(2020年4月25日 更新)
初対面の印象は「5秒」で決まるといわれています。
第一印象が高評価であれば、良好な人間関係をつくれるでしょう。
そして、仕事においても同じことが言えるのです。
今回は、第一印象の『重要性』『第一印象をよくみせる』方法をご紹介していきます。
目次
1,メラビアンの法則
アメリカ合衆国の心理学者『アルバート・メラビアン』が人が相手に与える印象について研究したのがはじまりです。
人は相手の印象を下記の3つから判断しようとします。
・外見、表情などの「視覚情報」55%
・声質、口調などの「聴覚情報」38%
・話された内容、言葉などの「言語情報」7%
この結果をみると
『視覚情報』『聴覚情報』合わせると9割以上になります。
人は外見で判断している可能性が高いと言うことです。
2,パーソナルスペース
他人に「近付かれると不快」に思う空間のことを言います。
親しい相手はパーソナルスペースが狭く、敵視している相手に対しては広いのです。
私たちが生活しているうえで
4つの「距離感」が存在しているのをご存知でしょうか?
①公衆距離
3.6m以上離れている (個人的関係を形成するのは厳しい)
②社会距離
1.2~3.6m (形式的、儀礼的な他人との関係性を形成する)
③個体距離
45cm~1.2m (親しい人との距離感)
④密着距離
45cm以内 (恋人同士の距離感)
※個人差があります。
相手からの印象を良くする三つの方法とは?
笑顔
一つ目は笑顔です。
初対面の時、最初に見るのは相手の表情です。
はじめての場合緊張で顔が強ばる人は多いでしょう。しかしそれでは悪印象になってしまいます。
好印象を与えたい場合は意識して『笑顔』をつくりましょう。
あなたが笑顔でいると、相手も自然と笑顔になり、第一印象はUPします。
また、笑顔は心の緊張を解す効果もあります。
笑顔に自信がもてない方には笑顔のトレーニングをおすすめします。
様々なトレーニング法があるのでご紹介します。
トレーニング① 表情筋
- 口角を上げて元に戻す(1分間)
- 頬の筋肉をもち上げて元に戻す(1分間)
トレーニング② 口角
- 口を閉じて口角を上げ、頬の筋肉を上下させる(20回)
- 歯を見せながら口角を上げ、頬の筋肉を上下させる(20回)
- 歯を見せて笑い、顔のパーツを上に上げて3秒キープ(10回)
トレーニング③ あいうえお
- 大きな口をあけて『あいうえお』と発声。
- 『あー』『いー』『うー』『えー』『おー』表情をつけながら一音ずつゆっくり発声(5回)
清潔感
二つ目は清潔感。
第一印象を良くするポイントは清潔感のある身だしなみです。
初対面の人が寝ぐせをつけていたり、髪がボサボサだったら印象は悪いのですよね。
他にも髭や洋服のシワ、シミ等も第一印象を悪くする要因になります。
人に会う時には必ず身だしなみチェックをしましょう。
清潔感がある人は相手に安心感を覚えるのです。
挨拶
そして三つ目は挨拶です。
挨拶は社会人の基本マナーです。
それと同時に声質や表情で自分の印象を相手に伝えるのです。
元気よく笑顔で挨拶すれば爽やかな好印象をあたえます。
反対に不愛想な表情で挨拶しない人は悪い印象をもってしまう傾向にあります。
周囲の人への挨拶は徹底するようにしましょう。
まとめ
人は相手の第一印象を数秒できめる傾向にあります。
第一印象を良くする方法を知っておくと、ビジネスで大いに役に立つでしょう。
第一印象をいきなり良くしようと思ってもすぐにできません。
普段の生活の中から改善していくことをおすすめします。