梅雨に入って、連日の雨ですね。
じとじと雨が続く毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今朝交差点で右折する際に、数台前の車が右折した先のその先で、右折待ちをしていました。
その結果、交差点が渋滞していました。
大きな交差点だったので、交差点の真ん中で車がとまるとマズいと思い、信号は青だったのですが車が詰まっていたので進まずに待っていました。
すると、後ろからクラクションを鳴らされたのです。
こちらとしては、信号は青というのはわかっていたものの、迷惑のかからない範囲で右折するのを見計らっていたのですが、クラクションを鳴らした人は、早く進みたかったのかもしれません。
しかし私は、モヤモヤしてしまったのです。
クラクションを鳴らされるということが、「早く行けよ!」と追い立てられるように私自身が勝手に感じてモヤモヤしてしまった、ということなのですが、実際のところ、なぜクラクションを鳴らしたのか本当のところは聞いてみないとわからないことなのです。
けれど、私は追い立てられるように感じて、それも私がよそ見をしていたとか、こちらに非があったわけではなくて、前の車が詰まっていたから待っていたという自分なりに進まなかった理由があったので、余計にモヤモヤしたのだと思います。
その後、自分がモヤモヤしていることに気付いて、どうしてモヤモヤしたのかを考えたときに、こちらとしては正当な理由があってとまっていたのにも関わらず、それに対して追い立てられるように感じたからだと思ったのですが、完全に思い込みの世界なのです。
人は誰でも思い込みがあります。
例にとって考えてみましょう。
クラクションを鳴らされるということが、追い立てられるというのは私の思い込みです。
もしかすると後ろの車の運転手は、「信号が青だよ!」と教えてくれるつもりでクラクションを鳴らしたのかもしれません。
真相はわからないのですが、実際に起こる出来事の捉え方というのは、人それぞれ違うという話です。
例えば、コップに半分水が入っているとして、それを「まだ半分も水が入っている!」と感じるのか、「もう半分しか水がない・・・」と感じるのか、捉え方が違うことで、起こる現実に対しての受け止め方が変わるということです。
就職や転職活動をする際も、最初から運命の相手のように、条件も良く、上司も、職場の人間関係も最高の仕事に巡り合える人もいるかもしれませんが、大半の人はなかなかそのようなことはありません。
書類審査で落ちたり、面接で落ちたり、何度も試験を受けることが多いと思います。
そういった出来事に対して、「あぁ、また試験がダメだった。面接のここが悪かった。」という部分までは捉え方として良いと思いますが、
そこからダメだった部分を推測で悲観したり、否定したり、自分の思い込みで〇〇がダメだったのではないだろうか、などとネガティブに思考を発展させていくのは良くありません。
梅雨時期になると、太陽の光が少なくなる分どうしても鬱々としてしまい、ネガティブに考えやすくもなります。
だからこそ、普段からポジティブに考えられるように「捉え方のスイッチ」というものを常に自分の中に用意しておくということをオススメしたいと思います。
物事を俯瞰して考える
車のクラクションの例にあげると、モヤモヤしたときに「どうしてモヤモヤしたのだろう?」と考えることは大切です。
モヤモヤすることをとめるのではなくて、どうしてそう思った、そう感じたのかをひも解いていくのです。
まず、「自分はこう思った・感じた」という点をしっかりと把握します。紙に書きだしても良いですね。
思考の整理ができて大変オススメです。
次に、自分の感じたことや思ったことは「それは事実・本当か?」という点を、第三者視点で考えます。
すると、クラクションを鳴らされることが追い立てられるということは、事実・本当とイコールではありませんね。
単に、私がそう感じたというだけです。
すると、私は追い立てられると思っていた、という思い込みがわかります。
だから、モヤモヤしてしまったのだということも。
第三者の視点で俯瞰して物事を捉える訓練をすることによって、冷静な判断ができますし、自分にとっても俯瞰する視点を常に持っておくということは、自分事と切り離した視点があるので、思い込みによって悩んだりすることが軽減します。
車のクラクションの例で解説しましたが、これはあらゆる出来事に対して活用できる方法なので、大変オススメです。
自分の感覚と俯瞰した感覚、その両方を自分の中に備えておくということです。
どの立場から見ると、そのような考え方になるのか、本当にそうなのだろうか、俯瞰することで、一旦自分の感覚や立場などから離れてみることで、新たな視点がみえるので、自分だけではわからなかったことがみえてくることもあります。
また、アイデアや企画を出すような仕事の場合にも使えますし、そのような職種には、必須といえる視点かもしれません。
職場の人間関係においても有効に活用できます。
あの人から、腹がたつことを言われた!そんなときにも、俯瞰して捉えることで、実は自分の思い込みだったということもあるかもしれません。
みんながネガティブになりやすい時期だからこそ、落ち着いて考えてみませんか。