【転職活動を成功させる】キャリアの棚卸しのメリットと5つの方法

転職活動をするときに

履歴書や職務経歴書の書き方について調べていると

「キャリアの棚卸しをしよう」

といった文言に出会うことがあるでしょう。

 

しかし、提出書類ではない上に時間のかかる作業なので

ここをスルーしてしまう人も多くいます。

 

そこで今回は

キャリアの棚卸しをする必要性やメリット

方法についてご紹介します。

 

「キャリアの棚卸し」とは

これまで自分が仕事で行ってきたことを

時系列で書き出すことです。

社会人になってから現在まで関わってきた業務を

すべて洗い出します。

社会人生活が長い人にとっては

記憶や書類をたどる骨の折れる作業ですが

この作業を行うことで

自分のキャリアを俯瞰してみることができます。

 

「忘れていたけれど、結構いろいろな仕事に携わり、スキルを身につけてきたんだな」

と気づくことができます。

そして、転職活動の際の会社選びや

自分の適性に合った職種選びに役立ちます。

自分のキャリアにメリハリをつける

台本のようなものになりますので

ぜひ時間をとって行いましょう。

 

「自分は事務職だったから、何も洗い出すことなどない」

という人もいるかもしれませんが

業務を効率的に行うために意識したことなど

日々自分が仕事を進める中で意識したことで十分です。

 

キャリアの棚卸しシートは

ダウンロードできるものがたくさんあるので

それを活用してもいいでしょう。

 

棚卸しをするメリットを知りたい

転職活動の第1段階として

キャリアの棚卸しをすることには

いくつものメリットがあります。

  1. 自分のアピールポイントが明確になる
  2. 履歴書や職務経歴書を書くときの台本代わりになる
  3. 説得力のある書類作成ができる
  4. 異業種や異職種への転職でもすり合わせができる
  5. 採用企業とのミスマッチを防げる
  6. 自分自身を客観視でき、強みの発見につながる
  7. 面接での自己PRにつながる

キャリアの棚卸しは

ただ単にキャリアの年表を作るものではありません。

棚卸しをすることで

自分の強みを発見できます。

強みは自己PRとして使えるため

書類作成の際のベースとなります。

 

さらに、自分の強みを言語化できているので

面接でも説得力をもって発言できます。

時間がかかる作業ですが

書類選考を通過し、面接で好印象を与えるために

ぜひとも取り組むべき行程です。

 

キャリアの棚卸しの方法

具体的に、キャリアの棚卸しとは

どのように行うものでしょうか? 

本項では、その方法について簡単にご紹介します。

職務経歴を記入する

経験職種・職務・在籍年月・具体的な仕事内容を

年表形式で書き出しましょう。

他人に見せるものではないので

作り込む必要はありませんが

できる限り細かく記憶を辿って書き出しましょう。

 

エクセルやスプレッドシートで

簡単な表を作って埋めていってもいいでしょう。

ダウンロードできる棚卸しシートもあるので

活用しましょう。

実績を伴う具体的エピソードを書き出す

実績は数字で具体的に表すようにしましょう。

アピールポイントにつながるようなエピソードも

できるだけ具体的に書き出します。

営業職などでなくても

数字で表すことはできます。

・事務職の場合

「10人の派遣社員をまとめるリーダー的な存在である」

・飲食店勤務の場合

「パート社員が時間内で勤務を終えられるよう

退勤10分前に清掃作業に取り掛かる仕組みを作った」

 

このように、どのような職種の人でも

日々の仕事を見返せば具体的かつ数字で表せることが

たくさんあるはずです。

日々の業務で意識したことを書き出す

自分の過去から現在の業務内容を洗い出したら

各々に対して、自分が仕事を効率良く進めるために

意識していたことなどを書き出しましょう。

仕事に対する責任感をアピールする際の材料になります。

仕事に対する姿勢を書き出す

棚卸しを掘り下げていくと

過去から現在をとおして自分が仕事に取り組む上で

意識していることが見えてきます。

それは「仕事に対する姿勢」です。

 

自己PRの材料になるので

言語化しておきましょう。

自分がアピールしたい強みを決定する

ここまでいろいろ書き出してみると

自分の強みやアピールポイントが見えてくるでしょう。

それをピックアップして、自己PRを書いてみましょう。

棚卸しをせずに転職できたとしても・・・

キャリアの棚卸しは

直接求職活動につながるわけではありません。

そのため必要のないものに感じたり

「やろう」とは思っていても書類選考の期限が迫り

棚卸しをする余裕なく

活動を進めていったりしてしまうこともあるでしょう。

そのまま選考が進んで内定をもらうことができ

「結果オーライ」となるかもしれません。

 

転職後も満足の行く職場環境が与えられているなら

それでいいかもしれません。

ただ問題は、転職後に満足できなかった場合です。

沢山の労力と時間を使って転職活動をしたのに

転職先で不満が募るというのは

ぜひとも避けたいことです。

 

棚卸しをしておけば

このような転職してからのミスマッチを防ぐことができます。

もちろん、転職活動で採用確率を上げる材料にもなります。

週末などの時間を使って

じっくり取り組むことをおすすめします。

 

まとめ

いかがですか?

今回は、キャリアの棚卸しについて

ご紹介しました。

履歴書や職務経歴書を作成する際に

キャリアの棚卸しを行っているかどうかで

その内容や深みに違いが出ます。

第一関門である書類選考を突破するためには

キャリアの棚卸しをしっかり行うことが必須です。

 

さらに、面接での自己PRにも

説得力と一貫性を持たせることができます。

ぜひ、キャリアの棚卸しを行うことから

転職活動を始めてくださいね。