仕事の【目標設定にはコツがある】モチベーションが上がる目標の作り方

ただ漫然と仕事をしていても、はっきりとした目標がないとなかなかモチベーションが上がらないものです。
仕事をする上で、目標を作るということは、効率化につながりモチベーションアップにも役立ちます。

会社によっては、四半期ごとなどに目標設定をして上司に提出するようなところもあるでしょう。
目標設定は、社員のモチベーション維持に一役買うものなのです。

もし、自分の会社で特に目標設定をすることを義務化されていなかったとしても、自ら目標を設定することはおすすめです。

今回は、目標設定をするメリットとそのポイントについてご紹介します!

目標を作ることのメリット

①自分がやることが明確になる

具体的な目標があることで、自分が取り組む仕事が明確になります。
ダラダラと仕事をすることがなくなり、メリハリが生まれ、上司からの評価にも繋がります。

②仕事が効率的になる

目標、つまりゴールがはっきりしていることで効率的に仕事ができるようになります。
無駄な残業が減り、プライベートな時間が多くなるというメリットもあります。

③モチベーションが上がる

人間は、ゴールがどこにあるか分からないと、どこに向かって歩けばいいのかわからないものです。
そんなとき、いちじるしくモチベーションは下がるもの。
ゴール(=目標)がはっきりしていれば、歩く道筋がはっきりして思考もスッキリ。
ゴールするまでモチベーションを保つことができます。

④達成感が得られる

ゴールにたどり着けたとき、つまり目標を達成できたときに生まれる喜びはひとしおです。
お給料とは別の「達成感」という報酬が、目標を設定することで得られるのです。

目標設定をするときのコツ

具体的な目標にする

目標は具体的であればあるほど、日々の業務が明確になりますし、ゴールまでの道筋がわかりやすくなります。
抽象的な表現でなく、数字や期日を用いた目標にしましょう。

達成可能な目標にする

壮大な目標を立てて見た目だけはすごいものにしても、今の自分からあまりにもかけ離れたレベルの目標設定では、結局、達成意欲がそがれてしまいます。
現在の自分が少し頑張れば達成できることを目標にしましょう。

スモールゴールを作る

設定した目標を達成するまでの間に、いくつかスモールゴールを設定しましょう。
小さなゴールが定期的に用意されていることで、モチベーションが保てます。

その際、具体的な業務内容を数字や期日を用いて設定するようにしましょう。
最終的な目標にたどり着くために、「じゃあ、今週はどうしたらいいのか。今日は何をすべきか」ということが一目瞭然で分かるような内容にすることがコツです。

期限を決める

スモールゴールも含め、目標には必ず期限を設定しましょう。締切があることで、人間は本気を出せるものです。

参考事例ー良い例・悪い例

(参考事例)接客業に従事しており、新人教育を担っている場合

ー悪い目標設定の例ー

「新人がひとりだちできるようにする」

ー良い目標設定の例ー

「6月末までに、新人がひとりで客の来店から帰るまでの接客を完結できるようにする。新人研修項目の基本接客をOJTを通じてすべて終わらせる」

悪い例は、抽象的で期限もはっきりしていません。
これが目標では、毎日いきあたりばったりの教育しかできないことでしょう。
ゴールがぼんやりとしてしまっているので、新人も何を目指せばいいのか分からず、モチベーションが上がりません。

結果、目標達成は難しくなります。

一方、良い例は、期限の設定と具体的なゴールの景色が見えているため、スモールゴールも作りやすくなります。
最終目標を達成するために、「いついつまでにこれを覚えさせる」「次はいついつまでにこのスキルを身に付けさせる」といった具合です。

スモールゴールを通過するたびに新人と喜びを分かち合うことで両者ともに達成感を感じられ、モチベーションも維持できます。

途中経過での振り返りと、目標達成後の振り返りを忘れずに

目標を決めて歩きだしたら、途中で振り返ることが大切です。
自分の歩いている道が目標に向かう道とずれていないか、設定した期限に対していちじるしく遅れが出ていないか、といったことを随時振り返るようにしましょう。

分かりやすい区切りとして、「毎週金曜日に振り返る」「スモールゴールをひとつ達成したら振り返る」などと決めておきましょう。

振り返りのときに、目標とズレが生じていたら、スモールゴールを変更したり、期限を設定し直したりしましょう。

また、ひとつの目標が達成されたときは、改めて全体を振り返ってみましょう。
目標設定は自分のキャリアに合ったものだったか、スモールゴールの設定は適切でモチベーション保持に役立ったか、などを改めて自分で採点し、次の目標設定の参考にしましょう。

まとめ

いかがですか?

目標を設定し、それにそった業務が明確になることで、仕事の達成率は大きくアップします。
会社内で役立つスキルアップだけでなく、自分自身の成長にも役立ちます。

ぜひ、目標設定にトライしてみてくださいね!