パリーン!
モアイ君がお年玉をずっと貯めてきた豚の貯金箱を割ってしまいました。
どうしたのでしょう。
なるほど。
一人暮しには自由がありますが、実家よりもお金がかかり、家事なども自分で行わなければなりません。
そのため、モアイ君のように社会人になり、一人暮しをしようか考えつつも、迷っている人もいるでしょう。
そこで今回は、実家を出るべきか、留まるべきか迷っているあなたへ、どちらが良いか判断するための3つの視点をお伝えします。
従来の視点とは異なる視点となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
【1】「自由」VS「楽さ」だけでは決められない
一人暮しと実家暮しを比べる時、よく引き合いに出されるのが、一人暮しの自由さと、実家暮しの楽さです。
ここでいう楽さとは、家事や料理を自分でやらなくても済むことに加え、一人暮しよりお金も掛からないということを指します。
そうです。
しかし、よく引き合いに出されるこの2つの視点で検討していても、答えは出ません。
何故なら、どちらも捨てがたく、誰もが望むことだからです。
ですから、一旦この2つの視点は忘れ、もっとあなた自身に引き付けた視点で考える必要があります。
それが、これからお伝えする3つの視点となります。
【2】「自分の性格」で考える
一人暮しと実家暮し、どちらにも「暮し」という言葉あるように、共通することは「暮らしていく」ということです。
「暮らし」といわれてすぐ浮かぶのは「お金」のことかもしれませんが、一人暮しか実家かを比べる際、「お金」の尺度は一旦忘れて下さいと前章でお伝えしました。
実際、普通に働いていて、浪費をしなければ、一人暮しをしていてお金に困ることはありません。
確かに、実家暮しの方が自由に使えるお金は多いかもしれませんが、それはプラスαの要素であって「暮らしていく」ということの本質ではありません。
では、お金以外で、「暮らしていく」ことを支えるものは何か、それはあなた自身のメンタリティです。
「暮らしていく」ということの実態は、単調な日々の積み重ねであり、それを着実に堅実に積み重ねていけるかは、あなた自身のメンタルが安定しているかに掛かっているからです。
ですから、一人暮しと実家、どちらがあなたがストレスなく暮らしてけいるかを考えてください。
家に誰かがいないと寂しいと感じる人は一人暮しはやめた方がいいでしょう。
するにしても、シェアハウスをお勧めします。
逆に一人が好き、人に干渉されたくない、という人は一人暮しの方が快適でしょう。
お金よりも、あなたがどちらの生活の方が心地良いと感じるかにフォーカスすべきです。
お金は努力と工夫次第でどうにでもなりますが、あなたの性格は変えられないからです。
【3】「家族との関係」で考える
次に、あなたと家族の関係で考えてみましょう。
一緒にいると蕁麻疹が出るほど仲が悪い、もしくは毎晩、川の字になって寝ているほど仲が良い、という極端なケースであれば、判断しやすいでしょう。
前者はすぐに家を出るべきですし、後者は実家に留まる方が幸せでしょう。
問題は、「家族との仲が普通」の場合です。
そして、このパターンである人がほとんどだと思います。
こうした場合、普通の状態で考えていても答えが出ないので、何か意見が対立した時に、家族の意見に納得できることが多いか、できないことが多いかに着目してみてください。
価値観が近いか、遠いか、と置き換えても構いません。
意見が対立しても、家族の意見に(まぁ確かにそうだな)と納得できることが多いなら、無理して家を出ることはないでしょう。
暮らしの中で判断に迷った時、家族の存在がプラスになっていると言えるからです。
しかし、納得できないことが多い場合は、思い切って家を出ることをお勧めします。
そうです。
普段は仲が悪くなくても、意見が対立した時、家族の意見に納得できないことが多いのであれば、家を出て一人で暮らしてみるべきです。
何故なら、一人暮しとは自分で考え、決断し、実行することの繰り返しだからです。
家族と相容れない、あなた自身の判断が通用するかどうか試せますし、仮にうまくいかなくても、後悔することはないでしょう。
先ほどの「性格」の話と被る点もありますが、家族との関係において、自分が協調できるタイプか、自我を通したいタイプかで考えてみてください。
【4】「実家の場所」で考える
一人暮しのメリットは自由に住む場所を選べることです。
それなのに、家賃などの問題から、実家より不便な場所になってしまったら、一人暮しのメリットは半減してしまいます。
実家に戻るたび、(あぁ、こっちの方が便利なのに、何でお金払って不便なところに暮らしてるんだろ…)と思わされることでしょう。
ですから、実家が職場や大きな街に近いなど、便利な場所にある時は、一度、実家付近の賃貸の相場を調べてみることです。
そして、それだけの家賃が出せるか、もしくは、実家より不便な場所になったとしても、実家を出たいと思うかどうかを考えてみてください。
そうです。
一人の方が好き、家族と仲が良くないといった場合は、実家より不便な場所になっても、一人暮しをする方がいいと言えます。
【5】折衷案を取るのもあり
ここまでで述べた3つの視点を「どちらともいえない」を排除し、マストシステムで判断すれば、必ず2対1で一人暮しか実家か、どちらかに結論が出るはずです。
それでも迷いが残る場合は、折衷案を取り、1.5対1.5のような状態にするのもありです。
たとえば下記のようなケースで「一人暮し」という結論が出た場合の折衷案を考えてみましょう。
- 自分の性格=一人暮し(一人が好き)
- 家族との関係=一人暮し(あまり意見は合わない)
- 実家の場所=実家(実家の場所は大きな街などに出るのに便利)
このように一人暮しという結論は出たけれど、実家の利便性の良さを捨てきれない時は、大きな街に行く時など、実家にいる方が便利な時だけ、実家を使わせてもらうようにしてはどうでしょう。
個人的には筆者もそう思います(苦笑)。
しかし、そこはそれぞれの判断だと思います。
そんなダサい真似できるかと思うなら、多少の不便は飲んで実家に頼るのはよせばいいですし、それはそれ、これはこれ、と割り切れるなら上手く実家を利用するのもありでしょう。
まとめ
今回は、一人暮しか、実家暮しかについて、従来の視点とは違う、3つの視点から解説してみました。
3つに共通することは「どちらが心身ともに快適にいられるか」ということです。
今、この問題で悩んでいる人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。