マスクをしていても好かれる接客【声で好感度を上げる】トレーニング【8選】

「接客業なのに声が暗くて良い印象を与えられない」
「マスクをしているのでお客様に声が伝わらないことがあって困っている」
マスク生活で表情が見えない今、声で誠実さを伝えお客様に信頼感を抱いてもらうことがより一層大切になっています。
今後もまだマスク生活が続くことを考えると、接客業の人は発声方法などを意識し続ける必要があります。

そこで今回は、接客業の人が声の好感度を高める方法について解説します。
自分の声に悩む接客業の方はぜひ読み進めてください!

マスク生活で声が与える影響

アメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士の研究によると、人の第一印象は視覚からの情報が5割強、聴覚からの印象が4割弱という結果が出ています。
初対面の人は、外見と同じくらい声で相手の印象を判断するということです。
マスク生活がスタンダードになった今、顔全体の印象までは分からないため声によって相手の印象を決めます。
声がキレイでハキハキと話す人だと、品格があって信頼できる人と思われます。

一方で消え入るような声で語尾までハッキリ伝わらないような人だと印象が悪くなります。
仕事の上では、信頼度も下がるでしょう。
マスク生活では、声で自分の印象をよくすることが一層大切なのです。

接客業は声が重要な要素


接客業の人にとって声は重要な要素になります。
明るく聞き取りやすい声を意識することが大切です。
マスクをしていて笑顔かどうかの判別がつかないため、声の印象が悪ければ「愛想の悪いスタッフだな」と思われます。
誠意を尽くして接客をしても、最初に受けたマイナスの印象をプラスに持っていくのは大変ですし時間もかかります。
初めて接したときに声の印象が良ければ「好感の持てるスタッフだ」と認識され、その後の接客にもプラスの作用をもたらしてくれます。
接客業の人は、マスクをしていても伝わる好感度の高い声の出し方について研究しましょう。

好感度の高い声になる方法【8選】

好感度の高い声になるためにはいくつかのトレーニングが有効です。
本項でくわしく解説します。

口周りのストレッチ

筋肉がかたいと口がよく動かず発声に影響します。
朝起きたときに口周りのストレッチを行い、筋肉をほぐしましょう。
「あ」「い」「う」「え」「お」を大きな口を開けて声に出してみましょう。

舌筋のストレッチ

口の中で舌を左右それぞれ10回ほど回しましょう。
舌筋が鍛えられて声が通りやすくなります。

やや高い声を意識する

「ソ」の音階を保つよう意識しましょう。
声が低い人にとってはやや高い声を出すことになるでしょうが、意識してみましょう。
「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」など最初と最後で引き締めるシーンでは、もう少し高い音を意識します。

語尾までハッキリ

語尾が小さくあいまいな発音になるのは、自信のない新人スタッフに見受けられます。
語尾が小さくなるスタッフに接すると、お客様は「新人スタッフなのかな?」と思い信頼感を抱きづらくなります。
「いらっしゃいませ」ならば「せ」まではっきりと発音するなど、語尾までハッキリと発音することを意識しましょう。

姿勢を正す

ハキハキとした声を出すには姿勢も大切です。
胸を張りお腹を引き締めて発声しましょう。
姿勢がいいこと自体も印象アップに一役買ってくれます。

お腹から声を出す

姿勢を正しくして、お腹から声を出すことを心がけましょう。声が通りやすくなります。

口角を上げて話す

口角を上げて話すと友好的な雰囲気が声から伝わりやすくなります。
口角を上げることを意識すると口周りの筋肉がついて顔がひきしまり、小顔効果にもつながって一石二鳥です。

喉の保湿に気を配る

乾燥しやすい秋冬は喉の潤いに気を配りましょう。
喉が乾燥しているとしわがれ声になってしまうことがあります。
頻繁に水分を取るなどして保湿を心がけましょう。

今後も声が大切になる理由

コロナ禍以前のようにマスクのいらない生活に完全にシフトするまでには、まだ時間がかかるでしょう。
冬などインフルエンザも流行する時期はマスクをすることがスタンダードになっていくかもしれません。
接客業の人にとっては、今後も声で好感度を高めていくことが大切になります。
マスクをしていても良い印象が伝わる声のトレーニングは意識的に続けていきましょう。

まとめ

今回は、好感度の高い声になる方法について解説しました。
マスク生活で声が与える影響は大きいもので、接客業の方にとっては声が一層重要な要素になります。
マスクを完全にはずせる社会になるまではまだ時間がかかることが予想され、接客業の人にとっては今後も声で好感度を上げることが大切になります。
紹介したトレーニング法を実践し、お客様に好かれるスタッフになりましょう!