【ネガティブフィードバック】伝え方と受け止め方!ポジティブに変えよう!

ネガティブフィードバック
という言葉をご存知でしょうか?

言葉の通り
相手にとって良くないことだけれども
あえてそれを伝えることです。

ビジネスシーンでは
上司や先輩として部下を教育する立場にある人は
これを随時行う必要があります。

また
ネガティブフィードバックを受ける人も
素直に受け取り、次に活かしていく姿勢が
必要になります。

今回は
ネガティブフィードバックの伝え方と
受け止め方についてご紹介します!

ネガティブフィードバックとは

ネガティブフィードバックとは
問題点を指摘し、それをどのように改善したら良いか
を提示することです。

ダメ出しやただ単に批判することとは違い
相手の成長を促すためのフィードバックです。

部下や後輩にとっては
決して気持ちのいいものではありませんが
気づきや成長の機会になる貴重なものです。

フィードバックを受け取る方には素直な姿勢が必要ですが
行う側は、一層ポイントを抑えることが大切になってきます。

どうしてネガティブフィードバックが必要なの?

ネガティブフィードバックという言葉を知らなくても
上司や先輩にあたる立場の人はフィードバックを行うシーンがあり
自然に実行できている人もいるでしょう。

一方で「部下のミスをしっかり注意する」
といった意識だけで行っていると
ただ単にダメ出しや叱責で終わってしまうことになります。

こういった場合、当然注意された側は嫌な気持ちになります。
人によっては、注意された内容でなく
注意されたという事実にヘコんでしまったり
「自分にも言い分があるのに!」と憤慨してしまいます。

これでは、次の仕事に活かすことはできません。

ネガティブフィードバックは
良くない結果を引き起こした仕事を冷静に分析して本人に伝え
次に同じ失敗をしないためにどうしたらいいのかということを
対話を通して示していくことなのです。

フィードバックのゴールは
「次は同じ失敗をせずよりよい仕事の成果につなげる」ことです。
決して相手をただ単に反省させて終わりではありません。

ネガティブフィードバックの伝え方

フィードバックするための時間を作る

部下が失敗をしたときにその場で怒り出すのはフィードバックではありません。
「先程の件で話し合いたいから、この後ミーティングルームに来て」など
ネガティブ・フィードバックすることを伝え、改めて時間をとりましょう。

具体的に指摘する

フィードバックは具体的に行います。
その時の状況を映像が浮かぶように振り返りましょう。

それがどのような結果を招くかを説明する

部下の言動や仕事が
業務上どのようにマイナスな影響を及ぼすのか
具体的に説明しましょう。

冷静に話す

ネガティブなことを伝えられたら
部下は反論してくるかもしれません。
そのようなときでも冷静にい続けましょう。

ゴールは、部下に気づきを与え
成長してもらうことです。

相互コミュニケーションを心がける

一方的に伝えるだけでは
部下に不満が残ることもあります。

「あのとき、ああいった行動をしたのはどうして?」など
理由などを聞くなどして対話することを意識しましょう。

相手を尊重する

相手は部下ではありますが、対等な人間です。
上司という役割からネガティブフィードバックを行いますが
人格を低くみるような言動は決してしないようにしましょう。

今後の改善点を伝える

フィードバックのまとめは
今後どのようにしたらいいのかということを伝えることです。

相互コミュニケーションをとりながら
「次はどうしたらいいのか」ということを一緒に考えて
答えをみつけるのもとてもいい方法です。

受け取り方にもコツがある

受け取る側の人は
まずフィードバックをしてもらうことは
ありがたいことだと認識しましょう。

上司は
「もっと成長してほしい。今回のことを次に活かしてほしい」
といった気持ちからネガティブフィードバックを行います。

このようなフィードバックをくれる上司がいることは
とてもラッキーなことです。

不貞腐れた態度をとったり
自己弁護をしたりするのではなく
ともかく一度受け取りましょう。
心を開いて、素直に聞く態度が大切です。

その上で
自分がどうしてそのような仕事をしたのか
ということを伝えましょう。

ただ、必ずしも上司が
このようなフィードバックをくれる人だとは限りません。
一方的に自分を批判してきたり
これみよがしに、周りにスタッフがいる前で怒り出したり
といった場合は別です。

上司の言うことは受け流し
自分自身と対話して
「次に同じ失敗をしないための策」
を練りましょう。

まとめ

いかがですか?

今回は、ただ単に部下を叱責するのとは全く違う
ネガティブフィードバックについてご紹介しました。

ネガティブなことを指摘することに
苦手意識を感じる人も多いでしょう。

しかし、根底に
「部下や後輩に成長してほしい。知識を深めてほしい」
といった気持ちを持ち、それを伝えるという心構えでいれば
相手にも理解してもらえるものです。

また
一緒に考えていく
という姿勢も大切にしましょう。

ネガティブフィードバックを受ける側の立場になったときには
相手が自分の成長のために指摘してくれることをありがたく思い
次の仕事に活かしていきましょう!