「上司の指示があいまいで、分かりづらい・・・」への【4つ】の対処法

「課長の指示っていつもあいまいで、いつまでにどこまで仕上げたらいいのか分からない」

「結局自分で考えてやるけど、それが正解だったか分からない」

上司に対するこんな不満を持っている人、多いのではないでしょうか?

そこで今回は、あいまいな指示を出す上司への対処法についてご紹介します!

あいまいな指示を出す上司の思考回路

上司の指示が分かりづらくて、いつも悩まされて困っているという部下は、日本全国にたくさんいます。

まず、念頭に置きたいのは、上司だからといってすべてが秀でているわけではないということです。

名プレーヤーが名監督とイコールにならないのと同じです。

上司は、仕事の実績や会社への貢献が評価され昇進していますが、だからといって上手に指示出しをできるとは限らないのです。

指示を出すのが上手でない上司は、自分が描いているゴールまでの道筋を言葉として表現するのが苦手なのかもしれません。

自分が描いた理想のゴールを、自分のスキルで目指し到達するのは上手でも、それを部下に伝えるのが苦手という可能性があります。

また、無意識に細かい指示を省いてしまうこともあります。

自分は難なくできる仕事だから、そこに説明が必要だと思わない、という場合です。

この他、ただ単に面倒だから、簡単な指示だけ出してあとは丸投げ、という上司もいます。

この場合、結果に対してはあれこれと文句を言ってくるような性格の上司もいます。

あいまいな指示だと、どんな困りごとが発生するの?

まず、指示があいまいだったり分かりづらかったりすると、任された仕事を始める前に、仕事のゴールを自分なりに想像してみて、「これで進めていいのだろうか?」などと悩んでしまったりしますよね。

この「悩む」という時間がもったいないですし、仕事を進めていても「本当にこれで求められているゴールに向かっているのか」と不安な気持ちが常につきまとい、仕事に集中できなくなることもあります。

そして、ようやく仕上げた仕事を上司に提出すると、「ここはこうしてほしかった。そうじゃない」なんて言われたら、落ち込むわ腹立たしいわで、しばらく悶々としてしまうことにもなります。

「だったら、最初から細かく指示出してよ!」というのが、部下としての本音でしょう。

このように、指示があいまいな上司を持つと、どちらにとっても不満が溜まりやすく、仕事の効率面でもマイナスなことが多くなってしまうのです。

あいまい上司への対処法

「過去と他人は変えられない」と、よく言われます。

あいまいな指示を出す上司に変わってほしい、と思ってもそれは難しいこと。

そんな上司への対処法を自分が習得することで、仕事の効率化を目指しましょう。

質問する

指示を出されたときに、疑問に思う点や確認しておきたいところは質問するようにしましょう。

「あいまい」だと思った部分は、すべて質問することで、明確な形にしていきましょう。

指示内容を要約し、聴いてもらう

あいまいな指示だと、それを自分なりに咀嚼してゴールまでを想像することになるでしょう。

その自分の想像と、上司が描くものにズレがあると、後のちやり直しをすることになってしまいます。

そのため、上司からの指示に対して「こういったことでよろしいでしょうか?」と、自分なりに解釈したことを要約して確認するようにしましょう。

もしズレがあれば、この時点で修正できます。

もしかしたら、指示を出された直後にはできないかもしれません。

そういった場合は、一度自分のデスクに持ち帰り、咀嚼して、改めて確認しに行くといいでしょう。

ゴールを共有する

「何を」「いつまでに」「どういった形にするのか」といったことを、上司とすり合わせましょう。

そもそものゴールが上司とずれいてた場合、そのまま突き進んでしまうリスクを回避できます。

仕事内容によりますが、予算・場所・人・規模など、数字で考えられるものはすべて確認して、共通のゴールを持てるようにしましょう。

悩む時間がもったいないと考える

そもそも、指示を出されたときに質問したり確認したりすることに気が引けるという人もいるでしょう。

そうでなくても、上司が高圧的な人柄であった場合、聞きづらい空気もあると思います。

しかし、仕事が目標とした形に仕上がらないことのほうが問題です。

さらに、自分が「これでいいのだろうか?」と悩みながら仕事を進める分だけ、余計な時間がかかります。

勇気を出して、「聞くべきことは聞く。確認したいことは確認する」という姿勢をとりましょう。

自分のこれからに活かそう

部下側の立場だと「もっと的確に指示を出してほしい」「指示があいまいで分かりづらい」などと、上司に対する不満がたまります。

しかし、指示を出すというのは意外に難しいものです。

お話ししたように、得手不得手もあります。

自分が後輩に指示を出す立場になったときには、「こういうところを説明してくれたら作業にスムーズにとりかかれる」と思っているところは、ぜひ言語化して指示を出せる先輩になってください。

そのときに、「指示を出して、自分が望む通りの仕事をしてもらうって案外難しいものなんだな」といった学びがあるかもしれません。

そんなことをこれからの自分の成長に生かしていきましょう。

まとめ

いかがですか?

今回は、上司にも得手不得手があり、指示があいまいになってしまうことがあること、それに対する対処法についてご紹介しました。

今後、自分が上司として指示を出す立場になったときにも生かしていきましょう!