転職活動において面接は必ず通る道。
そして面接を通過できるかどうかが最大の肝と言えます。
しかしながら、面接が得意だという人は少ないのではないのでしょうか?
久しぶりに面接するから、やり方が分からないという人もいるのでは?
はたまた新型コロナウイルスの影響で対面の面接が激減し
最終面接以外はオンラインで進める企業が増加しています。
そこで今回はコロナ禍におけるオンライン面接の心得と
オンラインだからこそ気を付けるべき第一印象について
深く掘り下げながらお伝えしていきます。
これらを知るだけで
オンライン面接での第一印象はグッと良くなり
面接を通過しやすくなるでしょう。
目次
【第一印象が大切な理由】
面接では、志望動機や実績などアピールすることばかりを考えていませんか?
話す内容ももちろん大切ですが
それ以上に重視しなければいけないのは「第一印象」です。
それを裏付けるグラフがこちら。
メラビアンの法則です。
新人研修などで用いられることが多いので
言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
≪メラビアンの法則とは≫
メラビアンの法則とは、カリフォルニア大学の心理学者
アルバートメラビアンが1971年に提唱したもので
第一印象はどこから得られる情報がもっとも影響するのかを示すグラフのことです。
このグラフでは、第一印象で重視する情報を
3つにカテゴライズしています。
①視覚情報:見た目、表情、雰囲気、しぐさ
②聴覚情報:声のトーンや高さ、話すスピード、口調
③言語情報:話す内容
です。
≪第一印象は視覚情報が半数を占める≫
そしてこの3つの中で最も重視されるのが、視覚情報。
つまり、見た目や表情、しぐさ等です。
これが半数以上を占める55%にまでのぼります。
続いては聴覚情報。
38%となり、見た目の次に大切なことは
声のトーンや話し方というわけですね。
そして最後が言語情報。
約7%のみです。
驚きですよね。
面接の話す内容ばかりに注視して準備を進めていても
肝心な見た目や表情が劣っていたら
メラビアンの法則に従って第一印象は悪い方向へ導かれてしまうのです。
ここで誤解してはいけないことが1つあります。
話す内容も万全に準備しておかなければいけないということです。
いくら見た目やコミュニケーション力に長けていても
その内容が浅かったり協調性のない発言をしたりしては面接で落ちてしまいます。
あくまでもすべて万全に準備をしつつ
伝え方の術として視覚情報や聴覚情報が大切だということを
忘れないようにしましょう。
つまり「何を伝えるか」を考えてから
「どう伝えるか」を深く考え練習するということです。
【オンライン面接を乗り切るコツ】
このメラビアンの法則を理解した上で
オンライン面接におけるコツを5つご紹介していきます。
≪① 部屋の背景を白に統一する≫
オンラインの面接は自宅で行う場合が多いかと思いますが
その時はできるだけ背景が白になるよう場所を選びましょう。
白色だと顔色が明るく表情が浮かび上がって見えるため
日当たりのよい白の背景がおススメです。
もし白が難しい場合は、暗い色や肌と近い色は避けるようにします。
≪② 口紅とチークは必須≫
女性の場合は普段よりも少し分かりやすく化粧をすると良いですね。
オンライン面接の場合は画面上顔色が悪く映りやすいため
肌のトーンを明るめにしてチークと口紅で血色を良くみせることがポイントです。
≪③ 画面の向きを調節してから入室する≫
PCやスマートフォンからオンライン面接を行いますが
必ず自分の顔がどのように映っているのか確認してから面接に挑むようにしましょう。
画面の向きや高さによっては上から目線に見える角度があるからです。
正面かつ、左右差のない位置にカメラをセットして対応しましょう。
≪④ 面接中はカメラに集中≫
面接中は面接官の顔を見て話すのが一般的ですよね。
しかしオンラインの場合は面接官が映る画面を見ると
視線は下がりカメラ目線ではなくなってしまいます。
また視線が下がったり上がったりするのがオンラインでは非常に分かりやすく映るため
それが気になってしまう面接官もいます。
最も面接官から見て目が合っていると思う瞬間は
あなたがカメラに向かって話している時です。
そのため、面接官が映っている画面はなくカメラを見るように意識しましょう。
≪⑤ 服装に気を配る≫
オンライン面接では、上半身しか見えません。
そのため上下スーツを着用する必要はないですよね。
しかし着用しているシャツや服によって顔色が大きく変わってしまうのです。
そのため明るめのシャツを選ぶようにし、肌トーンがアップするようにしましょう。
裏技として普段より少し高めの服を用意することもおススメです。
高級ブランド品は避けるべきですが、外見にこだわり
「この日のために用意した」などとアピールすることもできます。
またアレクサンダー・トドロフの心理研究によると
能力が高そうな人を判断する際は
「裕福かどうか」も判断基準になっていることが分かりました。
あまりにも身なりを気にせず
明らかに貧乏だと見た目で判断できる人は
能力も低いと思われてしまうのです。
そのため、上半身だけでもしっかりとした服装で挑みましょう。
近頃はパーソナルカラー診断も流行っていますので
活用してみるといいかもしれないですね。
【まとめ】
今回はオンライン面接における第一印象UPの
5つの法則についてお伝えしました。
まず、第一印象がなぜ大切なのか
それはメラビアンの法則から紐解きましたね。
第一印象で重要視される情報は視覚情報や聴覚情報といった
非言語コミュニケーションが90%以上を占めています。
そのため面接で話す内容だけでなく
見た目や伝え方にこだわる必要があるのです。
そしてオンライン面接において第一印象をUPさせる法則は
- 部屋の背景を白にする
- 口紅とチークは必須
- 画面の向きを調節してから入室する
- 面接中はカメラに集中
- 服装に気を付ける
の5つでした。
コロナ禍の影響でオンライン面接は激増していますが
採用活動の手軽さから今後も拡大してくことが予想されます。
面接官の印象に残り、選考を突破するためにぜひご活用ください!