4月は家族の進学や進級など
さまざまなライフイベントが
発生する時期です。
人生の大きな
ライフイベントを視覚化し
設計する表のことを
ライフプラン表といいます。
この表を作成しておくことで
将来に対する漠然とした不安などを
解消することができます。
そこで今回は
ライフプラン表の作り方について
ご紹介します。
お金の流れを把握する
キャッシュフロー表と
組み合わせた作り方で
お金の流れを把握することもできます。
新年度をきっかけに
作ってみてはいかがでしょうか?
目次
ライフプランとは
ライフプランとは
人生の設計図のことです。
結婚や出産、住宅購入など
人生で起こる大きなイベントを
年表形式の表に書き込み
支出の予定などを
把握するためのものです。
漠然とした未来を
具体的な年表にすることで
いつ、どのくらいの出費があるか分かり
貯蓄額の目標を立てることにも役立ちます。
自分と家族がどんな人生を送りたいかを
話し合いながら作ることで
夫婦の価値観のすり合わせや
将来の家族像のすりあわせにもなります。
例えば子供の進学について
中学受験をするのか
高校受験にするのか
高校は私立か公立か
といったことで支出額は
大きく変わります。
もちろんそのとおりに
進むとは限りませんが
夫婦の価値観を共有する意味で役立ちます。
ライフプランは
同時にお金の流れも書き込める
キャッシュフロー表として
ひとつにまとめるととても便利です。
ライフプラン表を作るメリット
ライフプラン表を作る
主なメリットとして
以下のことがあります。
- 目標に向かって貯蓄ができる
- 将来の漠然とした不安やあせりが解消できる
- 「今から何年後にいくらくらいの支出があるか」ということが明確になる
- 住宅購入の計画が立てやすい
- 保険料の必要額が分かるので、保険の設計に役立つ
- 一時期貯蓄額が減っても教育費のピークなどを過ぎたらまた回復することが分かる
ライフプラン表を作り
支出と収入の流れを知ることで
目標作りや将来の不安を
解消することにつながります。
お金に関する目標設定をすると
自分の働き方を考える
きっかけにもなります。
母親であれば
子供が小学校に入学したら
パートをすればいいのか
それとも保育園に預けて
フルタイムで働いたほうがいいのか
といったことも考えやすくなります。
ライフプラン表・キャッシュフロー表の作り方
ライフプラン表のテンプレートは
ネット上にたくさんあるので
まずそれをダウンロードするなどしてから
以下の手順で作成しましょう。
お金に関することも記入したい人は
「キャッシュフロー表」の
テンプレートをダウンロードしましょう。
もちろん
エクセルなどで
自作することもできます。
準備するもの
家計簿があると便利です。
家計簿をつけていない場合は
おおよそでいいので
月単位の生活費や
教育費の概算を出しましょう。
この他
給与明細・貯蓄額の総額・保険料の
年間支払額が分かるものなどを
準備しておくと
作成がスムーズに進みます。
フォーマットを活用
ライフプラン表は
手書きで作ることもできますし
エクセルやスプレッドシートなどで
作成することもできます。
しかし、計算式などを
入れる必要があるので
少し難しいかもしれません。
テンプレートを
ダウンロードして利用できる
サイトもあるので
そういったものを活用すると
簡単に始めることができます。
ライフイベントを書き込む
家族全員の年齢を書き込みます。
おおよそ現在から20・30年ほどの
年表にします。
子供の入園・入学や進学など
家族のライフイベントを
書き込んでいきます。
住宅購入やリフォーム
車の購入など
確実に決まってはいないイベントも
おおよそでいいので書き込みましょう。
書き込むイベントの基準は
多額の出費が見込まれるものです。
収入を書き込む
手取り収入を書きます。
世帯主の収入・配偶者の収入を
それぞれ書きます。
子供が小さくて今は収入がなくても
「子供が小学校入学後から仕事復帰する」などを
想定している場合は
子供の入学の年から収入を記入します。
児童手当なども収入に含まれるので
給与以外の収入の欄に記載しましょう。
基本生活費を書き込む
年間の支出を書き出します。
住宅関連以外の支出は
すべて基本生活費に含みます。
教育費を書き込む
教育費は、子供の進学や受験の年度に
大幅に上がるので
そのあたりも概算でいいので
書き込みます。
中学から私立・高校から私立などで
大きく変わるので
夫婦で話し合いながら
書き込みましょう。
年間保険料を書き込む
年間の保険料の総額を書き込みます。
公的保険料は含みません。
我が家独自の支出欄
実家が遠い場合は
帰省費用もかなりの額になるので
書き込みます。
その他、海外旅行に行く場合
ペットを飼っている場合など
我が家独自の支出も随時記入します。
貯蓄欄
テンプレートをダウンロードしている場合は
今年の欄に貯蓄額を入力します。
翌年からは、収入から支出を引いたものが
自動で貯蓄欄に入力されていきます。
ライフプランは随時作り直していくもの
ライフプラン表作りは
今では中学や高校の授業でも取り入れられています。
学生時代のライフプランは
もちろんほとんどが想像で
キャッシュフローもありませんが
未来図を描くのにとても有意義なものです。
このように
ライフプランはそのとき自分がいる
ライフステージから見た将来を描くものです。
人生100年時代と言われている今
人生はとても長い道のりですから
随時作り直していく必要があります。
自分のライフイベントに
大きな変化が起きたときや
将来に漠然とした不安をいだいたときなどに
修正を重ね、将来を見通すプランを立てましょう。
まとめ
いかがですか?
今回は
人生の設計図である
ライフプランの作り方について
ご紹介しました。
人生はとても長い道のりです。
自分と家族の設計図となる
ライフプラン表を作って
人生の道標としましょう!