積極的に転職活動をしているのに、不採用が続くと「どうしてだろう?」と、自信がなくなってしまうこともありますよね。
不採用が続くのには、きちんとした理由があります。
今回は、その理由を知って転職活動をうまく運ばせる方法をご紹介します!
目次
自分が原因でないこともある
不採用になってしまう理由はさまざまですが、すべてが自分の落ち度が原因というわけではありません。
求人を出したものの人材が確保され、採用活動をする必要がなくなってしまった企業もあります。
また、求人内容が詳細でなかったり、曖昧な点があるために、応募側はマッチしていると思って応募しているのに、実際に職務経歴書などを見た採用側が「うちの会社とは違う」と思って不採用にすることもあります。
このように、企業側の問題である場合もあるので、1社2社書類が通らない、というくらいでしたら、それほど気にしなくてもいいでしょう。
しかし、こういった事例があることを加味しても不採用が続くようなら、やはり
「自分の活動のどこかに改善点があるのではないか」と考えたほうがいいでしょう。
不採用になってしまう理由
経験やスキルがミスマッチ
応募企業が求める人材に対して、自分の経験やスキルが足りていない場合は、書類選考の段階で不採用となります。
熱意やポテンシャルだけで採用試験が受けられるのは、新卒採用と第2新卒までと考えたほうがいいでしょう。
応募企業が求める人物像を把握していない
企業側がどんな人を求めているのかを把握せず、企業イメージなどだけで応募しても、求められる人物像とマッチしないため、不採用となってしまいます。
応募書類に熱意が感じられない
転職活動をする際、一社入魂という人はあまりいないと思います。
複数の企業に応募する際、その数だけ作らなければならないのが、履歴書と職務経歴書です。
これらを少し書き換えただけで複数の企業に書類を送っても、不採用となることが多くなります。
また、誤字脱字も不採用の理由になります。
入社後、書類作成をするシーンは多く、誤字脱字が多い人にはそのような仕事は任せられない、と判断されてしまいます。
そのような仕事がないにしても、大切な応募書類に不備が多い人は信頼度が低くなり、種類選考で不採用となってしまうでしょう。
面接の練習が足りていない
面接は人柄や社会人としてのマナーを見られる場面です。
面接で不採用となることが多い人の例をいくつかご紹介します。
- 質問に対する回答が「的」を得ていない
- 志望動機が曖昧
- 意欲が感じられない
- 志望動機や自己PRに矛盾点がある
- 話がまとまっていなくて伝わりづらい
転職活動の改善ポイント
履歴書や職務経歴書の書き方の基本
履歴書や職務経歴書を書くのは、骨の折れる作業です。
しかし、採用されるための第一関門となる、非常に大切なアイテムです。
ぜひ、企業ごとに合わせた志望動機や自己PRを作り込むようにしましょう。
人材紹介会社を通して応募する場合は、キャリアカウンセラーの方が添削してくださる場合が多いです。
そのようなサービスが受けられる場合は、大いに活用しましょう。
職務経歴書に関しては、分かりやすく、ひとつのセンテンスが長くなりすぎないようにしましょう。
読む側の視点に立って、どうしたら全部読んでもらえるか、行間や書体まで工夫してみましょう。
応募企業にあった職務経歴とスキルをアピール
転職を何度か繰り返し、その業種も多方面にわたっている場合、「コロコロ転職を繰り返して何をやりたいかが見えてこない人」という印象になってしまう場合があります。
そのようなときは、応募企業の職種に合わせて、一貫性を作り出すことが必要です。
(参考例)
「出版業界→接客→パソコン教室のアシスタント、という具合に転職を繰り返した」応募企業では、事務職を希望している
- 出版社では、締め切りを守るため、常に合理的に仕事をすすめることを念頭に仕事にのぞんだ
- 接客では、日々の搬入管理などを任されていた。その際、表作成も行っていた。来客や食事の提供など常に優先順位を求められる環境で、瞬時に合理的に動く判断力を養った
- パソコン教室のアシスタントでは、Word・Excel・PowerPointなどのスキルを磨いた
これらの経歴を総合し、事務職に必要なパソコンスキル、合理的に仕事をすすめる処理能力を培ったこと、そのスキルがあることをアピールポイントにします。
このように、業種に一貫性がなくても、応募企業の職種に合わせて一貫性を作り出すことが可能です。
ぜひ、自分の経歴をよく見返してみましょう。
自分の強みは最大限にアピールする
職務経歴書に関しては、スキルの羅列だけではなく、そのスキルがあるために、応募企業でこんなふうに活躍できるなどといったことを書き込みましょう。
その時、経歴はすべて洗い出します。
小さいことに見えてもそれが応募企業の目にとまることもあります。
企業が持つ課題に対して自分が担った役割を具体的に示すことで、応募企業での活躍がクリーンに見えてきて、採用側に良い印象を与えるでしょう。
自分の経験やスキルにマッチした企業を探す
どんなに魅力的な企業を見つけて「ぜひ入社したい!」と思ったとしても、自分の適性やスキルとマッチしていなければ採用されません。
残念ではありますが、マッチしない企業に応募すること自体無駄な苦労になってしまう可能性が高いので、避けるようにしましょう。
面接の練習をする
面接は、人によって得意不得意が出てしまうものかもしれません。
しかし、予習や練習をしておくことでうまく運ばせられるものでもあります。
必ず質問される志望動機や転職理由などを書き起こし、話し言葉として練習しておきましょう。
以下、面接の際のポイントについてご紹介します。
- 志望動機や転職理由を練習しておく
- 面接でよく聞かれる質問について回答を作っておく
- 自分のスキルを入社後どのように活かせるかを話せるようにしておく
- 企業研究をしっかりしておく
- 疑問点を積極的に質問する
- 質問する内容を考えておく
まとめ
いかがですか?
不採用が続く原因を考えることで、自分の転職活動の改善点が見えてきたのではないでしょうか?
自分がダメなのではありません。
応募書類や面接での言動に工夫をすることで、転職活動は好転します。
ぜひ、トライしてみてくださいね。