書類選考に通過し、いよいよ面接の日程が迫ってくると・・・。
「面接を受けるのは新卒の入社試験以来で、数年ぶり。緊張してしまうな・・・。」
このように、久しぶりの面接に緊張してしまうという人は多いものです。
「緊張するとうまく話せずに試験に落ちてしまうのでは?」
と心配になるかもしれませんが、緊張するというのはそれだけ本気で入社したいと思っているということです。
決して良くないことではありません。
とはいえ、あまりにも緊張しすぎると面接官との会話もギクシャクしてしまい、伝えたいことが伝えられずに面接が終わってしまうかもしれません。
今回は、面接で緊張しないための対策について紹介します。
面接試験が迫っている方は必読です!
目次
面接で緊張する理由
面接で緊張してしまう理由はいくつかあります。
- 慣れない場所・初めての場所
- 初対面の相手と話す
- 「自分のことを見られる」と意識してしまう
- よく見せたい、受かりたいという強い気持ち
慣れない場所で初対面の人と会い「見られる」「評価される」と意識することで緊張度が増していきます。
緊張しないためには事前にしっかりと準備をしておくことと当日も余裕を持って会場に向かうことが大切です。
メンタル面では
「会社を見学して『入社したい』かどうか評価する」
「面接官の人柄を見て『この人と仕事をしたいか』をチェックする」
といった気持ちを持ちましょう。
面接は、自分も会社を評価する場だという認識を持つことで冷静な気持ちを持てるでしょう。
緊張しないための事前対策
本番で緊張しないためには事前にしっかりと対策しておくことが重要です。
本項で詳しく解説します。
想定される問答集を作る
面接で必ず聞かれる質問やよく聞かれる質問については回答を作成してそれを何度も見直しましょう。
必ず聞かれる質問は、志望動機・転職理由・自己PR・前職の実績などです。
よく聞かれる質問は、入社後にどんな仕事をしたいか、これまでの仕事でもっとも達成感を感じたことなどです。
問答集を作ることで当日を落ち着いて迎えられます。
口に出して練習する
問答集を作って頭の中で復唱するのと実際に言葉として発するのはまったく別物です。
本番を想定し、口に出して練習しましょう。
本番直前には、自己紹介やイスに着席する際のあいさつなど、声と動作を使ってシミュレーションしておきましょう。
丸暗記はしない
問答集を作って練習しているうちに回答を暗記してしまうこともありますが、暗記したことをそのまま発言しようとすることは避けましょう。
「丸暗記した文章を読み上げている」ということが面接官に伝わってしまいます。
オススメは、絶対に伝えたいフレーズ・要点だけを頭に入れておいて、練習の際にそのフレーズを入れて実際に口にすることです。
録音して聴き直すとモレに気づきやすくなります。
複数社受けて面接慣れしておく
面接で緊張しないためには場数を踏むことがいちばんです。
複数社受けて多くの面接を受けるうちに緊張もほぐれていくでしょう。
想定していない質問を受けることも、次の面接にプラスに活かせます。
企業研究をしておく
面接では「この応募者は、自社のことをどれくらい理解しているか」ということをチェックされます。
企業研究をほとんどせずに面接にのぞんで取り繕おうとすると緊張が増すでしょう。
事前にしっかり企業研究をし、志望動機などに組み込みましょう。
面接当日にできる対策
面接当日と、本番が始まったときにできる緊張を和らげる対策について紹介します。
時間に余裕を持って到着する
到着が面接時間ギリギリになると気持ちが焦り、本番でも落ち着かない態度を見せてしまいます。
面接会場の最寄りには30分前までには到着し、近くの施設で身だしなみをチェックし、落ち着いて会場に入るようにしましょう。
身体をほぐす
緊張しているときは筋肉がこわばっているものです。
身体をほぐして手足を軽く動かしましょう。
筋肉がほぐれることで過度な緊張はなくなります。
深呼吸をする
「緊張しているな」と感じるときは、呼吸が浅くなっています。
深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
ゆっくり話すことを意識する
緊張すると、つい早口になってしまいます。
早口で話すうちに頭が真っ白になり、自分で何を言いたかったのか、質問が何だったのかが分からなくなってしまうこともあります。
面接ではゆっくり話すことを意識しましょう。
ゆっくり話せば気持ちも落ち着きます。
自分も評価する側であることを意識する
就職試験の面接というと、自分が評価される側だと思うものです。
もちろんその側面が大きいのですが、同時に「自分も企業を評価する側である」という気持ちで面接にのぞみましょう。
社内の雰囲気や清潔感、面接官の対応などを評価して「この会社で働きたいかどうか」を判断しましょう。
その評価が低ければ、たとえ面接に合格しても辞退できる立場です。
「自分が評価する側である」という意識があると、緊張せず冷静になれるでしょう。
緊張するのはいいこと
面接で緊張してしまうことへの対策を紹介してきましたが、緊張するのはいいことです。
緊張していることが伝わると、面接官は「本気でこの面接にのぞんでいる」「我社に入社したいと思っている」という熱意を感じ取ってくれます。
「緊張してしまった。どうしよう・・・」と焦ることはありません。
「入社したいという意欲がある証拠」と捉え、深呼吸をして身体をほぐして本番を迎えましょう。
まとめ
今回は、面接で緊張してしまう理由、事前にできる緊張しないための対策、面接直前に行う対策について紹介しました。
緊張してしまうと焦りますが「受かりたい」という気持ちが強いからこそ緊張するものです。
適度な緊張は面接官に熱意として伝わります。
よい緊張感を持って面接にのぞめるよう、準備しましょう。