです。
そして仕事はその伴侶ともいえます。
旅に常に「順風」はあり得ません。
時に「流される」こともあります。
それが次にお伝えする
キャリアドリフトという考え方なのです。
キャリアドリフトという考え方
自分の人生のキャリアを描く
「キャリアデザイン」に対して
「キャリアドリフト」という言葉があります。
これはキャリア研究の第一人者である
金井壽宏氏が提唱した言葉で
ドリフトとは、「漂流する」という意味です。
金井氏は
「何十年にも及ぶキャリア全体をデザインしきれるはずがなく
ときには流されたほうがいい。
そこに思わぬ掘り出し物や新たなチャンスが巡ってくる」
と述べています。
偶然が幸運をもたらす
セレンディピティという考え方もあります。
長い人生、あまり自分のキャリアを決めつけ過ぎず
思った道でなくとも落ち込まず、楽しむ余裕が大切です。
与えられた縁を大切に仕事をしているうちに
自分にぴったりの仕事と出会えるかもしれません。
それまでは、前向きに流されてみるのも悪くありません。
まとめ
いかがですか?
「好きなことがない」と
どうしても焦ったり自己嫌悪になってしまいます。
けれど、好きなものに出会える時期は人それぞれです。
それまではいい意味で「仕事は仕事」と割り切り
その中で発見できる「好き」を待ってもいいのかもしれません。
好きなことがなくてもいい。
今の自分に自信を持って進みましょう。