コロナ禍になってから職場の飲み会や同僚とのランチも減り、職場の人とコミュニケーションをとることも少なくなりました。
リモートワークが普及したこともあり、会社で気軽に雑談をする機会が減った人も多いのではないでしょうか?
「仕事には影響ないのかもしれないけれど、ちょっとした雑談ができない日々が続いて寂しかった」
「コロナ前には普通にしていた雑談。あらためて考えると何を話せばいいのだろう?」
このように考える人もいるでしょう。
今回は、雑談の持つ力と雑談にふさわしい会話のネタについて紹介します!
目次
コロナ禍の影響を受ける「雑談」
最近ではコロナ禍によるさまざまな行動制限もなくなり、以前のような日常を送れるようになったという人も多いでしょう。
リモートワークから出勤中心の体制に戻す企業も増えてきています。
リアルに同僚と会うことで社内で雑談をする機会も増えてきます。
そこでふと心配になるのが「あまり親しくない同僚と何を話せばいいのだろう?」ということではないでしょうか。
コロナ禍をおよそ3年間過ごしたことでコミュニケーション力が下がってきていると実感している人も多いでしょう。
同僚や先輩・後輩と廊下やエレベーター、給湯室などで出くわしたときにする当たり障りのない会話が、雑談です。
仕事とは関係のない無駄なことにも思えますが、ひとことふたこと会話をすることで人間関係は良好になり、仕事の上でもプラスになります。
コロナ禍で衰えてしまった雑談力はぜひとも取り戻したいものです。
職場に雑談が必要な理由
職場で雑談が必要な理由はいくつかあります。
誰かと気楽な会話をすることで気持ちが明るくなります。
話をすることで脳内ホルモンを分泌させ、脳や身体の活性化につながります。
思わぬ共通点が見つかったりすると、お互いに親近感がわきます。
趣味が一緒だったり子供の年齢が近かったり、同郷だったりする同僚に親しみを感じますよね?
親近感を抱いた相手とは仕事の話もしやすくなるし、ちょっとした仕事を頼みたいときにも協力してもらいやすくなります。
雑談というのは、仕事を円滑に進める上であなどれないものです。
雑談からアイデアが生まれると積極的にとりいれる企業もあるほどです。
雑談をすることで得られる効果は非常に大きいもので、適度な時間であればとても有効です。
雑談にオススメのネタ
雑談にオススメの話題を紹介します。
天気の話
天気の話は誰に対しても万能の話題です。
「今朝は本当に寒いですね」
「昨日は夕方から雨でしたけど、ふられる前に帰れました?」
前日や当日の天気の話を話題にすれば、それに対する答えが返ってくるので、1〜2分の雑談に最適です。
出身地の話
出身地の話題は、地元が近ければそれだけで盛り上がります。
郷土料理や有名な観光地のことなどを質問すれば話が広がります。
あまり会話をしたことがなかったときには親しみを感じられなかった相手が、一気に人間味あふれる人に見えてくるものです。
職場付近の話や飲食店の話
相手が入社して間もない社員なら、職場までの穴場的な通勤ルートを教えてあげたりすると感謝されます。
職場近くの美味しいランチのお店の情報交換など、職場の人ならでは共通の話題も盛り上がります。
週末の話
週明けは週末の話題をふるのがオススメです。
「週末は天気が良かったですね。どこかでかけました?」などと話題をふると話が盛り上がりやすいです。
旅行の話
同僚が旅のお土産を会社に持ってきたときなどは会話の糸口になります。
「お土産のお菓子、ありがとうございます。〇〇に旅行に行かれたんですね?どうでした?」
相手も旅の思い出話はしたいものなので、会話も弾みやすくなるでしょう。
雑談力が高い人が実践していること
雑談力が高い人が実践することについて紹介します。
相手の名前を呼ぶ
人はだれでも名前を呼ばれるとうれしいものです。
特に相手が新入社員の場合は「名前を知ってくれている。覚えてくれている」と感じ、それだけで良い印象を与えられます。
あまり親しくない、あまり関わることのない同僚ほど、雑談のときには名前を呼ぶようにしましょう。
質問をする
それほど親しくない同僚と何気ない会話をするというのは、案外難しいものです。
考えすぎるとかえって何も話せなくなることもあります。
おすすめなのは、質問をすることです。
「週末はどこか出かけられました?」
「社員食堂の新メニュー、もう食べましたか?」
など他愛ない内容の質問をすれば、相手はそれに返答します。
数分の雑談はそれでうまくいくでしょう。
あいさつの後に一言
雑談を始めるポイントは、あいさつにひとことを付け加えることです。
「おはようございます。昨日の雨ひどかったですね」
「おはようございます。髪型変えられました?」
あいさつだけで終わってしまうとなんとなく冷たい印象になりますが、そこに一言付け加えると相手も嬉しい気持ちになります。
明るい表情を作る
5月の連休明けには新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、マスクの着用も個人の判断に委ねられます。
およそ3年ぶりにマスクを外してコミュニケーションをとることになります。
マスク生活ではあまり表情を意識せずにすんでいましたが、マスクを外した際には表情もひとつのコミュニケーション手段になります。
マスクを外す日常が戻ってきてもいいように、今から表情筋を鍛えておきましょう。
まとめ
今回は、コロナ禍で減ってしまった職場での雑談を再び始めるための方法について紹介しました。
社内でほんの数分、他愛のない会話を交わすことはお互いのメンタルによい影響を及ぼしますし、仕事を円滑に進める上でもプラスに働きます。
ぜひ積極的に雑談力を高めていきましょう!