人材コーディネーター直伝!【紹介予定派遣】を活用し上手に転職する方法

(2019年12月19日 更新)

皆さんは転職をする際、どの様な方法でお仕事を探されますか?

最近は、インターネット社会です。ひと昔前とは違い、通勤中でも、自宅でテレビを見ながらでも転職先を探すことができる様な時代です。また、お近くの職業安定所、いわゆるハローワークへ行けばスマホやパソコンが無い人でもお仕事を探すことができます。

しかし、転職をしたいと考えても、なかなか働きながらハローワークへ行く時間は確保できません。そのため、インターネットを介して転職情報を閲覧できる様になったことで、より早く情報を得ることができる様なこの時代は転職もスムーズにできる様になりました。

他にも転職をする際に、働きながらでも情報を得ることができる方法があります。

それは、転職斡旋を行う会社を利用することです。例えば、派遣会社などは転職する際うまく活用することができます。

でも派遣では働きたく無いな・・・と思われる方はいるでしょう。

しかし、派遣会社には、実は「正社員」の案件を持っている会社も少なくありません。

ここでは、派遣や正社員ではなく、「紹介予定派遣」を使った上手な転職方法をお伝えします!

紹介予定派遣とは?

紹介予定派遣とは、名前の通り正社員や契約社員など派遣先の直接雇用を前提とした働き方です。派遣期間(最長6ヶ月)を試用期間として捉え、派遣期間終了後、転職者と派遣先企業双方合意のもと社員となるか否かを判断することができます。

派遣期間を試用期間と捉えと記載しましたが、それを行うことにより、実際の仕事内容や職場環境、人間関係などを見極めてから、雇用を切り替えるので、納得の行く転職活動をすることができます!

また、派遣期間中は、派遣元の担当者(営業マン)がサポートしてくれるので、自分だけでは探せなかった企業へ就職するチャンスが広がります。もちろん、双方合意であることが必要な為、自分に合わないと判断した場合、派遣会社を通じてお断りすることができます。

紹介予定派遣を活用するメリット

前述した様に、沢山のメリットがありますので、簡単にご紹介致します。

  • 派遣期間中は派遣会社がサポートしてくれる

紹介予定派遣は、最長6ヶ月「派遣職員」として就業することができます。

その期間中に、トラブルや悩みなどがある場合は、派遣会社がサポートしてくれます。

実際にその会社で直接雇用になろうか迷った時は焦らず相談してみることが良いと思います。

  • 仕事をしながら転職情報が手に入るから安心して次に進むことができる

「転職は考えているけれど、今より良い会社を探せるか情報が先に欲しい」とか「転職活動をしたけど次の会社が決まってから今の会社を辞めたい」など、仕事をしながら転職情報を集めることは、なかなか労力がかかります。

実際に私も転職する際、何度も転職しようと考えたものの、情報を集めることに時間と労力を奪われ、断念したケースが多々ありました。そんな時は派遣会社を利用してみてください。

派遣会社で、正社員のお仕事だけを探しています!と一言伝えておけば、「派遣」としてのお仕事はほぼ紹介されません。働きながらでもメールやL I N E等で転職情報をもらえるので、労力を半減することができます。

  • 未経験でもやってみたかった業種に転職するチャンスがある

経験もスキルも無い!資格もない!そんな方でも全く別の業界へ転職するチャンスがあります!

例えば、ハローワークで求人情報を見ると「有資格者」や「○○経験優遇」などが求人票へ記載されているケースがあります。しかし、実際の企業先では、喉から手が出るほど人材を欲している会社も少なくありません。その為、そういった業界へ転職できるチャンスも転がっているわけです。

そういったリアルな情報を派遣会社は持っています。

実際に私の友人は、前職「介護」を行なっていましたが、紹介予定派遣を介して、「I T」業界へ入職し、今ではしっかり正社員で働いています。

  • 事前に職場環境や人間関係などが分かる

大きなポイントです。実際にインターネットへ掲載されている求人や、ハローワークでの求人を見ても、入職するまではその企業の雰囲気や会社の状態は目にすることはできません。

最近では動画を掲載されている企業も増えてきましたが、それでもリアルな会社雰囲気を知るには、一度働いてみる他ありません。

紹介予定派遣は最長6ヶ月の派遣期間がある為、派遣期間中に職場を「体験」することができるのです!

