夏休みが始まって、はや一週間。
子どもは大喜びで過ごす日々ですが、親にとっては大変なことがたくさんありますね。
特に両親共働きの場合、子どものお昼をどうするか、お留守番の心配など、悩みがたくさんあります。
そこで、今回は夏休み中の子どものお留守番の注意点や、子どもにとっても親にとっても思い出深い夏休みにするためのアイデアについて、ご紹介します。
目次
「ママにとっては大変!」の夏休み問題
夏休み、働くママにとって心配事や悩みのタネといえば、「お昼ごはんをどうするか」「お留守番がちゃんとできるか」「出かけるときに戸締まりをできるか」「ゲームばっかりやってダラダラ過ごしているんじゃないか」「外出した先で事故にあわないか」などなど、数え上げれば尽きません。
学童に預けられればお弁当作りだけですみますが、働き方や子どもの年齢によっては預けることもできず、親の負担増はさけられないものです。
特に、毎日のお昼問題はいちばんの悩みどころ。
年齢にもよりますが、火を使わせることは心配ですし、親が朝作ってレンジでチンして食べてもらうなど、工夫が必要になります。
お留守番させるときの注意点
インターホンや電話の対応
基本的に、インターホンには出ないようにさせたほうがいいでしょう。
宅配は、注文する時点で玄関置き指定するなどしておきましょう。
電話については、「留守だと思われないために、出たほうがいい」という考え方もありますが、子どもの対応いかんによっては「大人がいない」ということを知られてしまうことにもなります。
電話に対応したほうがいいのか悪いのか、各家庭でよく話し合いましょう。
火の使用
火は、基本的に使わせないようにしたほうがいいでしょう。
お昼はレンジでチンすればいいように準備しておきます。毎日のことで負担ならば、ご飯だけ炊いておいておかずは冷凍食品に頼っても大丈夫。
週末などにごちそうを作ってあげましょう。
子どもがある程度成長していたり、日頃から料理に親しんでいる場合は、火を使わせてもいいかもしれませんが、その場合は、「火を使っている間は絶対に目を離さないこと」など、使用時のルールを決めてよく言い聞かせるようにしましょう。
子どもが外出するとき
子どもが小学生くらいだと、戸締まりを忘れて外出してしまうことがあります。
「必ず戸締まりするように」という声がけも大切ですが、玄関に張り紙をしておくなど、子どもの目に必ず止まるようにしておくのが安全です。
生活リズムを崩させない
夏休み中も生活リズムを保つことが大切です。学校に行く日と同じ時間に起こし、「午前中は夏休みの宿題をする」などルールを決めておきましょう。
子どもにいろいろなことを経験させるチャンス
夏休みは、子どもが大きく成長する時間でもあります。
お留守番させる心配も減りますし、子どもが楽しめることをいろいろ考えてみましょう。
主なものは、以下のとおりです。
サマーキャンプ
今年もコロナ禍の夏のため、中止になっていることも多いかもしれませんが、日帰りのキャンプなどを主催している団体があったら申し込んでみてはいかがでしょうか。
子どもにとって、自然とふれあい、自然の中で生きる楽しい体験になります。
習い事をする
新しく習い事を始めたり、夏の間だけ参加できる習い事があるならそれに参加してみたりするのも、子どもにとっていい経験になります。
小学校高学年なら、塾の夏期講習に参加してみてもいいでしょう。
生活にメリハリも付きますし、子どもの得意なことを見つけるいい機会にもなります。
祖父母の家に、子どもだけ行かせる
実際に、おじいちゃんおばあちゃんにお願いしている方も多いでしょう。
パパやママとは違う生活スタイルのおじいちゃんおばあちゃんと過ごすひとときは、子どもにとって思わぬ発見があって楽しいものです。
また、思い切り甘やかしてもらうのも、ときにはいいものです。
普段家ではお手伝いしない子も、祖父母の家では率先してお手伝いをしたりと、子どもの意外な一面が現れたりすることもあります。
毎日一家事お手伝い
子どもには、毎日の役割を与えるようにしましょう。
パパとママが外で働いているときに、子どもも家族というチームの一員として仕事を担ってもらうのです。
内容は年齢や適性に合わせて、一緒に考えてみてはいかがでしょう。
食器洗いや洗濯干し、ペットのお世話など、毎日発生する仕事を与えましょう。
生きる力の土台になりますよ。
働き方を考える
今年の夏休みにはもう間に合わないような話になってしまうかもしれませんが、根本的に働き方を変えるという方法もあります。
「夏休み、子どもだけにはしたくない」「お留守番させるにはまだ幼い」といった場合は、働き方を変えるというのもひとつの方法です。
パートで働いているなら、夏休みに休みやすいパートに変える人もいます。
例えば、学生バイトが多い飲食業だったら、夏休みは学生にたくさんシフトに入ってもらい、自分はお休みを多くするといった方法です。
また、給食のパートや学校の事務、図書室の仕事なども、夏休み中は完全に休みか仕事に行く日が少なくなるので、子どもだけにする時間が少なくすみます。
正社員やフルタイムの場合は、職種にもよりますが、夏休み中だけでも在宅勤務にシフトするよう調整できるようなら、願い出てはいかがでしょうか。
夏休みは、子どもと過ごせる貴重な時間
夏休みは、何回来るのでしょうか?
幼稚園の年少からと考えると、幼稚園の3回、小学校の6回、中学校の3回、高校の3回。
15回です。
しかも、年齢が上がるとともに、親が世話を焼くのはお昼ごはんくらいになっていきます。
こう考えると、親子で過ごす夏休みというのは、とても貴重な時間といえるかもしれません。
子どもが大人になったときに思い出す夏休みが、親子で楽しく過ごした思い出であふれるように、仕事とうまく両立できるようにしてみましょう。
まとめ
いかがですか?
問題山積みの夏休み問題ですが、子どもが成長する大切な時間にできるよう工夫し、そして親子のルールを作って乗り切りましょう!