【雑談力】で新しいアイデアを生む! その訳とは?

皆さんは、最近会社で雑談していますか?
「雑談なんてしていたら上司ににらまれる・・・」なんて人もいるかも知れません。

でも、実は雑談は、新しい仕事のアイデアを生み出し、業績をアップさせる、とも言われていて、会社をあげて推奨しているところもまであるのです。

今回は、雑談の持つ力と、上手な雑談力の養い方についてご紹介します!

雑談を推奨する会社の事例

投稿レシピサイトで有名なある企業は、この春本社を移転した際、社員が雑談できるスペースを確保したそうです。
また、フロアには食にまつわる植物をたくさん配置して、社員の雑談が生まれる仕組みを作っているそうです。

この企業では、過去に社員の雑談から新事業のアイデアが生まれたこともあり、雑談の持つ力をとても重要視しているのだとか。

ほかにも、社内にフリードリンクスペースやカフェスペースを設けて、社員が気軽に雑談できる場所を提供している会社もあります。

福利厚生という観点からも良い企業イメージがうかがえますが、業績アップに繋がるということを考えて、こうした取り組みをしている部分もあるようです。

雑談の持つ力はどんなもの?

新しい仕事のアイデアが生まれる

社員同士の何気ない会話から、新しい仕事のアイデアが生まれることがあります。
デスクに向かってひとり悶々と考えたり、かたい雰囲気の会議室で社員が頭を突き合わせているだけでは出ていこないような、フレキシブルなアイデアが、軽い雰囲気で話せるシチュエーションで「フッ」と出てきたりするものなのです。

ひと昔前だったら、喫煙ルームがこういった役割を果たしていたのかもしれません。

ただ、今は、喫煙率がかなり下がったこともあり、喫煙ルームよりドリンクスペースなどでちょっとした雑談をすることが、こうしたメリットにつながっているのではないでしょうか。

コミュニケーションがスムーズになり、仕事がはかどる

ドリンクスペースやオフィス内の共有スペースでたまたま居合わせた人とは、自然とちょっとした雑談をしますよね。

その「ちょっとした」時間を持つことで、相手に対する親近感が生まれ、その人との仕事がスムーズに運ぶようになるものです。
そういった親しみが随所にあふれるオフィスは、全体が良い雰囲気になります。
それと同時に、チーム意識も芽生えていきます。

チーム全体の雰囲気が良ければコミュニケーションが円滑に進み、仕事の効率という面を考えてもプラスにはたらくようになるのです。

テレワークでも雑談をする方法

コロナ以降、「雑談がめっきり減ってしまった」と言われています。

確かに、雑談は「さあ、今から雑談するぞ!」といって始めるようなものではなく、「たまたま」同じスペースに居合わせた者同士がちょっとした会話をして和むようなもの。

リモートワークが進む今の環境で、そんな場を持つのは難しいですよね。

ただ、会社によっては社内で利用しているオンライン会議システムの中に雑談部屋を作っているところもあるそうです。

まだ雑談ツールがないという会社にいる方は、システムを導入したり、提案してみてはいかがでしょうか。

雑談力を身につける

雑談の持つ力や大切さは分かっていても、「雑談って苦手・・・」という人もいるでしょう。
また、「部下や後輩とフランクに会話したいけれど、どうしていいか分からない」という人もいるのでは?

そんな人に、雑談や会話の糸口をつかむテクニックをご紹介します。

相手の話にうなずく

自分から話題をふるのが苦手な人は、話しかけられたときに感じよくいることを心がけましょう。
そのポイントは、うなずくことです。

相手が何気ない話をしているそのセンテンスごとにうなずく、そして微笑む。
まずは、そこから始めてみましょう。

社内を意識的にブラブラする

あなたが上司や先輩の立場である場合、部下や後輩と雑談したいのならば、ちょっと意識してフロア内をブラブラしてみましょう。

そして、見かけた社員に話しかけてみましょう。
このとき「どうだ、書類の進捗は?」などと、仕事の話をするのはおすすめできません。

できれば、仕事とは関係のないことがいいでしょう。
例えば、部下がコンビニでコーヒーを買ってきたところだったら「このコーヒー美味しいの? オススメある?」などと質問してみてはいかがでしょうか。
部下がコーヒーにこだわりのある人物だったら、そこから会話が弾みます。

下の立場から上の立場の人に雑談を持ちかけるのは気がひけることで、なかなかしません。
上の立場である自から分が、話をふるようにしましょう。

相手に話をふる

「自分のことを話したい」という人は多いものです。
ですから、雑談力を養いたいなら、相手に話をふることです。

「今日は道は混んでましたか?」「昨日食べていた社食のランチ、美味しかったですか?」
など。
ちょっとしたことや、当たり障りのないことがベターです。
このちょっとした雑談がきっかけで、思わぬ共通点が見つかって、良いコミュニケーションを築く礎になることもありますよ。

まとめ

いかがですか?

雑談の持つ力は大きいものです。
テレワークが進んだり、食事も黙食が推奨されたりと、なかなか気軽に雑談できる環境でなくなってしまった今だからこそ、少し意識して、気軽に会話ができそうなシチュエーションがあれば、ぜひ積極的に「雑談」してみましょう。