転職希望者必見!【動機】が大切な理由!

人は行動するときに、行動する「理由」があります。
それが「動機」といわれるものです。

辞書で「動機」を引くと、“ある考えや行いを引き起こす直接の原因となるもの。
「きっかけ」とあります。(『学研小学国語辞典改訂第3版』より)

今回のテーマについての参考図書はこちらです。

『日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと』著:本田晃一

動機は必要

「成功したければ、動機が必要」

このセリフを言った方は、故・竹田和平氏で、日本の実業家であり、投資家であった人物で、その方を師匠にもつ本田晃一さんが書かれた本の中のエピソードです。

日本の大富豪と呼ばれた方に、

「成功するには、どうしたら良いですかね?」

と尋ね、返ってきたセリフが、

「成功したければ、動機が必要。動機があるやつは成功するまで気がもつけど、動機がおらん奴は成功するまで気がもたない。」

というものでした。

つまり、「動機」というのは、何をやりたいかという目的ではなく、どうしてそれをやりたいのかという原因が自分に明確にあるかないか、ということです。

著者の本田さんは、竹田さんに対し加えて尋ねます。

「動機ってどうしたら手に入るんですか?」と。

すると、竹田さんは答えます。

「偉人たちの伝記を読んで、偉人たちの動機を読み解けばいい。」と。

偉人たちの伝記を読んでも、動機がわからなかった本田さんは、後日また竹田さんに偉人たちの動機を尋ねるのですが、そのときに答えている言葉がとても深いのです。

「偉人たちは動機を大きくしていった」

と言うのです。

著者の本田さんは、会社の業績が良くなって、次に何をして良いかわからなくなり、頑張る動機がなくなったとき、偉人の動機を思い出したそうです。

「動機を大きくしていくと、生きがいを見失うことはなくなるんだと思う」とそのときのことを書かれています。

どうしてそれをやりたいのか、を明確にしておくことは、自分を突き動かす原動力を揺るぎないものにすることでもあります。

大成功をおさめた方が、成功するには「動機」が必要と言っているくらい、自分を突き動かすものというのがいかに大事なものかがわかりますね。

ちなみに、竹田さんの動機の源は何かということもこの本に書かれています。

竹田さんの動機の源というのは「いかに与えるか」だそうです。

さまざまな成功者から「与える大切さ」を聞いていた著者の本田さんは、「与えること」は豊かに生きる上で重要なカギになるらしいと述べています。

「与える」という生き方が軸になると、今ある悩みがクリアーになるどころか、周囲の人を輝かせる生き方になっていくのだ、とも書かれています。

最初からここを目指すことは難しいかもしれませんが、まず、自分を突き動かす原動力を見つめてみましょう。

この本では、そのやり方が書いてあります。

「そもそも」で自分を掘り下げよう!

  1. 魔法の言葉「そもそも」で問いかける。
  2. 今までしてきたことを振り返る。
  3. 本当はどこに向かいたいのか知る。

誰でも、自分の方向性を見失うことが多々あります。

人間ですから、仕方ありません。
一生懸命やっているうちに、どうしてこれをやっているんだっけ?と動機を忘れてしまうことがあるのです。
そんなときに、この「そもそも掘り」という質問を投げかけるといいですよ、と書かれています。

人間の行動の動機は、「愛」か「恐れ」である。
「愛」が動機であれば、愛の結果を生むし、「恐れ」が動機であれば、恐れの結果を生んでしまうということですが、

この「そもそも」ということで自分の動機を見つめ直したときに、純粋にそれが「愛」に繋がっていたのならば、愛の結果を生む途中であるということですね。

もちろん、動機さえ持っていれば、やり方は関係ないというわけではなく、きちんとしたやり方で行動していくことは大切なので、うまくいかないときはやり方も見つめ直してみるべきですが、まず何よりも「動機」がしっかりと明確であるということがとても大切だよ、ということが今回伝えたかったことです。

転職や就職で悩まれて、コラムを読んでくださる方が多いと思いますが、

「そもそもどうして転職したいのか。」

「そもそもどうしてその会社に就職したいのか。」

「そもそもどうしてその仕事がやりたいと思ったのか。」

など、様々な「そもそも」の動機を探す質問を自分に投げかけてみてください。

すると、自然と今現在に至る自分の輪郭がみえてくることと思います。

迷いがあるときは、人間は揺らぐものです。揺らぐからこそ迷いが出るともいえます。

そんなとき、

「本当にこのままでいいのだろうか?」

「この選択で間違っていないだろうか?」

と今現在、揺らぐ自分に対しての質問を投げかけてしまうのです。

迷いのある自分が、明確に答えがわかるわけではないのです。それは、質問の仕方が間違っているのです。
だから、余計に不安になってしまいます。

そんなとき、この本に書いてあるように、

「そもそも」を掘り下げてみましょう。

あなたの「動機」は何ですか?

参考図書:『日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと』著:本田晃一

 

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