転職活動の参考に!介護職員に聞いた【介護のお仕事の魅力】

(2020年4月13日 更新)

こんにちは★

突然ですが、「介護の仕事」と聞くと、どんな事がイメージされますか?

介護現場は「3K」「5K」「8K」などと言われています。

この「K」とは、

「危険」、「汚い」、「きつい」、「暗い」、「臭い」、「給料が安い」、「休暇が取れない」、「婚期が遅れる」など・・・。

ネガティブなキーワードが先行します。

では、実際の介護現場はどうなのか。

今回は、介護士さんとして働く方に良いところを聞いてきました!

介護士の仕事はどんな事をするの?

まず始めに介護士はどのようなお仕事をするのでしょうか。簡単に紹介します!

介護施設には様々な施設形態・種類があります。

例えば、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、デイサービス、グループホームなどなど。

施設によって、業務内容が若干異なりますが「生活支援」「身の回りのサポートをする」という事は変わりません。

具体的にいうと、「着脱介助」「排せつ介助」「入浴介助、「食事介助」「口腔ケア」などを行います。

また、施設の種類によっては、「レクリエーション」や「リハビリ補助」などを行う事もあります。

介護士さんに聞いた!介護現場で働く良いところ!

では、介護現場で働く良いところはどういったところでしょうか?

リアル「ありがとう」を貰える

「ありがとう」には色んなカラー、形をしたありがとうが存在します。

上部だけのありがとう、営業的なありがとう、損得が重なり合うありがとう・・・。

でも介護は違います。

基本的に、介護を受ける必要がある人にとって、日常的な生活を行う事が「苦」である方や、全くできない方がいます。その方にとって、今まで当たり前のようにできていた事が、できなくなる事はとても辛い事でしょう。

しかし介護士さんが補助を行うことによって、できなくなった事を、少しでも「できる」ようになるという事はとても感謝されます。

上部だけの「ありがとう」ではありません!

リアル「ありがとう」を肌身で感じる事ができます。仕事をするに当たって、これほど嬉しい事はありませんね!

私は美容部員として7年間働いてきました。今までお客様に「ありがとう」と言われる事はありましたが、こんなに温かい「ありがとう」と感じれたのは、介護士になってからでした。転職してよかったと感じれる瞬間です。(30代 女性 愛知県)
僕が産まれる前の話が聞ける業界。一通り話を聞き終わると、とても嬉しそうに「ありがとう」を言ってくれる。僕は、昔話を聞けて勉強できているだけなのに感謝してくれる!素敵な仕事です。(20代 男性 三重県)
心の底から発声する「ありがとう」という言葉はとても素晴らしい言葉です!(50代 女性 大阪府)

身内にも使えるスーパースキルが身に付く

人は誰しも歳を重ねます。いずれは、自分自身の身内も「介護」が必要となる、かもしれません。

介護は、肉体的にも精神的にもかなり大変です。いくら身内といえども、介護を行うには相当なパワーが必要となります。

介護士として働く事によって、身内に使える「スーパースキル」が身につきます。

「スキル」といっても、ここでは「資格」のことではありません。

「食事介助」「移動するときのフォロー」「服を着せたり脱がせたり」など、知っていることによって労力が大きく変わってきます。将来の為に、とても大切なスキルでしょう!

義母を介護していた時に、上手く介護ができず毎日イライラしていました。それを機に、介護士になろうと決断しました。ベットから起き上がれせる動作、トイレの補助などを介護士になってから具体的に学びましたが、義母に介護を行っていた時の自分は余程知識が無かったのだと痛感しました。「専門的な知識一つで相手への配慮も変わる」。大切なことですね。(50代 女性 愛知県)
母が祖母の介護をしていたのですが、とても大変そうでした。自分も母の面倒を見る時があるかもしれません。その時の為に、介護の仕事に就きました。(20代 女性 三重県)
この先続けていくかは分かりませんが、必ず自分にとってプラスとなる仕事です!今のうちに知識を蓄えておきたい!(40代 男性 大阪府)

未経験・無資格でも輝ける場所がある

介護という仕事にやんわり興味がある方に、「なぜ「介護職」という道に進まないのですか?」とお尋ねすると、

「経験したことないから採用されないのでは」

「無資格だから、介護現場で働けないのでは」

と言われる方がいます。でも実際は、無資格・未経験からでも介護のお仕事を始める事はできます。

もし、同じ事を思われている方がいるのであればチャンスです!

全く介護の「か」の字も知りませんでした(笑)入社当初は、先輩社員の補佐的な仕事ばかりでした。週に1回のチーム研修と月に1回の外部研修を受けながら、働いている間に、もっと知識が欲しいと思うようになりました。僕が実際に資格を取得したのは、入社してから2年後です!(30代 男性 三重県)
私は派遣社員という雇用形態から始まりました。派遣会社の担当からの押しもあり、全く無知識のまま介護のお仕事に就きました。日々勉強中ですが、介護の道に進んで良かったと思っています。(20代 女性 奈良県)
資格は、昔の「ヘルパー2級」時代に受講しに行きました。でも実際、介護で働く事なく時日が経ちました。入社して3年経過しましたが、そろそろ次のステップ(資格)へ挑戦しようと考えているところです!(50代 女性 大阪府)

資格についてはこちらの記事を参考にしてください。

人生初めて正社員になる事ができた

介護の仕事は、皆さんもご存知の通り慢性的な「人材不足」に陥っています。

まだまだ正社員は「安定」できる時代です。

今まで「正社員」として働いた事が無い方も、十分狙える職種です!上記にも書かれている通り、無資格・未経験からでも働く事ができます。

人生設計の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?

高校を卒業してからアルバイトを転々としました。ソロソロ正社員へ・・・と思ってもなかなか採用が頂けませんでした。しかし、今の介護施設に契約社員として入社して3年、正社員になる事ができました。初任給で親を食事に連れて行った時の事は今でも忘れません。(30代 男性 大阪府)
派遣職員として働き始めましたが、1年半経過したところで正社員への転換の話を頂きました。迷いもなく正社員になりました!派遣会社の担当は渋い顔をしていましたが・・・(笑)(40代 女性 愛知県)
60歳を超えてアルバイト程度で働くつもりでおりました。しかし、お声をかけて頂き正社員になる事を決めました。まさかとは思いましたが、60歳を超えた私を正社員として迎えてくれたので精一杯頑張ります。(60代 女性 三重県)

介護はネガティブばかりでは無い!

介護の良いところを介護士さんに聞きました。前述している通り、ネガティブな事ばかりではありません。

介護を通じて、学べることや感じれる事も多く、やりがいのある仕事だと思っています。

これから社会にとって、大切な「仕事」である事は間違いありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

介護=ネガティブなイメージをお持ちの方は少なくありません。

しかし、高齢化社会の日本では切っても切れない現実である事は間違いありません。これからの未来、大切なお仕事です。

これからの介護業界にとってポジティブなイメージへ切り替わっていくことを強く願っています。