「社会復帰したいけれど、ずっと専業主婦だったから不安」
「子供はお留守番できるだろうか・・・」
社会復帰を望んでいるものの踏み出せずに
悶々とする専業主婦は多いものです。
しかし社会復帰するハードルは
自分が思うほど高くないものです。
今回は、専業主婦が社会復帰するメリット
必要な準備、復帰タイミング別に想定されること
専業主婦であることをアピール材料にする方法についてご紹介します。
ぜひ社会復帰の参考にして下さい!
目次
仕事復帰することのメリット
専業主婦が再び仕事に就くことのメリットは
大きく3つあります。
まず、世帯収入が大幅にアップするということです。
夫の昇給があったとしても
月に1万円・2万円程度のことが多いでしょう。
しかし、妻が働き出せば扶養の範囲内だとしても
7万円程度は稼げますし
フルタイムで働けば月に十数万円から数十万円の
世帯収入アップになります。
妻が働くほうが格段に収入を増やすことができるのです。
メリットの2つ目は
社会とのつながりが生まれるということです。
ママ友や地域の人とのつながりは
同じような環境やバックグラウンド同士のつながりに
なりがちです。
働くことで、さまざまな世代や価値観を持つ人と
知り合うことができます。
3つ目は刺激が生まれることです。
働いていない期間が数年だとしても
仕事で使う機器はびっくりするほど進化しています。
もちろん最初は戸惑うでしょうが
自分にとって良い刺激となります。
新しい土地に通うことで
日々さまざまな刺激があるでしょう。
準備しておくことと働き方
社会復帰を想定している人は
働き出す前に準備をしましょう。
子供が幼い場合は
保育園や学童など預け先の
リサーチと確保が必要です。
実家が近ければ両親にサポート可能か
打診しておきましょう。
民間の家事サポートも
リサーチしておくと安心です。
社会人としてのマナーも復習しておきましょう。
以前は何の苦もなくできていた電話対応も
ブランクがあると意外なほど難しく感じるものです。
目指している職業があるなら
資格取得をしておくと
就職活動がかなり有利になります。
事務職を希望する場合は
WordやExcel、PowerPointなどのPCスキルは
ある程度身につけておきましょう。
社会復帰を考えるときに
「正社員でフルタイムで働くこと」
を想定する人もいるかもしれません。
明確な目標があることはいいことですが
ある程度柔軟に考えましょう。
「子供が幼いうちは、1日数時間のパートから始める」
「正社員にこだわらず派遣社員も検討する」
といった柔軟性が必要です。
社会復帰は、心身ともに負担のかかるものです。
ブランクがある上、主婦には家事育児の負担もあります。
前述のように
時代の進化による変化に戸惑うこともあります。
最初は体慣らしをする時間を持つ意味でも
フルタイムや正社員にこだわらず働き出すことが得策です。
社会復帰の3つのタイミング
専業主婦が社会復帰するタイミングはいくつかあり
それぞれメリットとデメリットがあります。
3歳くらいまで
子供が3歳くらいまでに社会復帰をする場合は
ブランクが少ないため仕事上のハードルは低いでしょう。
デメリットとしては
子供が幼いため体調を崩しやすく
頻繁に仕事を休んだり早退しなければなりません。
理解のある企業選びが必要です。
実家が近ければサポートをお願いしましょう。
小学校入学後
出産から7・8年働いていないため
社会復帰することに不安な気持ちが生まれる頃です。
一方で、子供を学童に入れられれば
フルタイムで仕事をすることが可能です。
低学年のうちは体調を崩すこともありますが
幼児の頃に比べてかなり回数は減ります。
小学校では「小4の壁」というものがあります。
小4になると学童がなくなるため
子供は放課後すぐに帰宅することになります。
平日の放課後に習い事や塾を組み込むなど
放課後の過ごし方を工夫する必要があります。
戸締まりも子供に任せる必要があります。
家で留守番をする場合は、火の取り扱いなどについて
ルールを決めておきましょう。
中学入学以降
10年以上のブランクがあると
社会復帰することへの心的ハードルは
かなり高くなります。
事務職などオフィスに勤務する場合は
OA機器も様変わりしているでしょう。
年下上司に対応する必要があることも
想定しておきましょう。
一方で、子供が小学生までの頃と比べ
格段に働きやすくなります。
子供は部活動などで帰宅が遅くなりますし
塾もひとりで行くことができます。
働く時間は企業側の要望に沿うことができるので
その点をアピールしましょう。
専業主婦の経験をアピール材料にする
「ずっと専業主婦だったから自己PRできることがない」
こんなふうに思う人も多いでしょうが
専業主婦だったことは経歴のひとつになります。
役員やPTA活動などで培った
コミュニケーション能力・段取り力などは
スキルとしてアピールできます。
人当たりの良さや対応力も同様です。
専業主婦だった人に適性のある仕事として
コールセンターや家事代行、接客・サービス業などがあります。
上に挙げたスキルは、それらの職種で有利にはたらきます。
ぜひ、子供の園や学校、地域で経験した役割を書き出してみましょう。
まとめ
いかがですか?
今回は、専業主婦の社会復帰をテーマに解説しました。
社会復帰することのメリットと準備しておくべきこと
働き方を柔軟に考える必要性、社会復帰の3つのタイミング
専業主婦の経験を自己PRの材料にできることについて
詳しくご紹介しています。
専業主婦が社会復帰するには不安もあるでしょうが
タイミングを見極めて無理のない範囲で
働き出すといいでしょう。
働くことのメリットはたくさんあります。
ぜひ一歩踏み出してみましょう!