新しい仕事に慣れなくて悩んでいる方や、転職したいけど勇気が出ない方、スキルアップのために資格試験の勉強をしているけど3日坊主で終わっちゃう方。
私もその一人です。
小さいことから大きなことまで、人は悩み、苦しみます。
しかし悩めば悩むほど努力する時間が失われているように感じませんか?「グズグズしている間に決断すればよかった」「まずは一歩踏み出してみればよかった」なんて後から言っても過去は変えられないですよね。
そしてまた変えられない過去を嘆き、自身の選択が誤っていたと後悔してしまいます。
そこで今回は後悔しない努力の続け方【成長マインドセット】についてご紹介します。
このマインドセットを意識するだけで、無駄な時間を努力する時間に変えることができますよ!
目次
努力とは山を大きく豊かにすること
成長マインドセットとは≪努力を続けるための意識改革≫のことです。
成長マインドセットをピラミットや山のような三角形で表してみましょう。
頂上は自分自身の現在の姿です。
その下は能力やスキル。
そのさらに下は振る舞いや習慣、行動。
そして土台となる一番下は意識や想い、人生哲学となります。
山に雲がかかり頂上しか見えないように、自分自身の姿は表面上でしか相手に伝えられません。
しかし目に見えやすい部分に注目する人が多く、それでしか相手の情報を得られないのも事実です。
顔を見ただけで「この人には〇〇の能力がある!」なんて見抜けないですもんね。
つまり、努力や成長のほとんどは目に見えない部分であるということです。
だからこそ怠ることもできるし、培うこともできます。
つまり努力とは目に見えない部分を補うことなのです。
また知識が備わっていても振る舞いや意識が欠けていては、成長しているとは言えません。
例えばクレーム対応などでお客様のお話を聞く時。
「話をじっくりと聞かなければいけない」という知識はあるものの、お客様の話を聞く態度や振る舞いが悪かったらお客様の反感は大きくなります。
つまり着飾って美しく見せようとするのではなく、見えない部分を一つずつ養っていくことが大切なのです。
そして重要なことは、土台がしっかりしていないとピラミットはすぐに崩れてしまうということです。
山でもそうですよね。
地盤や根がどっしりと地面を支えているからこそ、緑豊かな葉が育つのです。
そのため努力するためにはまずは土台である、意識や想い、人生哲学について深め、目に見えない部分を培うことが最大の近道なのです。
努力を阻むものは「悩み」
努力や成長を止めてしまうのは「悩み」が原因です。
悩みは尽きず、考え出すと手つかずになってしまうこともありますよね。落ち込みネガティブになって、やる気をなくしてしまうこともあります。
しかし、一度胸に手を当てて考えてみてください。
それは本当にあなたが悩むべき問題でしょうか?
悩みには2種類あり、悩んで解決する問題と悩んでも解決しない問題があります。
悩まなくていいことまで悩んでいるのは努力する時間が削られているといえます。
悩まなくていいことまで悩むのは無駄
例えば税金が高いと不満も漏らし、悩んでいるとします。
国会議員や政治家でない限り、減税に取り組むのは難しいはずですが「国民である」ために関心をもち、税金について悩んでいるのです。
しかしいくら悩んでも納税額は変わりません。
そうなれば日々の固定費を見直したり、収入を増やしたりする方法を考えるほうが得策ではありませんか?
少し飛躍した例えでしたが、悩まなくてもいいことまで悩み、それにより心を消耗している可能性があるということです。
もう少し身近な例を挙げましょう。
不妊治療で悩んでいる友達がいたとします。
その子の話を聞くことくらいはできますが、それ以上は踏み込めませんよね。
話を聞いて同じように悲しむことは大切なことかもしれませんが、共感によってあなたの日常までむしばまれる必要はありません。
その友達のことを日々考え、自分自身のことが手つかずになるのは介入のし過ぎです。
友達のことを思い悩み続ければ子供が生まれるなら悩むべきですが、科学的な根拠はありません。
これらのように悩まなくてもいいことまで悩み、気持ちが落ち込んでいることは気が付かないだけで日常的にあると思います。
何かを悩み、苦しんでいるときにはふと自分に聞いてみてください。
「それは自分で解決できる問題?」と。
解決できる問題であれば、どうすればいいか考えて実行するのみです。
しかし考えてもどうしようもなく結論が出ない場合は、その悩みは一旦隅の方に置いておきましょう。
友達に声をかけるように自分にも優しく
今回は成長マインドセットについてご紹介しました。
成長マインドセットとは努力をするための意識改革であり、山の基盤となる意識や想いが大切であるとお伝えしました。
そして最後にもう一つ大切なことを。
友達に優しく声をかけるように、自分自身にも優しく声をかけてあげましょう。
無理して続ける必要のないことには「見切りをつけて、次に進もう」と自分に言ってあげましょう。
例えば転職したいのに、不満を抱えたまま今の会社でずるずると働いている友達がいたとします。
働き方など不満を取り除くことができるのであれば、その会社を改善することに尽力するべきですが、そうでない場合が大半です。
そのような友達がいたら、あなたならなんて声をかけますか?
友達のことを心配し、明るい未来を望んで「辞めて次の職場探してみたら?」や「少し休んだら?」というのではないですか?
友達には優しく声をかけられるのに、自分になると厳しくなってしまうことありませんか?
「このまま我慢すればいい」「まだ頑張れる」と。
そんなときは友達に声をかけるように自分にも優しく声をかけて、そっと肩を撫でてあげてくださいね!