新型コロナウイルスの猛威に脅かされる日々が始まって、早いもので一年以上が過ぎました。
昨年の今頃は「一年後には元の生活に戻れるのだろう」と思っていた人も多いのではないでしょうか?
けれど実際は、まだ元の生活に戻れる兆しはありません。
仕事上の影響を受け続けている人もいるでしょう。
コロナの終息を待っているだけでは、人生の大切な転機を逃してしまうかもしれません。
今週から始まるゴールデンウィークは、「ゴールデン」にはなりえないない自粛期間ですが、この期間をチャンスととらえ、今できることをする絶好の時間にしてみてはいかがでしょうか。
今回は、「今だからこそできること」、そしてその思考法についてご紹介します。
目次
不安を減らす思考法
新型コロナウイルスの影響が長引いている今、慢性的な不安に包まれている人も多いと思います。
不安な心に押しつぶされないための思考法をご紹介します。
<不安の中身として考えられる例>
- コロナはいつ終息するのだろう・・・
- コロナの影響で仕事が減っている
- コロナの影響で仕事を失いそう
- コロナにかかったらどうしよう
上にあげた不安の内容のうち、「自分で変えられること」と「変えられないこと」に仕分けます。
1に関してー
残念ながら世界レベルの事なので自分が変えることはできません。(泣)
では、2〜4はどうでしょう。
現象そのものは変えられませんが、何かしらの対処ができます。
2に関して―
「仕事が減っている」ということは、逆に考えたら自分がやりたかったことにトライするチャンスです。
副業として何かを始めてもいいでしょう。
意外にも、そちらの方が自分に合っていて本業に変わるかもしれません。
3に関してー
コロナが原因で仕事を失いそうということは、現在勤めている職種がコロナの影響を受けやすい業界であるといえます。
同時に、景気に左右されやすい業界でもある場合があります。
誰もが、「数カ月先に何が起こるか分からない」ということをこの一年で身をもって実感しています。
職業選択を考えたときに、どんな社会情勢にあっても一定の需要がある業界に転職するというのも、ひとつかもしれません。
逆に「コロナで業績が下がる業界にいるけれど、自分はこの業界が好きだ!」ということを再認識している人もいるのでは? そんな人こそ「今できること」を考えましょう。
自分の工夫やアイデア次第で新たなビジネスモデルを構築できるかもしれません。
4に関して―
どんなに感染対策をしていても、やむを得ずコロナに感染してしまうこともあります。
このことの不安はぬぐえません。
けれど、自分の感染対策次第で、ある程度リスクは減らすことができることも分かっていますよね。
「かかるかもしれない」不安は払拭できなくても、「できることはしている」という実績で不安を少なくすることはできるのです。
このように、自分の中にある漠然とした不安を細分化して箇条書きにし、自分で「変えられること」と「変えられないこと」に分けましょう。
変えられることは、どのようにしたらいいかを考えればいいし、「変えられないこと」であれば、考えないことです。
ピンチをチャンスに変える思考力
昨年の自粛期間では、それまではしたくてもできなかったことに取り組んだ人がたくさんいました。
この期間を有意義に過ごした人は、1年経った今の生活に何かしらのプラスの変化をもたらしていることでしょう。
今週から始まるゴールデンウィーク、緊急事態宣言が出ている都府県もありますし、まん延防止等重点措置がとられている地域もあります。
旅行や行楽にはなかなか行けそうにもありません。
このようなときに、「早くコロナ終息しないかなー。終息したらしたいことたくさんあるのに」と思っているだけで、何もしないのではもったいないです。
思考を変えて、外出しづらい今だからこそ、家でできることやひとりでできることに目を向けてみましょう。
遊びにも行かず友だちからの誘いもないというのは、自分と向き合い、向上させる絶好のチャンスです。
「コロナの自粛期間があったから、今の自分がある」と言えるよう、自分にとってのゴールデンな期間にしましょう。
今だからこそできることの具体例
自粛期間にもってこいのチャレンジをいくつかご紹介しましょう。
パソコンの勉強
テレワーク中、ひとりで仕事をしていると出てくる細々としたPC関連の不具合や疑問点。
会社にいれば同僚などに聞けますが、テレワークだとわざわざ聞くのも気が引けます。
この期間にPCの勉強をしておけば、連休明けの仕事がスムーズになります。
Excelの関数やグラフ作成など、自分の苦手分野を重点的に学んでもいいでしょう。また、ショートカットキーを徹底的に暗記しておくのもオススメです。
資格取得の勉強
時間がたっぷりあるこの時間に資格の勉強をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
学生時代に戻った気分で文房具も買い揃え、じっくり取り組んでみては。
自分がやりたい仕事についてじっくり考える
コロナ禍にあって転職を考える人、考えざるを得なくなった人、さまざまいると思います。不安や焦りもあるでしょうが、自粛期間の間だけでもじっくりと「自分のこと」「自分がワクワクできる仕事」について考える時間にしてみては。転職活動にきっと役立つはずです。
この他、仕事に関連することでなくても
「ずっと興味があったことをやってみる」
「家を暮らしやすく整える」
「筋トレやエクササイズをする」
「映画や読書」
など有意義な時間に充ててもいいでしょう。
心のエネルギーチャージになることはもちろん、この期間に楽しんで取り組んだことが、その後の自分の人生に活かせるかもしれません。
まとめ
いかがですか?
できないことに目を向けて嘆くのではなく、今の自分にできることを探して、コロナの時代を生きましょう。
今の時間の過ごし方で、3年後、5年後の自分の成長度合いも変わるかもしれません