リーダーとして部下やチームを引っ張っていくとき、気合は十分なはずなのになぜか上手くいかないときありますよね。
チームの雰囲気を大切にして部下1人ひとりと信頼関係を築くためには適切なアプローチが必要です。
今回は頼られるリーダーになるための6つのポイントをご紹介します。
これらを実践することでチームの士気が高まり、リーダーとして頼られる存在になるはずです。
目次
指示は明確に
仕事ができるひとは言いたいことを明確にしてから、相手に伝えます。
そうすることで相手と感情や事実の行き違いが少なくなり、的確な情報共有ができます。
まずは言葉にする前に、「何を伝えたいのか」自分の中でまとめてみましょう。
伝えにくいことや気まずさを理由に遠回しに伝えたり、優しく伝えようとしすぎたりすると、かえって相手にも伝わりづらくなってしまいます。
予め伝えたいことを自分の中でまとめることが大切です。
例えば部下が仕事の優先順位を間違えて作業しているとき、「仕事が多くて大変だね。1つ1つ丁寧にこなすのは大切だけど、早く終わらせてほしい事案もあるから、もしよかったら相談してね」では、部下に意図は伝わっていませんよね。
むしろ逆効果で「私は仕事が遅いんだ」と思わせてしまう原因にもなります。
このような場合は「仕事の量多いよね。何からするべきか優先順位をつけてみない?重要なものから先に進めていこう」と伝えることが正解です。
たとえ話で分かりやすく説明
年齢も性別も違う人同士が仕事上コミュニケーションをとる場合には、たとえ話をすることがおすすめです。
相手に合わせた例えば話をすることで、部下は具体的な仕事のイメージを掴みやすくなります。
さらにたとえ話を盛り込むことで、印象に残りやすくなるため忘れられる可能性が低くなります。
よく「コミュニケーションはキャッチボールだ」と例えられますが、この原理と同じですね。
ボールを受けるように相手の意見を受け入れる、ボールを投げるように自分の意見を相手に伝える、「キャッチボール」という具体例によって分かりやすく説明されます。
部下に指導する際は、ぜひたとえ話を織り交ぜてみましょう。
頼み事は「あなただから頼んでいる」と特別感を伝える
誰でもできることよりも、「あなたしかできない」「あなただから頼んでいる」と言われると、自分の自信にもつながり前向きに仕事を引き受けようと思えますよね。
「あなたは他の人とは違う」と間接的に伝えることで相手は評価されていると感じます。
積極的に仕事を引き受けてもらうために、特別感を出して依頼してみましょう。
ただし、多用しすぎはNGです。社交辞令だと思われてしまうため、タイミングをわきまえて使ってみましょう。
意見を肯定する
価値観や考え方は人それぞれです。
部下や上司問わず誰しも自分の意見を持っていて、それらが相手と異なることは当たり前です。
しかしこのことに気づいている人は多いものの、実際に相手の意見を素直に受け入れられる人は少ないですよね。
価値観や考え方が違うことを「当たり前」と捉え、だからこそ意見を交わせる環境をつくることが大切です。
中途入社が多い職場であれば経験も異なってくるため、なおさら多様な考えがあって当然です。
それらをうまく活用してこそチームは成長できるのです。
つまり、自分の意見ばかり主張せず相手の意見を受け入れ、話し合う姿勢を見せることが大切です。
自分の意見が正しいことを相手に主張するばかりでは信頼関係は築けません。
それぞれ価値観が違うこと、意見が異なることを楽しみ、認め合いましょう。
言葉にしていない相手の気持ちを察しよう
何か報告や相談を受けるとき、部下が感情的になり言葉に詰まることがあります。
そういったときは伝えたいことの半分しか言葉にできず、ありのままの心情を伝えるのに大変苦労しているはずです。
この場合言葉にしていない部下の気持ちを探してみましょう。そして、その気持ちを代弁してあげるのです。
「大変だったんだね、1人で抱えてきつかったね。」など気持ちを代弁します。
そして聞き手が相手の感情を言葉にしてあげることで、部下は気持ちが楽になるはずです。
言葉にしていない部分をくみ取ってあげましょう。
部下の心に届き、信頼関係が深まるはずです。
ふとした時の表情に気を配る
部下に突然話しかけられたとき、目もあわせず「何~?」と聞いていたりしませんか?
ふとした瞬間の表情や態度はその人の素です。そしてその瞬間の表情を部下は敏感に感じ取ってしまうものです。
会議では笑顔で明るく振る舞っていても、ふと話しかけられたときに素が出てしまい、相手に怖い印象を与えてしまっては、「怖い上司」になってしまいます。
話しかけられたときは、手を止めて「はい!」と笑顔でその人の方を振り向きましょう。
そうすることで話しかけやすい雰囲気をだすことができます。
いかがでしたでしょうか?どれもすぐに取り組めることです。
毎日少しずつ意識することで、チームの雰囲気や環境は徐々に明るい方向へ向いていくはずです。
ぜひ試してみてください。