  • 合わなければ無理に就職しなくて良い

前述している通り、最長6ヶ月間の派遣期間(試用期間)があります。

派遣期間の終了後は、転職者と派遣先企業双方の合意があった場合は、派遣先企業の直接雇用となることができます。その為、もし合わないと思った場合は、直接雇用への入職をしなくても構いません。

紹介予定派遣のデメリット

良いことばかりではありません。デメリットもご紹介致します!

  • 必ず直接雇用に切り替わるわけではない

上記でも記載した通り、転職者と派遣先企業双方の合意が必要です。

その為、転職者が強く雇用の切替を希望したとしても、派遣先企業も同じ意向とは限りません。

  • 有給休暇の起算日が企業によっては遅くなる

基本、有給休暇は入職から6ヶ月後に発生する企業が大半を占めています。

派遣(試用)期間はあくまでも、派遣会社が雇用元となるので、派遣先企業が有給休暇を発生させる義務が生じるのは雇用切替後、正式に入社してから6ヶ月後で良いということです。

但し、中には派遣(試用)期間中も在職期間として通算してくれる企業もある為、一概には言えません。

  • 初年度のボーナスが出ない事も

上記の有給休暇と同様、派遣先企業へ雇用切替が決定し、入社してから雇用期間のカウントが開始される企業が大半です。

その為、雇用が切り替わっても、直ぐにボーナスが支給されないケースがあります。

どんな人が活用しやすい?

では、どの様な人にオススメなのでしょうか。簡単にご説明致します。

  1. 在職中だが、転職を考えている。しかし、現職が忙しく転職活動ができない。

在職中の方で、現職を辞めて転職をしたいけど、現職が忙しく就職活動ができない。

そういう方は、派遣会社に依頼をし、自分にあったお仕事を探してもらうことができます。有効活用してみると良いかもしれません。

  1. 子育てのためにしばらく仕事をしておらず、ブランクがある。

女性は子育ての為にお仕事から離れる人が大半だと思います。子育てがある程度落ち着き、さあ仕事をしよう!と思っても、どの様に仕事を探せば良いかわからない。

またしばらく仕事から離れていることによって、自信が無い。そんな方は紹介予定派遣を利用してみる事も一つの選択かもしれません。

  1. 転職をしたことが無く、どの様に転職活動を行えばいいかわからない。

初めて転職をする方は、まず転職の方法がわからないという方もいます。

転職はしたいけど、実際にやりたい事は特にない、という方は紹介予定派遣を活用してみてください。

  1. 挑戦したい業界があるが、未経験であるため諦めている。

冒頭に記載した通り、未経験でも挑戦できる企業は多数あります。

その為、未経験だから・・・と諦める事なく、まずは応募してみるのも良いかもしれません。

  1. 自分で面接を受けても受からない。

なかなか採用がもらえないという方は特にオススメです。不採用の理由に、履歴書の書き方、リクルートスーツの着こなし、面接日程を決める際の電話応対、面接の話し方・・・など、もしかしたら自分では気付いていないちょっとした事かもしれません。

紹介予定派遣の場合、派遣会社のスタッフがコーディネートしてくれるので、採用率も抜群に上がります。

派遣会社は大手が良いのか?

大手会社は、全国にネットワークを持っており、また大企業の派遣先企業とも取引しています。

その為、大手の派遣会社である方が、全国の求人を見れる分、視野が広がることは間違いありません。

しかし、地元の中小企業の派遣会社も侮れません!地元で長く活動している事から、大手には無い、リアルな情報が転がっているケースは少なくありません。

また、大手の派遣会社は、転勤があることが多くスタッフが変わることがあります。

それに引き替え、地元の中小企業はスタッフが特定の場所でいることが多い事から、地元企業情報を多く抱えていることがあります。

その為どちらが良いかは一概には言えません。転職者の人生背景に沿って、選択することが大切になりますね!但し、紹介予定派遣なので、「労働者派遣事業」と「職業紹介事業」の許可を持っているか、事前に確認してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私は実際に紹介予定派遣という仕組みを活用し、転職して良かったと感じています。

転職をするということは環境の変化から、大きな労力を使います。

今では、インターネット上で沢山の情報を簡単に得られるので、転職先がどんな企業なのか自宅でも収集することができます。

ただ、やはり職場環境や雰囲気などリアルな情報は、インターネットではなかなか得ることができません。

そういう方は一度「紹介予定派遣」という仕組みを活用してみてはいかがでしょうか?

皆様にとって、一助となれれば幸いです。