2021年のゴールデンウィークが終わりましたね。
コロナ渦のため、例年通りのレジャーを楽しめたわけではありませんが、それでもたっぷりと休息の時間を持てた人が多いのではないでしょうか?
休み中にリフレッシュして、仕事にイキイキと戻ることができればいいのですが、そうは行かない人も多いようです。
その原因は、よく言われる5月病。
今回は、5月病になってしまう原因と、5月病にならないための対策についてご紹介します。
目次
そもそも5月病って何?
5月病とはよく聞く言葉ですが、一体どういったことを言うのでしょうか?
5月病とは、主にゴールデンウィーク明けに仕事に行きたくなくなったり、職場へ行っても仕事の意欲がわかなかったり、食欲不振になったりといった心身の不調が現れることをいいます。
「なんとなく、体調がベストじゃないなー」と感じるような不調です。
5月に限らず、休み明けには多くの人が少なからず感じる感覚ですが、長い連休の後は、体がうまく仕事モードにシフトできず不調になってしまう人が増えるのです。
5月病の原因は?
では、どうして5月病になるのでしょう?
4月は、転勤や異動、入社など、職場の環境が変わることが多い時期。
緊張感があり、気を張った状態で職場での時間を過ごすことになります。
その疲れをゴールデンウィーク中に癒やすことができればいいのですが、休み明けの職場のことを想像して億劫になったり憂鬱になったりしてしまうことがあります。
また、連休中に生活リズムが崩れることで、出勤日が来ても朝起きるのが辛く、仕事に身が入らない日が続いてしまったりもします。
このように、心や体のバランスが崩れてしまうことが5月病の原因になります。
5月病の症状
主な症状は以下の通りです。
- 朝起きてもスッキリしない
- やる気が出ない
- 食欲がない
- 食べすぎてしまう
- よく眠れない
- 今まで興味を持っていたことに興味が持てなくなる
- 何をしていても楽しくない
- ちょっとしたことでイライラする
- 集中できない
こういった不調を感じる人は、5月病になっているのかもしれません。
5月病になりやすい人はどんな人?
みんな同じように新年度を迎え連休を過ごしたはずなのに、5月病になる人とならない人がいます。
では、どんな人が5月病になりやすいのでしょうか?
大まかに言うと、
- 真面目な人
- 責任感が強い人
- 4月に環境が大きく変わった人
真面目な人や責任感が強い人は、新しく後輩が入ってきたり環境が変わったりすることで、より真面目に、責任感を持って仕事をこなそうとします。
それはとてもいいことなのですが、普段以上にその傾向が強くなると、心は知らず知らずのうちに疲弊してしまいます。
そして、連休中に緊張の糸が切れたことで、もう一度緊張状態を取り戻す気力がなくなってしまうのです。
4月に環境が変わった人は、どんなキャラクターの人だとしても緊張感のある1ヶ月を過ごします。
連休中に緊張の糸が切れてしまって5月病の症状が現れやすくなります。
上の条件に当てはまる人は、少し気をつけてみましょう。
あまり一人で抱え込まず、気を楽にして、「いつもどおりの自分でいいんだ」と言い聞かせることがおすすめです。
5月病を予防する方法
5月病にならないための予防法をご紹介します。
生活リズムを整える
生活リズムが乱れていると、健康的な毎日は送れません。連休中にリズムを崩してしまった人は、仕事の日も休日も同じ時間に起床するようにしてリズムを取り戻しましょう。
十分な睡眠をとる
睡眠はすべての基本です。寝不足にならないよう、寝室ではスマホを見ず、読書などをして眠りにつくようにしましょう。また、寝具なども心地のよいものを選びましょう。
適度な運動をする
筋トレやヨガなど、自分にあった運動を習慣にしましょう。気持ちが明るくなりますよ。週に3・4日程度がおすすめです。毎日ストイックに過度な運動をすることは、かえって健康を害してしまうことがあるので、気をつけましょう。
朝散歩をする
数十分程度の朝の散歩を日課にすると、気分がリフレッシュできます。四季折々の空気を味わってみてはいかがでしょうか。
深呼吸をする
仕事中に5月病の症状を感じたときは、その場でゆっくり深呼吸しましょう。人は、意識しないと浅い呼吸でいることが多いもの。深く深呼吸することで酸素が体中に行き渡り、心も体も満たされますよ。
アロマなどの香りでリラックスする
リラックスさせてくれるアロマの香りやハーブティーなどを楽しむ時間を持ちましょう。心が満たされ、よい睡眠にも繋がります。
太陽の光を浴びる
太陽の光は元気の源です。連休で崩れた生活リズムも、太陽の光を浴びることでリセットできるでしょう。
気の合う同僚や友達とおしゃべりする
鬱々とした気分でいるときでも、人と話すだけで元気が出るものです。コミュニケーションには5月病を吹き飛ばす力がありますよ。
まとめ
いかがですか?
一時的な5月病の症状でしたら、今回ご紹介した予防法をぜひ実践してみてください。
一方、仕事に行けないほどの心身の不調が続く人は、早めに専門医を受診しましょう。
5月は、新緑の美しいとても気持ちの良い季節です。
スマホをしまって顔を上げ、息を大きく吸って5月病を吹き飛ばしてしまいたいものですね!