専業主婦世帯が多かったのも今はむかし。
共働き世帯の割合は右肩上がりで、今では共働き世帯の方が多くなっています。
すっかり定着した夫婦共働き。
そんな今でも課題となっているのが、夫婦の家事分担についてです。
名もなき家事までリストアップしていけば何百にもなるといわれる家事を、夫婦で上手に分担する方法、さらに家事そのものを減らす方法をご紹介します。
目次
【1】毎日の家事をリストアップする
まずは、毎日の家事をリストアップしましょう。
ここでポイントとなるのが、日々の家事を思い描きながら、1分程度で終わることまでリストアップすることです。
ここが抜けてしまうと、結局よく気づく方がフォローすることになり、のちのち上手くいかなる原因になります。
「毎日の家事リスト」の例
- 洗面所掃除
- トイレ掃除
- 朝の食器洗い
- 洗濯もの干し
- リビングの掃除
- 夕食の準備
- 夜の食器洗い
- シンク掃除
- コンロの掃除
- 風呂掃除
- 洗濯もの畳み
- 洗濯ものをしまう
- ゴミまとめ
- ゴミ出し
- 子どもの習い事の送迎
- (土日など休日)料理の作り置き
など
ここがポイント!
ゴミ出しや食器洗いといってもそれに付随する家事が生まれるので、それらすべてを役割とするのか、細分化したものをさらにどちらが分担するか決めるのか、話し合って決めましょう。
- ゴミ出し ー ゴミをまとめる・ゴミを出す・新しいゴミ袋を設置する
- 食器洗い ー 食器を洗った後の作業台をキレイにする・排水溝のゴミを取り排水溝掃除・コンロの油汚れをとる
毎日の家事リストのほかに、1週間に1回・1カ月に1回程度の掃除リストを作っておくこともおすすめです。
場所別と頻度別にリストアップしておき、見やすい場所に貼っておきます。
週末にきちんとした掃除をするときや大掃除のときにこのリストを見て、その場で分担を決めればいいのです。
子どもを巻き込んでもいいでしょう。
掃除をした日にちを記入することでいつ掃除をしたかが可視化でき、次にいつ掃除をすればいいかの目安になります。
「大掃除やときどき掃除する場所リスト」の例
リビング
- 東の窓
- 南の窓
- 東の窓のカーテン
- 西の窓のカーテン
など
キッチン
- 東の窓
- レンジフード
- 冷蔵庫内
- 食器棚の中
など
【2】担当を決める
リストアップできたら、役割分担を決めましょう。
まずは、時間的に可能なものを割り振ると簡単です。
例えば、残業の多い夫だとしたら、子どもの習い事の送迎は難しいでしょうから、妻が担当。
朝のゴミ出しは夫の出勤時間前なので、ゴミをまとめる作業とゴミ出し、新しいごみ袋の設置まで夫が担当。
といった具合です。
次に、時間的にはどちらでもできるものの分担です。
これは、両者の得手不得手や好き嫌いを加味して決めましょう。
妻の方が料理の手際がいいなら料理は妻が担当。
代わりに夫が食器洗いを担当。
また、土日だけは夫が料理を担当、など曜日で分担を交換してもいいでしょう。
自分のやり方とは違う家事は、新しい発見があることも多いでしょう。
夫婦の働き方によって分担の割合は変わるでしょうから、どちらかに負担がかかりすぎないように気を付けましょう。
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【3】夫がやる気がない場合
やる気のない夫に家事の分担を持ち掛けるのは、難しいですね。
特に、妻がいちど専業主婦になり再就職をした場合は、それまで家事にあまり参加しなかった夫は家事スキルも低いことが多く、本人もハードルが高く感じるため、避けたがるかもしれません。
これを解決するには、選択肢を与えることです。
「洗濯もの干す?食器洗いする?どっちがいい?」
と聞くと、どちらかはしなくてはいけないという前提での話になります。
ぜひ、この魔法の言葉を使ってみましょう。
また、家事スキルの低い夫がやった家事に文句を言わずほめることも大事です。
最初から上手にできる人はいません。
本人のモチベーションを保つためにも、「ほめて伸ばす」。
子育てと同じと考えましょう。
【4】家電をフル活用する
家事の分担も必要ですが、頼れるものは家電に頼るのもおすすめです。
掃除機や雑巾がけをしてくれる家電もありますし、乾燥機能つきの洗濯機で干す手間を省くこともできます。
また、電気圧力鍋を使って料理の時間を短縮する、など。
どれも値が張る家電ですが、共働き家庭を支える心強いサポーターになるのではないでしょうか。
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【5】家事をアウトソーシングする
ネットスーパーや宅配業者を利用して食材の買い出し時間をなくしたり、換気扇の掃除や浴室掃除など労力と時間がかかる掃除を業者に依頼するなど、人に頼めることは頼むという方法もあります。
ネットスーパーなどはすでに利用している方も多いのではないでしょうか。
一方、掃除をアウトソーシングすることはまだ一般的ではないかもしれません。
しかし、掃除のプロに頼むということは、時間が短縮されるだけでなく、プロのスキルでキレイにしてもらえるので、想像以上の喜びがあるかもしれません。
【まとめ】
いかがですか?
実に細かくて多くみえる家事も、リストアップすることで頭の整理になりますし、夫婦で役割分担をすることで、仕事と同じようにシステム化されていくのではないでしょうか。
また、家事そのものを減らす家電や業者に頼る方法も話し合ってみてはいかがでしょうか。
子供の年齢によっては、子どもにも役割を担ってもらってもいいですね。
ぜひ、あなたの家庭にあった家事分担を実現してくださいね。