ビジネスシーンで使える「伝える力」を身に付ける【7つの方法】

「自分は話し下手で、伝えたいことを相手にうまく伝えられない」

「上司からなにか質問されたとき、とっさに的確な返答ができない」

こんな悩みを持っている人

いるのではないでしょうか?

話し下手な人でも、ビジネスシーンでは

「伝える力」が求められます。

そこで、今回は話し下手な人が

伝える力を養う方法についてご紹介します!

伝える力はビジネスシーンで必要不可欠な能力

「伝える力」とは、どういうものでしょう?

一言で言うと
相手の知りたいところにスポットを当て
内容を筋道立てて分かりやすく説明し
理解してもらう能力のことです。

物事を的確に相手に伝えるスキルは
人と会話をする上でとても大切です。

特に、ビジネスシーンでは
その力が随所で必要とされます。

この力がつけられれば
それだけで「デキる」という評価を
受けられることもあります。

ぜひとも身につけたい能力です。

 

伝える力がないとなぜ困るの?

仕事をする上で大切とされる、「報連相」。

これがうまくできないと
周りの人は困ってしまいます。

どんなに仕事の能力が高くても
業務連絡をきちんとできないために
評価が下がってしまうこともあります。

また、部下や後輩に仕事を指示したり
教えたりするときにも困ります。
うまく相手に伝えられないことで
仕事が二度手間になってしまったりするからです。

さらにいえば
論理立ててうまく説明したり
伝えたりすることができない人というのは
他者から信頼されにくいものです。

話が伝わらないと
会話を通して相手に理解させ
納得させることができません。

その結果
「この人に任せて大丈夫かな?他の人に頼もう」
などといった評価が下ってしまうのです。

 

伝える力をつけるトレーニング

伝えたいことを明確にする

話し出す前に
「相手に伝えたいこと」を明確にします。
伝えたいことは「ゴール」です。
ゴールに向かって話し始めることをイメージしましょう。

すぐに話し出さなくていい

話し下手な人は
「うまく話さなくては」
「沈黙を作ってはいけない」という
強迫観念を持ちがちです。

誰かに何かを聞かれて返答するとき
すぐに話し出そうとしなくても大丈夫です。

一拍置き、「聞かれたことに対して何を答えるのか」
ということを頭で整理してから話し出しましょう。

順序立ててゆっくりと話す

伝えたいことを頭に置いたら
順序立てて話しましょう。
焦る必要はありません。

目の前にある物について解説する練習を重ねる

とっさに上手な返答ができないことで悩んでいる人は
目の前にある物について解説する訓練をしてみましょう。

例えば、目の前にスマホがあったとして
思いつく限りその特徴を言語化します。

瞬発的に言語化する力が身につきます。

あらかじめ、文章にしておく

業務報告などは、口頭で行うだけでなく
文書にまとめることも多いでしょう。

そういった場合は
まず文書にまとめておきましょう。

文章にすることで、業務内容を言語化する作業が
一度できたことになります。

いざ口頭で報告をする際にも
言葉がスムーズに出やすくなります。

どう思われるかを気にせず話す

「今、自分の話を聞いて相手がどう思っているか」
ということを気にするのをやめましょう。

そう思ってしまうことが焦りに繋がり、早口になり
伝えるべきことがおろそかになってしまう危険性があります。

「伝えたいことが伝わるように」
という点に集中して話しましょう。

音声配信でしゃべる練習をする

誰でも簡単に音声配信ができるアプリがあります。
「1日1回、ひとつのテーマで配信する」と決めて
トレーニングするのもオススメです。

「聴いている人に伝わるように話す」
と意識するだけで
スキルは身についていくでしょう。

話し下手ならではの長所に目を向けよう!

さて、ここまでビジネスシーンで必要な
「伝える力」を養うトレーニング法について
ご紹介しました。

もちろん
スキルを高めることも大切ですが
口下手な人は自分の長所にも目を向けましょう。

口下手なだけで
人付き合いが嫌いというわけではない人は
人の話をよく聞く「聞き上手」として好かれます。

また、話すことが苦手な一方で
物事に集中する力がある人も多いものです。
集中して行う仕事を任されたら
クオリティの高い成果物を仕上げるのが
こういった人です。

話すことは苦手でも
文章を書いたら分かりやすく
説得力のあるものを仕上げられる
という人も多いでしょう。

長所と短所は裏返しです。

自分を否定して
苦手なことに四苦八苦するのではなく
自分の得意なことにスポットを当てましょう。

「伝える」というスキルが
努力しても身につかず悩んでいるくらいなら
自分の得意なフィールドに移るというのも
ひとつの方法です。

転職も視野に入れ
生き生きと働ける場所を探しましょう。

まとめ

いかがですか?

今回は、ビジネスシーンではもちろん
人と関わるあらゆるシーンで必要となる
「伝える力」を養う方法についてご紹介しました。

一方で
「自分は話し下手だな」
「黙々とできる仕事のほうが向いているな」
と思う人は、苦手克服はほどほどにして
自分の適性にあった仕事に転職するという方法もあります。

自分の適性を考えつつ
自分にできる範囲でスキルアップしていきましょう!