「今回で転職活動は３回目。転職回数が多いことがネック」
「書類選考や面接で不利になるのではないか？」
「転職回数が多くても内定をもらえる方法を知りたい！」
転職を何度も重ねると、転職活動で不利になるのではないかという悩みを抱えることになります。
確かに、極端に多い場合は企業側も「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか？」という疑念を持ちます。
一方で、許容範囲内の転職回数であればさまざまなスキルを身につけた経歴としてアピールすることもできます。
今回は転職回数が多いという悩みを抱える人のために、内定を勝ち取るための方法について紹介します。
目次
転職回数は何回から「多い」と感じるか？
採用担当者が、応募者の転職回数が何回くらいあると「多い」と感じるかは、年代によって変わってくるものです。
応募者が20代〜30代前半であれば２．３回転職していると「多い」と感じるでしょう。
一方で30代後半より上であれば２．３回の転職はそれほど「多い」という印象にならないでしょう。
転職を何度かくり替えしていても職種や業種に一貫性があれば単純に「転職が多いな」という印象を持たず「ステップアップのための転職」と捉えてくれることもあります。
転職回数が不利になる理由
転職回数が多いということは、その仕事の経験が短いということを表します。
経験が浅いと捉えられるため、スキル不足を懸念されます。
「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか？」と思われることもあります。
書類に転職を重ねたことでのプラス面やスキルなどを示さなければ、単純に「すぐに仕事を辞めてしまう人」という印象で終わってしまい不利になるでしょう。
逆に、転職を重ねてスキルアップしていることを示せれば不利にはなりません。
書類を作成する段階で自己分析を徹底し、スキルや実績を深彫していきましょう。
転職を成功させる秘訣ー書類編ー
転職回数が多くても転職を成功させるための秘訣について解説します。
まずは書類編です。
セールスポイントを考える
自分のセールスポイントをひとつ考え、それを軸に経歴アピールを行います。
まずは自己分析をすることから始めましょう。
キャリアに一貫性をもたせる
キャリア人生を通して一貫して築いてきたことをアピール材料にしましょう。
転職を重ねても築き上げたものがあることを示すことができます。
転職ごとにステップアップしていることを示す
転職をする度にステップアップしている場合は、そのことを大いにアピールできます。
おそらく転職回数が多いことはマイナスと捉えられずにすむでしょう。
実績・経験・スキルをアピールする
実績や経験・スキルをアピールしましょう。
さまざまな職場を経験したからこそ身についたスキルも多いはずです。
経歴は職務内容別にまとめる
職務経歴書は一般的には時系列で経歴を書きますが、転職回数が多い人は仕事別にまとめる「キャリア式」にすることをオススメします。
「キャリア式」にすることで内容が分かりやすくなりますし、自己PRとしても明確なものが示せます。
転職を成功させる秘訣ー面接編ー
続いて転職を成功させる秘訣、面接編です。
今回の転職へのポテンシャルを見せる
「今回の転職を最後にして、内定が出たらずっと働き続けたいと思っている」という強い意思を示しましょう。
「またすぐに辞めてしまう人ではないか？」という面接官の懸念を払拭させるため、自分のポテンシャルを見せましょう。
転職したからこそ得られたものをアピールする
転職回数が多いことをアピール材料にしてしまいましょう。
多くの職場を経験したからこそ得られたものがあるはずです。過去の経歴を振り返って探してみましょう。
転職を成功させる秘訣ーテクニック編・ポイント編ー
転職を成功させる秘訣、最後はテクニック・ポイントについて解説します。
転職回数を偽るのは絶対にNG
応募書類に虚偽の記載をして発覚した場合や、虚偽の書類で入社後に発覚した場合、民法上の不法行為に該当することがあります。
企業側は解雇事由にすることもできます。
解雇されたという事実は、転職回数の比ではないほどのマイナス要素となります。
自分のこれまでのキャリアを偽ることは絶対にやめましょう。
転職市場が活発な時期に活動する
転職市場は活発な時期とそうでない時期があります。
業種などによっても異なるので志望業界の転職市場の動きをよく見て、求人が活発になる時期に合わせて転職をスタートするようにしましょう。
人材不足の業界を狙う
人材不足の業界を狙うのもオススメです。
福祉や介護、ドライバーなど慢性的に人材不足の業界であれば、転職回数がそれほど不利にならずにすみます。
企業研究を徹底する
今回の転職への本気度を示すため、企業研究を徹底しましょう。
企業理念や業界全体の将来像などをよく理解し、自分が貢献できることをアピールしましょう。
まとめ
今回は転職回数が多い人が内定を勝ち取るための方法を「書類編」「面接編」に分けて紹介しました。
採用担当者は、転職回数が何回くらいあると「多い」と感じるか、転職回数の多さが不利になる理由ついても解説しています。
転職を成功させるには、いくつかのテクニックを知り、ポイントを押さえることも必要です。
転職回数の多さを自分の武器に変え、堂々と転職活動を行いましょう！
