【段取り力】とは？　段取り力を身につけて仕事効率を上げる必須スキル【６つ】

「仕事の段取りが悪くて困っている」
「段取り力を身に着けたいが具体的にどうしたらいいか分からない」
このような悩みを感じる人は多くいます。

「段取り８分」という言葉があるほど、仕事の成果は段取り次第で決まります。
仕事の８割が段取りで決まるのであれば、ぜひとも段取り力を身につけたいものです。

今回は、段取り力をつける方法について解説します。
段取り力を身につけてデキるビジネスパーソンになりたい方は必見です！

段取り力とは？

「段取り」とは、物事がうまく進むように前もって手順を整えることやその心構えのことをいいます。
「段取り力」とは、先を読んで考え、行動できる力、先を読める力のことです。
仕事の大半は段取り力で決まるといっても過言ではありません。

仕事を進める上で段取りした場合とそうでない場合は、仕事のスピード、質、達成度に差が生まれます。
業務が山積していると「早く終わらせなければ！」と焦ってしまい、とにかく目の前にある仕事からこなそうとしがちです。

しかし、ひと呼吸おいて段取りを組むことで、結果的に業務が効率化し早く終わります。
段取りを組む段階で仕事のゴールや全体像を把握しているため、仕事の質も上がります。

段取り力は、デキるビジネスパーソンになる上で大前提となるスキルといえます。

働き方改革の促進が進む現在、業務の効率化が大きな課題となっています。
残業を良しとしない企業も多くなっています。
就業時間の短縮などが進んでいますが、業務量が少なくなっているわけではありません。

限られた時間で質の高い仕事を達成するための鍵となるのが、効率的に業務をこなしていく力、つまり段取り力です。
段取り力があれば無駄な残業をすることも減ります。
ワークライフバランスにもひと役買い、プライベートの時間を充実させることができます。

また、段取りを組んでいると仕事にかかる時間が読めます。
他の仕事を依頼されたときに「対応できるかどうか？」「いつなら対応可能か」ということを瞬時に返答できます。
仕事のモレやミスを防ぐことにもつながります。

段取り力がある人は、周りからの信頼を得られます。
上司からの高い評価も得ることができるでしょう。
ぜひ身につけておきたい力です。

本項では、段取り力を高める方法について解説します。

段取りを組むには、仕事のゴールを意識することが第一段階です。
その際、５W２Hを意識すると効果的です。

５W２Hを明確にして段取りを組んでいきましょう。

大きなゴールに到達するまでには、小さな「to do」をひとつひとつこなしていく必要があります。
タスクを書き出して分解し、「to do」をリストアップしましょう。

洗い出した「to do」に優先順位をつけましょう。
闇雲に仕事に取り掛からないことが大切です。

ただ、ひとつ注意が必要です。
自分が作った優先順位をかたくなに守ろうとしないようにしましょう。
チームで動くものや誰かにサポートをお願いしなければならないものは、周りの状況を見て臨機応変に対応しましょう。

「to do」リストに書き出したタスクの所要時間を書き出しましょう。
日頃からタスクにかかる時間を測っておくことが大切です。
ひとりでは時間がかかりすぎる場合は誰かにサポートを頼むなど、随時考えていきましょう。

段取りを組んだら、事前準備をしましょう。
必要な資料や使用する道具などをセッティングしてから取り掛かりましょう。

仕事は自分の予測通り進まないことがほとんどです。
変更点が発生した場合やアクシデントが起きたときには、随時段取りを再考し、より効率的に進むようシフトしましょう。

段取り力は日常生活でも役立ちます。
家事をする際には段取りよく進めることで時短になりますし、質も高まります。
段取り良くこなし、空いた時間で趣味の時間を楽しんだり、家族の時間をゆったり過ごすこともできます。

段取りの組み方は仕事のときとほぼ同じです。
日常生活で段取りを組む習慣をつけておくと、仕事でも容易に段取りを組めるようになります。
仕事へのトレーニングを兼ねて、日常生活で実践してみましょう。

今回は、段取り力についてご紹介しました。
段取り力とはどんなものか、仕事に段取り力が必要な理由、段取り力を高める必須スキルについて詳しく解説しています。

仕事は、目の前にあるタスクに闇雲に取り掛かっていても目標達成はできません。
一定の質とスピードを保持しつつゴールに到達するためには段取り力が必要です。

段取り力が養われていれば、日常生活でも発揮できよりよい余暇の時間を楽しめます。
ぜひ段取り力を高めるトレーニングを始めましょう！