仕事をしていく上では日々さまざまな事象が起こり、その度に的確に対処していく必要があり、問題解決能力が不可欠です。
問題解決能力を身につければ周りから信頼され、仕事がスムーズに進むようになります。
上司からも評価されます。
さらに日常生活でも役立てることができるスキルです。
そこで今回は、問題解決能力の身につけ方について解説します。
問題解決能力は、考える習慣を身に着け主観的な見方をなくすトレーニングを重ねることで身につきます。
「問題解決能力を身につけて仕事で信頼されるビジネスパーソンになりたい！」という方は必読です。
目次
問題解決能力とは
問題解決能力とは、発生した問題の原因を見つけて分析し、的確な解決策を見つけて解決するスキルです。
問題や課題があったときに問題の本質を見極めて適切な解決策を計画し、実行します。
仕事ではアクシデントやトラブルがつきものであり、どんなときも冷静に対応できるのが問題解決能力が高い人です。
問題には種類があるため、どれに当たるかを見極めて解決法を考えます。
問題解決能力は一朝一夕に身につくものではなく、日頃からさまざまな事象に対して考えるクセをつけ、客観的に物事を見る視点が必要です。
なぜ問題解決能力が必要なのか
仕事では日々課題となることが起こり、それらを合理的にスピーディに解決していくことの繰り返しです。
問題解決能力があれば課題にスムーズに対処していくことができます。
仕事では常に求められる力であり、問題解決能力がない人はビジネスパーソンとして成長していくことは難しいでしょう。
能力があれば上司からの評価も高く出世もできますし、転職する際には市場価値も高くなります。
さらに、このスキルはプライベートで起こるアクシデントや問題に対しても同じように有効です。
身近なところで起こるアクシデントに右往左往するのではなく「どうしたら問題が解決するか」を考えて対処することで物事は良い方向に進みます。
自分の人生を豊かにするためにも身につけておくべきスキルです。
問題の種類
問題の種類には主に３つあります。
発生型
すでに起きている問題で課題となることが明確です。
環境や条件によって自然と発生する問題です。
業務でミスが発生した場合などがこれに当たります。
問題が表面化しているので、比較的簡単に解決策を考えることができます。
「何が問題か、どういった対策をとるべきか」を探って解決できます。
ただ、同じような問題が頻発する場合は業務フロー全体を見直す問題解決能力が必要になります。
設定型
目標を達成する上で発生する問題です。
目標設定をする際、ゴールと現在地には距離があります。
ゴールに至るまでの道が課題となります。
客観的な視点を持ち、課題を自分から具体的に作り出していく力が必要です。
個人やチームで達成する月間目標などを掲げたときに、その目標達成のために必要な課題を見つけ出します。
潜在型
まだ表面化していないけれど、今後発生する可能性がある問題です。
現在は問題になっていないため、先延ばしにしたり見てみないふりをして、いざ表面化したときには大事になっていることもあります。
潜在型の問題に早く気づき解決策を実行する力が必要です。
問題解決能力を身につけるトレーニング
問題解決能力を身につけるには日頃からトレーニングが必要です。
本項で詳しく解説します。
考える習慣をつくる
日頃から物事を疑問に思い、考える習慣を身につけましょう。
なんの疑問も持たず物事に対処するのではなく、ひとつひとつの事象にどんな理由があるのかを考えるクセをつけましょう。
問題解決能力を養うトレーニングになります。
思い込みを捨てる・思考の癖に気づく
主観や先入観にとらわれず客観的に物事を見る視点を持つようにしましょう。
日頃から「これは自分の思い込みではないか？」「違った思考はないだろうか？」と考えましょう。
違った視点を持つことでそれまでの自分にはなかった思考が生まれます。
今までの自分にはなかった思考は問題解決に役立ちます。
問題を紙に書き出す
「問題を客観視しよう」と思っても、頭の中で考えているだけではなかなかうまくは行きません。
問題を紙に書き出し、何を解決すべきなのか分析しどのように実行したらいいかを考えましょう。
紙に書き出すことで頭が整理されます。
「紙に書き出す」作業を繰り返すことで、頭の中だけで分析し解決できるようになります。
まとめ
今回は、問題解決能力を身につけるためのトレーニングについて解説しました。
問題解決能力が必要な理由、問題には種類があることについても解説しています。
問題解決能力をつければ、日々起こる業務上の問題や課題にスムーズに対処でき、周りからの信頼度もアップします。
仕事だけでなく日常生活に起こるさまざまなアクシデントにも対応できるようになります。
ぜひトレーニングを重ねて信頼されるビジネスパーソンとして成長しましょう。
