おや?
モアイくんが家に帰ってきても仕事をしています。
どうしたのでしょう。

モアイくんのように、面倒な仕事を後回しにした結果、締め切りに追われて後悔したことがある人もいるでしょう。
そこで今回は面倒な仕事にすぐ取り掛かれるようになる方法についてお伝えします。
目次
【1】面倒な仕事を後回しにするデメリット
面倒な仕事を後回しにすると冒頭のモアイくんのように、後で泣く羽目になります(苦笑)。
それ以外にも以下のようなデメリットがあります。
1-1信用を失う可能性がある
後回しにした結果、締め切りに間に合わなければその仕事を依頼した上司や取引先からの信用を失います。
仮に納期に間に合ったとしても、クオリティを上げる時間的な余裕はないため、良い評価は得られないでしょう。
信用を失うリスクがあったり、追い詰められて必死にやっても評価はされないわけですから、仕事を後回しにするということは合理的に考えれば割に合わないことなのです。
1-2他の業務に支障が出る
夏休みの宿題のように、後回しにした仕事は常に頭の片隅に引っかかっているものです。
ですから、他の仕事をしていても集中しきれない可能性があります。

また、自分が参加してみたいプロジェクトや研修などに、後回しにした仕事のせいで参加できない可能性もあります。
このように、仕事を後回しにすることで、自己成長や新たな仕事に取り組む機会を失ってしまうこともあります。
【2】面倒な仕事を後回しにしてしまう理由
ではなぜ面倒な仕事を後回しにしてしまうのでしょう。

一言で言えばそうなのですが、その「面倒」には以下のような理由が隠れていることがあります。
- 他にやる仕事がある
- 他の人がやってくれる可能性がある
- 慣れない仕事なので失敗するのが怖い
面倒な仕事にすぐ取り掛かれるようになるためには、こうした理由を1つ1つ解消していく必要があります。
【3】面倒な仕事を後回しにしてしまう理由の解消法
2章で述べた面倒な仕事を後回しにしてしまう理由を解消する方法を1つずつ説明していきます。
➀他にやる仕事がある
他にやる仕事があるという理由で後回しにしている場合は、仕事の優先順位を考え直す必要があります。
基本的に仕事の優先順位は締め切りが早い順でつけますが、面倒な仕事は締め切りに関わらず、早めに取り掛かるべきです。
1章のデメリットでも述べたように、面倒な仕事は残しておくと心理的な負担となり、他の仕事のパフォーマンスにも悪影響を与えます。
もし、面倒な仕事をやることで通常業務が滞るようなら、上司や同僚に相談すべきです。
そうした周囲の協力を取り付けるためにも、早めに手を付けるべきです。
➁他の人がやってくれる可能性がある
他の人がやってくれるかもしれないと思って後回しにしている場合は、部署内での仕事の分担を明確にすべきです。
もしくは、その仕事がイレギュラーで分担が決まっていないのであれば、誰がやるか、早めに部署内でコミュニケーションを取るべきです。
「触らぬ神に祟りなし」の精神で結局誰もやらなかった、というのが最悪のパターンです。
そうした事態を避けるためにも、気づいたら率先して、どうするか周りと相談しましょう。

➂慣れない仕事なので失敗するのが怖い
面倒な仕事は普段やらない仕事である場合が多いので、失敗のリスクも上がります。
しかし、それを避けていては仕事は終わりませんし、スキルの向上もありません。
考え方を変えれば、(失敗するなら面倒な仕事の方がいい)とも言えます。

通常業務でも失敗のリスクはあります。
そして通常業務で失敗したら叱責されたり評価が下がる可能性があります。
しかし、難易度の高い面倒な仕事での失敗は、たとえ失敗しても、難易度の高さやイレギュラーな仕事であることが考慮されます。

だからといって失敗してもいいわけではありませんが、考えようによっては、面倒な仕事こそ失敗を恐れずチャレンジできるとも言えるわけです。

失敗するかもしれないから後回しにするのではなく、むしろ、失敗しないために前準備をしっかり整えるためにも、早めに取り掛かるべきです。
【4】面倒な仕事にすぐ取り掛かれるための方法
後回しにしてしまう理由やその解消法が頭でわかっても、なかなかすぐに行動に移せない人もいるでしょう。

この章ではそうした心理的な壁を取り除く方法をお伝えします。
➀少しだけ手を付ける
全て一度にやろうとすると気が重くなるので、少しだけやるつもりでまずは手を付けてみましょう。
難しそうだったり、時間がかかりそうであれば、途中でやめてもOKです。
そう思えば気が楽になるはずです。
手を付けてみれば思いの外すんなり進むこともあります。

➁段取りを把握する
具体的な作業に取り掛かるのが面倒だったり、その時間がないのであれば、段取りだけでも確認しましょう。
どのように仕事を進めるかの道筋が立つだけでも、心理的にだいぶ楽になります。

➂やれるところだけやる
面倒な仕事というのは、往々にして、今の自分のスキル以上のことを求められるものです。
だからこそ、面倒に感じるとも言えます。
しかし、1つ1つの作業を細かく見れば今の自分でもできる作業はあるはずです。
まずはそれをやってしまいましょう。
その上で、どうしてもできない作業については、他の人に頼みましょう。

➃帰り際にやる
面倒な仕事は、あえて帰り際に手を付けるのもお勧めです。
帰り際であれば、通常業務は終わっているでしょうから、他の仕事を気にする必要がありません。
ある意味、その仕事だけに集中できる状況といえます。
しかも、帰り際ということは、定時までの時間も僅かなわけですから、①の「少しだけ手を付ける」ことができる状況でもあるわけです。

帰り際でなくとも、1日の業務の中で時間を決めてその仕事を進めるようにすると良いでしょう。
ポイントは、だらだらやるのではなく、時間を決めてやる、ということです。
時間を決めることで集中できますし、通常業務との両立もできます。
まとめ
今回は面倒な仕事にパッと取り組めるようになる方法についてお伝えしました。
面倒な仕事はつい後回しにしがちですが、後回しにすればするほど、余計面倒なことになります。
今回の記事を参考に、面倒な仕事こそ早めに取り掛かるようにしましょう。