【令和4年】へのスタートダッシュ準備!『年賀状』で決めよう!

今年もそろそろ終わりです。

年の暮れに頭をよぎることといえばやはり年賀状のことではないでしょうか。

いやいや、令和の時代に年賀状など古い、そう思う人もいるでしょう。

しかし、出す人が減った今だからこそ、新年の挨拶をLINEでもメールでもなく年賀状ですることには意味があります。

特に社会人なら、仕事でお世話になった上司には年賀状を出しておくべきです。

その年賀状がしっかりしたものであれば、新年早々、好印象を与えることができます。

今回はそんな正しい年賀状の書き方についてお伝えします。

ぜひ最後まで読んで、礼儀を踏まえた失礼のない、それでいてあなたらしい年賀状の書き方を身につけて下さい。

年賀状ルール

年賀状の書き方には言葉の選び方など、様々なルールがあります。

まずはそれを押さえましょう。

賀詞の選び方

年賀状で使われる、「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」などの言葉を賀詞(がし)といいます。

この賀詞には、目上の人に使ってよいものと、いけないものがあります。

以下、具体的な賀詞で説明します。

【目上の人にも使える賀詞】

➀あけましておめでとうございます

相手を問わず使える賀詞です。

➁謹賀新年

「謹んで」(つつしんで)という敬語が入る為、目上の人にも使えます。

同様の理由で「恭賀新年」も問題ありません。

【目上の人には使えない賀詞】

③賀正

④初春のお慶びを申し上げます

③と④には、➁のような敬語が入らない為、目上の人へ使うのは避けるべきです。

もし使う場合は、例えば④の賀詞なら「謹んで初春のお慶びを申し上げます」といったように、頭に敬語をつけましょう。

間違えたら新たに書き直す

手書きで年賀状を書いていて、間違えてしまったら、修正ペンは使わず、イチから書き直しましょう。

面倒くさい気持ちも、年賀状がもったいない気持ちも分かります。

しかし、修正ペンが使われている年賀状はどうしてもおざなりな印象がするものです。

そうしたものを上司へ出すのは避けるべきです。

元旦到着が基本

上司宛のものは元旦に届くように出しましょう。

元旦に届ける為には12月25日までの投函が必要です。

まだ準備していない人は、これを読んだら早速準備を始めましょう。

年賀状のメッセージ(添え書き)の書き方

添え書きを書く上でのルールと、相応しい内容についてお伝えします。

NGワードに注意

添え書きに、「区切り」の意味を持つ、句読点(「、」や「。」)は使えません。

人間関係にも「区切り」をつけるとされ、失礼にあたる為です。

また、「去年」という言葉も「去る」という意味を持つ為、NGです。

「旧年中」や「昨年」という言葉を使いましょう。

年配の上司の中には、こうした縁起を大切にする人もいますので、気をつけましょう。

テンプレートを使う場合

ネットで調べれば、添え書きのテンプレート(例文)がたくさん出てきます。

しかしそれらを盲目的に使ってはいけません。

相手との関係性を考え、そのテンプレートが本当に相応しいか考えましょう。

たとえば、さほど関わりがなかった上司に対し「今年もご指導よろしくお願いします」といったテンプレートを使うのは不自然です。

相手に、何も考えず適当に送ったのだなと思われてしまいます。

添え書きで伝えるべき内容

ベストな添え書きとは、テンプレートを使用して礼儀を踏まえつつ、自分らしさや、その人との関係を表す内容が入ったものです。

添え書きの内容として相応しいものをいくつか紹介します。

  • 感謝を伝える

お世話になっている上司であれば感謝を伝えましょう。

単に感謝を伝えるだけではありきたりと感じるなら、旧年中の具体的な出来事をあげて、お礼を伝えるのが良いでしょう。

  • 抱負を述べる

仕事上の抱負を年賀状で上司へ伝えるのも良いでしょう。

伝えたからには頑張ろうと気合が入り、正月休み中も羽目を外し過ぎることなく、良い状態で仕事初めを迎えられるはずです。

  • 旧年中のお詫びを伝える

旧年中に迷惑をかけてしまった上司には、改めて年賀状でお詫びを伝えましょう。

お詫びだけでなく、いかにこれから挽回していくかという、意気込みや、やる気も一緒に伝えることが大切です。

  • 相手のご家族へも一言添える

上司に家族がいる場合は、上司へのメッセージに加え、「ご家族のご健康とご多幸をお祈りいたします」など、家族を慮る一言を添えても良いでしょう。

宛名書きは印刷か手書きか

宛名書きは、ある程度、字に自信があるなら手書きがいいでしょう。

手書きの方が印刷より丁寧な印象を与えられます。

しかし、手書きにこだわる必要はありません。

あまり字に自信がない場合は無理せず印刷にしましょう。

印刷にしても失礼には当たりません。

自分が出していない上司から年賀状が届いた場合

自分が出していない上司から年賀状が届いたら、当然ですが、速やかに返信しましょう。

添え書きの内容としては、まずは年賀状が遅れたことへのお詫びを入れましょう。

その上で、相手の年賀状に添え書きがあれば、その内容を踏まえた文章を添えましょう。

もし相手の添え書きがテンプレートな文章だけの場合でも、向こうから年賀状がきたということは、それなりにあなたに期待や親近感を持ってくれているということです。

ですから、感謝の気持ちと仕事への熱意や、やる気を伝える文章を加えましょう。

間違っても、「年賀状が届いたから仕方なく出した」と思われてはいけません。

まとめ

いかかがだったでしょうか。

今回はしっかり書けば好印象を与えられる年賀状の書き方についてお伝えしました。

ぜひ失礼のない、あなたらしい年賀状で、一年の締めくくりをしてみください。