仕事ができる同僚、上司から可愛がられる同僚・・・。
自分より優れている同僚と比べて劣等感を感じてしまったりイライラしてしまったりすることはありませんか?
「どちらかが上でどちらかが下」と、自分と他人をジャッジしてしまうと人は苦しくなります。
そこで今回は、ジャッジせず自分は自分と思えるようになるための方法について解説します。
目次
人と比べるのは自然なこと
人と比べてしまうことに悩んでいる人は多いでしょう。
しかし、比べること自体は自然なことです。
小学生のとき「◯◯ちゃんは走るのが早い」「◯◯君はクラスの人気者だ」など、友達とあれこれ比べましたよね。
比べること自体は普通のことで、相手も自分も認められたり「自分も頑張ろう」と思えればいいことです。
「◯◯くんは優しくて頼りになる。自分の軸もしっかりしている。自分も見習いたい」など、相手の良いところを見習えば自分にとってプラスにもなる感情です。
社会人となった現在では、同じような環境・境遇にいると思っていた同僚や後輩と自分を比べることがあるでしょう。
子供の頃と同じで、比べることで「自分も頑張ろう」と思えれば成長に役立つプラスの感情になります。
比べた後に「どちらが上でどちらが下か」とジャッジすることで苦しみが生まれます。
本来、比べることは違いを認識し違いを楽しむためにあります。
ぜひ、ジャッジしない思考を学びましょう。
人と比べるのはなぜ?
前項でも解説したとおり、人と比べることは自然なことです。
比べることで劣等感に苛まれたり相手を嫌いになってしまうことに問題があります。
では、そのような感情になるのはなぜでしょうか?
多かれ少なかれ人と比べてしまうものですが、性格に起因することもあります。
主な傾向は以下のとおりです。
- 負けず嫌い
- 理想が高い
- プライドが高い
- 自分に自信がない
- 優柔不断
- 自分の成果を見ていない
- 人の良いところを見つけやすい
「負けず嫌い」「理想が高い」「プライドが高い」といった性格の人は、人と比べて自分が優れているか劣っているかということを気にしがちです。
「自分に自信がない」「優柔不断」「自分の成果を見ていない」という人は、やはり人と比べて劣等感を感じ落ち込んでしまいます。
「人の良いところを見つけやすい」というのは、明らかに長所ですが、自分との落差に気づいてしまうことから苦しみが生まれます。
上のような傾向のある人は他人と比べることが問題になりやすい人です。
「自分は自分」でいる方法
他人と比べても自分は自分でいるためにはどうしたら良いのでしょうか?
本項で解説します。
比較するのはいいことである
人と自分を比較するのはいいことだと受け入れましょう。
人と比較するからこそ「自分も頑張ろう」と思えたり「自分には自分のいいところがある」と再認識できたりするものです。
ジャッジしない
ジャッジしないことがもっとも大切です。
「あの人の方が上、自分のほうが下」とジャッジすることは控えましょう。
ジャッジすることは自分を苦しめます。
周りにジャッジしてくる人がいても気にする必要はありません。
自分には他の人にはない良いところがあることを忘れずにいましょう。
自分の得意で勝負する
どこかひとつの部分が誰かよりも劣っていたとして、ほかの部分もすべて自分のほうが劣っているかというと、決してそんなことはありません。
自分のほうが優れている部分、得意な部分があるはずです。
誰かに褒められた経験を思い起こし、そこで勝負しましょう。
素直に褒める
前項でも紹介しましたが、比べる人は「人の良いところを見つけやすい」人でもあります。
人の良いところを見つけられるのは素敵な長所です。
自分が見つけたところを素直に本人に伝えましょう。
比べ合うことで生じる嫌な競争意識も冷ますことができます。
自分も相手も認める
相手を認められずに自分と相手を比べるとき、人はその差に苦しみます。
ジャッジして落ち込んだりイライラしている状態です。
相手を認め、自分のいいところも認めましょう。
お互いに認めあった上でライバル心を抱くことができれば、切磋琢磨しながら成長できるよい関係が築けるでしょう。
相手のいち部分だけを見ていることを認識する
自分が比べているところは相手のいち部分にすぎません。
すべての部分で相手の方が優れているということはあり得ません。
いち部分だけにフォーカスして落ち込むのはもったいないことだと認識しましょう。
自分の軸をしっかり持とう
他人と比べてジャッジしてしまう人は、基本的によく考える人です。
それ故にマイナス思考に陥ることもあります。
思考するのは大切ですが「考えすぎ」に陥っているかもしれません。
そもそも自分は「人より上に立ちたいのでしょうか?」それとも「幸せになりたいのでしょうか?」
人より上に立つことを優先すると幸せではなくなる可能性があります。
ある部分で自分より優れている人は必ずいるからです。
幸せになりたいなら人と比べてジャッジすることはやめ、それぞれ違った部分で優れていることを認識しましょう。
「他人に勝とう」とするとき、軸は他人にあります。
自分の軸をしっかり持ち、自分が幸せになる考え方や行動にシフトしましょう。
まとめ
今回は、他人と自分を比べてしまうことへの対処法について解説しました。
人と比べるのは自然なことです。
「どちらかが上、どちらかが下」とジャッジしてしまうことでさまざまな問題が生じます。
問題を解決するには、自分の軸をしっかりと持ち、「自分は自分」と思える思考を手に入れることです。
誰かと比べて苦しい気持ちになっている人はぜひ実践してみましょう!